<乳幼児・子供編>

 

Q1 アレルギーがある食物に対する負荷について  

質問者:女性(患者の母親)

歳5ヶ月の息子。自分もアトピーだったが息子が歳半くらいの時半熟卵を持ったところ蕁麻疹がでた。そこで(血液検査をしたところ)卵白にアレルギーが判明し除去すると良くなった。3歳になり(アトピーが)悪化してきたので再度血液検査をしたところ、小麦にもアレルギーがあるとの結果が出た。小麦を除去したところ今はツルツルになってきた。中止(除去)をしたら良くなるという場合、どの程度食べさせていいものか分からない。

A1 美津子先生

アトピーの原因はアレルギーではない。アレルギー説は20年ほど前から否定されているのだが、悪化原因を知りたいというお母さんたちの欲求は大きいと思うし、小児科の医者はアレルギー説が否定されているといってもなかなか態度を変えない。今までステロイドがいいと思っていたら止めにくいし、アレルギーだと言ってきた医者はいきなりアトピーの原因がアレルギーだという説は違うとは言えない。

これがアトピーの原因だと言われたことでお母さんの気持ちが落ち着き、それによってアトピーが良くなったとも考えられる。お母さんの気持ちは子供にとても影響を与える。親子はお互いに影響を与える。

蕁麻疹の出る子が佐藤小児科にも時々いるが、蕁麻疹程度ならすぐに負荷を始めてもらっている。大きくなって負荷を始めると食べるのが難しくなることがある。小麦はうどん1cmから、卵は卵ボーロからとかちょっとずつあげているが、大抵アレルギー反応は出ない。大きくなるとゆでたまごは食べるが玉子焼きの黄色いのは食べないとか、卵が入っているのか聞いて自分の嫌なものだと食べないとかそういうことが出てくる。したがって小さい時に解除出来るならしておいた方がいい。人生80年、その中で誤食は必ずあるのでそのときに本当に具合が悪くなると大変。今は食べて治す時代。卵で蕁麻疹が出たのなら卵ボーロ1/4とかから始め、大丈夫なら少しずつ増やしていくといい。

質問者

蕁麻疹が出たときは小児科など行ったほうがいいのか?

美津子先生

蕁麻疹程度であれば、近くにパッと処方してくれる医者がいたら抗ヒスタミン剤や抗アレルギー剤みたいなものをもらっておいて、飲ませるといい。1時間後くらいがピークで落ち着くはずだが、タオルなどで冷やしてみるのもいい。

 

Q2  考えが相違する身内との付き合い方について

質問者:女性(患者の母親)

4歳半の娘がアトピー。自身も少し小さいころからアトピーの気があったようだが大きくなってからは生活に支障なく、たまに湿疹が出るとステロイドを使ってひいてそのままなど、年に数回くらいなのでステロイドに抵抗なかった。しかし蕎麦アレルギーで自分自身が2回呼吸困難で運ばれたことがあり、娘にもそれがあったら怖いと思い蕎麦だけ食べさせずに2歳くらいで血液検査をしたところ色んな項目に反応がでた。

それまで蕎麦以外は何でも食べさせていたのだが同居している主人の両親に結果をみせたら、「これは食べない方がいいんじゃないのかあれは食べさせないほうがいいんじゃないのか」と言われ出した。それでも元々出てなかったのであげ続けていたものの、弟ができた2歳過ぎ頃から少しずつ(湿疹が)出始め、やはり「これを食べたからではないかあれを食べたからではないか」「病院連れて行け」と言われ病院行くとステロイドを処方された。

子供に塗るのに抵抗があり先生に聞いたらこれくらいなら大丈夫、きちんと塗ってくださいと言われ塗ったらその場は治るがやめたらまた出て、嫌だなぁと思うのだが、家で掻いているとお姑さんとかが「可哀想」「早く治してあげないと可哀想」「血が出ると可哀想」と言う。そうなると自分も掻いているのを見るとイライラして、薬を塗ってもまた出るし、薬がやめられないし、4月から保育園に行ったらまた悪化して、7月に10日間入院してステロイドを使ったものの退院するとまた出るので、やっぱりやめたいなと思い今日参加した。

同居なのでその環境を変えられない中どうしたものかと悩んでいる。

A2 美津子先生

大阪までお姑さんたちと来てください(笑)。周りの大人の意見が違うと子供が振り回される。

だいたい子供は可哀想と言ってくれる人の前で掻く。可哀想と思ってほしいから。子供は賢く特にアトピーの子は賢い。親の弱点が何かを子供は知っている、掻くのが弱点だと知っている。だから掻いたら何かしてくれると考える。そこに焦点がいくと親がしんどい。

アトピーの人は可哀想とよく言われるが、そんなことを言われるのがめちゃくちゃ腹が立つと大人の患者さんなんかはよく言っている。これは差別的発言。車椅子に乗った人に可哀想とは言わない、失礼になる。それとどこが違うのか。湿疹があるから可哀想と子供の前で言うことは、これがあるから私は可哀想な子供なんだと思う、それが一番の問題。自信が無くなる、アトピーがあるために自信がなくなる。そうやって育っていった子が大人になっていきいきとした社会生活を送れるか、難しいと思う。掻くことは仕方ない、あきらめないと。自由に掻かすと掻かなくなる。掻いたらダメというと掻いてというが掻いてあげてはダメ。掻き出すと延々と掻かされる。30分も1時間も気持ちよく掻いてあげることはできないので腹をたてながら掻くのだが、それをまた子供は分かっているから余計に言う。そういう時は「自分で掻きなさい」と言う。掻いて痛くなったら「それは痛くても治る、血が出ても治るから大丈夫」と言いなさい。掻くから痛い、掻くから血が出るというのは掻いたらダメと言っているのと同じこと。親が振り回されないように。

それと下にお子さんができると大抵悪くなる。ストレスが大きな原因なのだが、このあたりは藤澤先生に・・・

藤澤先生

“下の子ができた”“保育所に入った”で悪化するのに共通しているのはストレス。

したがってストレスを緩和してあげることに神経を使うとうまくいく。子供のストレス緩和には叱るのではなく、それ以上に褒めてあげるのが大事。例えばちょっと掻いていないときがあると「今日は掻いてないねぇすごいねぇ!」と言うといい方向にいく。それと家族が仲良くすること。お父さんお母さんが仲良くすること。考え方の相違はなくして平和でいつもニコニコしている家庭で過ごすといい。

佐藤先生

食物アレルギーのガイドラインで議論があったが、今調べている検査でわかるのはⅠ型の蕁麻疹のタイプの反応だけ。検査が陽性だからといって湿疹になっていることとは関係なく、検査は無意味。したがって検査結果で話をすること自体が私にとっては馬鹿らしいこと。蕁麻疹が出たら一応注意をする必要があるが、アナフィラキシーになることがなければさほど気にすることではない。外来で3世代一緒にきて話をすることもある。火曜木曜に来てもらえばいいが待ち時間がとても長くなるかもしれないので承知してほしい。

 

Q3  入浴について

質問者:女性(患者の母親)

12歳の子供。生後1ヵ月から湿疹が出始め、5ヶ月の時予防接種でショック症状を起こし入院。命の保証ができないと言われ強いステロイドを使った。その後ステロイド自体に賛成できなかったのでやめられる病院に転院。1歳くらいで体重が5kgしかなく首がやっと座った程度だった。転院した病院に不信感も出てきて湯治生活をしてきて今はステロイドを使わずに九州の温泉を取り寄せて1日に何回も入れている。6年生で一度良くなったがイジメが原因で一人で歩けないほどにもなった。掻くことは止めないが風呂に入りなさいとはよく言っている。講演で風呂に入らないほうがいいと言っていたが、赤ちゃんではなく12歳くらいでも風呂に入らなくて良いのか。

A3  藤澤先生

風呂に入らないのがいかにいいかを理解してほしい。人類の歴史から学べとはよくいうが、人間の発祥は5万年前。我々はその間どうやって風呂に入っていたかを考える。昔はずっと風呂なんて入っていなかった。江戸時代になると江戸市民は風呂が好きでよく入っていたが1日何度もというのはもちろんないし、当然石鹸もなかった。石鹸は明治以降の裕福な一部のみ。代わりに灰や米糠を使っていたので洗浄力が大変弱い。そういう中でやっていけるようになっているのが私たちの体。汗・垢・脂は老廃物ではなくて保護膜である。犬や猫のように毛がないので。ひと月入るのをやめてみて。1週間でもいい。保湿剤は使ってはダメ。すごく良くなるはず。ダメなら阪南中央病院へ行くといい。

 

<成人編>

 

Q1  肌の黒ずみと赤みについて

質問者:男性

現在大学生。小さい頃からアトピーを持っている。高校卒業して大学に入る際に顔が真っ赤になり汁もダラダラでどうしていいか分からずに、兵庫県の玉置先生のもとで三週間ほど入院した。入院するとガビガビになった後綺麗になったのだが退院すると徐々に悪化。大学に通っていると周りの人の目もあり先生にお願いしてステロイドを使ったりもしていたが、使って赤みを抑えてもすぐにまた1週間ほどで蘇ってくる。そういう繰り返しなので今年6月くらいからステロイドを全く使わないようになった。それでも今でも両頬とおでこが赤くてガサガサしている。

元々そんなに顔とかが黒くなかったのだが中学3年→高校→大学とあがるにつれどんどん顔が赤黒くなってきた。なぜそうなるのか。脱ステロイドをこのまま続けていって顔の赤みはひいてくるのか。

A1  藤澤先生

玉置先生は優しく脱ステロイドにも詳しい先生。我々とも交流があり、ある意味同志である。脱軟は勧めておられるのか?

質問者

特に勧めておらずどちらでもいいというような指導だと思う。

藤澤先生

心の問題をとても大切にされる先生なので、無理強いをなさっていないのではと思う。講演内容でご理解いただけたかと思うが、脱保湿というか脱軟をしっかりやられると結果が少し出てくるのではないか。黒くなるのは軟膏の副作用の可能性もある。水島代表も自分があった数年の間で肌の色が良くなっているように思うのだが、これは脱軟をしっかり進めているからではないかと思う。佐藤先生から脱軟の指導を受け、玉置先生から心のフォローをしっかり受ければいいのではないか。

佐藤先生

肌の黒さは炎症が長い間あったから黒くなっているのではないかと思う。逆に言えば炎症が治まって塗るのをやめていけば一時的に悪くなるかもしれないが徐々に良くなると思う。赤みも時間かければ徐々に良くなると思う。

 

Q2  鍼治療の効果について

質問者:男性

体験上の話と質問をしたい。

60歳ちょっとの鍼灸師。一番最初にアトピーが出たのが35歳くらいで新築の家に入って23年するかしないかでアトピーと鼻炎を発症したように思う。しかしアトピーは軽くズボンのベルトの後ろ側が腫れ上がるくらいで、10年程ステロイドをもらっていたがそんなに酷くならなかったのでそのまま10年経過した。その後鍼の勉強をすることになり、腫れているところに深さ2~3mmで鍼をしていくと3回くらい1週間もしないうちで(腫れが)取れていった。これはどういうことなのか。新築だったのでシックハウス症候群かと当時考えていたが、今日の話を聞くとストレスが原因だったのかとも思う。痒みについても鍼をすると取れる。痒い時は親指と人差し指を使ってクリクリっとすると改善される。講演中に痒みをとることは薬以外ではできないだろうと言われていたが、鍼とか指先での刺激によっても改善をするということで、鍼も脱ステの中に考慮していただけたらありがたいなと思うのだが、そのあたりの考え方についてうかがいたい。

A2  佐藤先生

申し訳ないが鍼や漢方を私は勉強をしたことがないのでお答えできない。それがうまくいくのであればいいと思う。

質問者

鍼をすることによって皮膚表面の血行を良くすると言うのが改善するとは考えられるか?

佐藤先生

それも勉強していないので申し訳ないが分からない。

 

Q3  各脱ステ医の考え方や治療法の違いについて

質問者:女性

現在25歳。今年の4月から脱ステ脱保湿をしているが、その前にも何件か脱ステを掲げている皮膚科に受診した。その中でも脱ステをしている先生の本を読まないと受診ができないとか、脱ステを掲げているが皮膚科のローションとサプリメントを飲まないといけないなど、脱ステをしている皮膚科の中でも考え方が様々。

自分は藤澤先生の本に出会いガビガビ療法を知ってようやく脱ステと脱保湿を両方一緒にやろうと踏み切ったのだが、今日の先生方は脱ステロイドのやり方が違う皮膚科や先生に対しどういう風に考えているか質問したい。

A3 佐藤先生

それぞれの先生が自分の経験で言われているので私が何か言える立場ではない。あとは患者さんに選んでもらうしかないのではと考える。

水島(atopic代表)

お医者さんも相性がある。自分が話して信じられると思うお医者さんを見つけるのが大事。標準治療でも薬も違うし塗る回数も違う。色々な先生がいて、評判が良いと言われる病院が全て同じやり方かといえばそうではないので、やはり自分で探すしかないと思う。

 

Q4  改善しない症状について

質問者:女性

広島に住む学生。2年ほど前に佐藤先生が広島で講演会をされた時くらいから隅田先生のもとで脱ステロイドを始めて半年ほど続けたが、学校で人に接するのがあまりに辛く断念した。その後半年ステロイド治療に戻ったもののやはり疑問を感じたのでもう一度脱ステロイドを始めたのが1年半ほど前。症状として顔のガサガサメキメキとした状態が以後改善されない。顔の一部や首、喉が全面、体の一部から汁がダラダラ出る状態が続き停滞している気がする。小さな波はあるが、停滞しているというのが自分でとても不安。これから先長い目で見なければいけないという覚悟はしているのだが、もう少し改善に向かっていくポイントなどがあればうかがえたらなと思う。

A4  佐藤先生

運動できているか?

質問者

実習と勉強で運動の時間はなかなか取れていない。

佐藤先生

入院中でもそうなのだが、運動していないとそういう状態があまり前に進まないようである。確かに色々忙しいのは分かるのだが、何とかして運動などで自分の心臓と肺を強くしていかないと皮膚も強くならないと思う。あまり勉強しすぎんとスポーツにも力を入れると初めてちょっと良くなるのかなと思った。そこから先の細かいことになると、外来受診を重ねてもらったり入院をしてもらい話を詳しく聞かないと無責任なことはい言えないので分からない。

水島(atopic代表)

入院すると自分の生活でこんなところが間違っていたかとか、こういうことをしてたんだというのを改めて発見できる。今の段階では完璧だと思っていても人がやっているのを見たり先生から話を毎日聞いたりすると、こんなところが間違っていたのかと分かる。それで先生は外来や入院を勧めているのだと思う。外来は正直に話さないと、嘘ついて話していると停滞や悪化の原因が分からないので意味がないが。

 

Q5  ステロイドを殆ど使用していなくても治らない症状と痒みについて

質問者:男性

ステロイドを殆ど使わずに本来のアトピーの症状を抱えて39歳になった。肘や膝の裏などにずっと症状があり子供の頃から(体が)弱くなっている。夏は汗をかけば症状が悪くなるし、ちょっとしたことで痒みが治らない状況が続いている。そういう症状に対してはどういう形でつきあっていけばいいのか。

A5  佐藤先生

まず質問だが、全くステロイドを使ったことはないか?

質問者

今まででチューブを2本か3本くらい。

佐藤先生

いつごろ?

質問者

大人になってからの自分の判断で少し使った程度。子供の時とかは使わずにきた。

佐藤先生

外用の頻度はどれくらい?

質問者

本当に使っていない。39歳までで2~3本どうしても使いたい時くらいで後は自然に治るのを一番にしてきた。

佐藤先生

人によってステロイドに対する感受性はとても違う。あなたがどちらになるか分からないが、ちょこちょこっと塗っていることが多少なりとも影響があるのでやめるのが1つ。もう1つは肘と膝、関節の内側だけとすると夏が悪くなるなら汗をよく吸うような物を着るなどしてもよくなることもある。その先は一般論での話はできるが、個人的にどうするのがいいかはやはり直接診せてもらわないときっちりしたことは言えない。

 

Q6 配偶者に対する脱ステの勧め、入院治療について

質問者:女性

主人がアトピーだが、(自分は)アトピーという病気を結婚してから知った。プロトピックも軟膏も長い間使っている。脱ステロイドできたらいいなと思うのだが、子供も4人いてちょっと勇気がいる。入院はどれくらいの期間がかかるのか?

A6  佐藤先生

平均でしか言えないが45日。長いと4~5ヶ月、短いと2~3週間。

すぐに入院ということを考えずに、外来でできる治療をまずやっていく方がいいと思う。過去にこういうことがあった。高校2年生の人で、ステロイドはやめたいが学校に行き続けたいので、在学中は顔はきちっとしておきたい、体はどうでもいいという希望があった。まず隠れた体から脱ステロイド治療を始め、高校卒業後顔をどうするかという時に初めて入院を考えるというケースもあった。

質問者

(阪南中央病院の)予約はすぐに取れるのか?

佐藤先生

予約制ではないので火曜日と木曜日に来てもらえばいい。ただしさっきも言ったように待ち時間がものすごく長くなるかもしれない。特に初診の場合は。再診患者に関しては一応予約制になっているので、初診の人がどうしても遅れてしまう。酷い時はめちゃくちゃ遅くなったこともある。最近は朝の外来が終わるのが15時くらいで、酷い時は最高が20時10分だった。7時間待ってもらった人がいる。

水島(atopic代表)

ご主人は(今日の講演会に)来ている?

質問者

来ていない。

水島(atopic代表)

ご主人は(脱ステ)をする気ある?

質問者

(本人に脱ステしてほしい旨を)話していない。

水島(atopic代表)

それでは無理だろう。

本人の意思が決まらないと難しい。脱ステロイド脱保湿はそんなに簡単なものではないので、最後は恨まれるかもしれない。「お前が脱ステしろと言ったからしたらこんなになった、どうしてくれるんだ」と言われることもあるくらい、離脱は人によって違うが酷い。子供なら幼稚園までは親の医師でも構わないが、小学生だといろんなことが判断できる高学年になってから自分でしたいかどうかよく相談して判断するのがベスト。

 

Q7  アトピー以外の症状と薬の服用について

質問者:女性

京都から来た。去年の春くらいから顔に湿疹ができ、歯科金属アレルギーではないかと言われ歯科から島津先生を紹介してもらい、金属を全て抜いてセラミックに変えた。手の平に湿疹も昔からあったが金属を抜いた頃からなくなってきた。反対に手の甲に今までなかった湿疹ができ、今も島津医院に通っていて薬を複数飲んでいる。

ヘルペスも関係しているらしい。血液検査でバソプレシンが非常に高いと言われた。時間と共に経過を見るしかないと言われた今日の体験談を聞いていると何も薬を飲んでいない何もしていないがアトピーが改善したとおっしゃっていた。私もそうしていきたいのだが、バソプレシンとかの数値が高いと薬を飲んでないといけないのか。

A7 佐藤先生

バソプレシンが高いからといって薬を飲む必要はない。

質問者

ヘルペスが関係するとパルトレックスとかは飲むべきか?

佐藤先生

“本当にヘルペスなら”飲んだらいい。

質問者

ヘルペスの数値も高いと言われた。

佐藤先生

それはあんまりアテにならない。数値は人によって高い人もいるし低い人もいる。本当に感染した時と感染していない時に採血し、二つの血液を同時に調べないと正確なデータがでない。感染していない時の血を調べていないのでなんとも言えない。

質問者

何回か佐藤先生のところにも紹介はしてあげると言われていたのだがずるずると長引いてきたので、一度先生の話を聞きたくて講演会に参加した。ビタミンとかは飲んでいた方が治りやすいのか?

佐藤先生

普通に食事をしていたらビタミン剤はいらない。

質問者

何も飲まないという治療にしていきたいというのであればそれを先生に伝えていくしかないか?

佐藤先生

そうだと思う。

 

Q8  諸外国のステロイド問題について

質問者:S医師

11年前の日本皮膚科学会西部支部総会の講演の感想文に入っていることですが、アトピー皮膚炎は特に日本特有のものだと思っていたのだが、フランスでも日本と全く同じような問題が現在起こっているとフランスの教授が言っている。成人型アトピーが増えてしかもステロイドを嫌がる患者が増えているのは日本だけではない。広島であったアレルギー学会でもドイツ・イギリスあたりで同じような現象があるという抄録があったのだが外国の状況に関して教えてほしい。

A8  佐藤先生

韓国なんかでは(これらの問題が)だいぶ増えているらしい。国家的なプロジェクトなんかも作っているようだ。アメリカでもぼちぼちそういうことが問題になっている。例えば女性が髭剃りあとにステロイドを塗っているということを問題に揚げている先生がおりそういう関係の論文を書いている先生がいる。あとはあまり表に出てこない。ステロイドを塗ればいいという話ばかりが出てくるが、しかし(水面下では)進んでいるのではと思う。

もう一つは漢方薬の中にステロイドが入っていないと言いながら実際はステロイドを入れている物がかなり販売されているらしい。どれくらい広がっているかが分からないのだが、かなり問題があるのではと思っている。

 

Q9  痔とステロイドについて

質問者:女性

講演の途中に痔とステロイドの話を後でしますと聞いたような気がするのだがその辺を教えてほしい。

A9  佐藤先生

ポステリザンというのにステロイドが入っている。それを知らずに痔に使っていて、使った後に少し悪くなることがあった。悪くなる原因を探った時にポステリザンを使っていたことが分かり、使用をやめると良くなったということがあった。ボラザGというのはステロイドが入っていないのでそれを使うと安全だと思う。