患者から提出するアトピー性皮膚炎治療のインフォームドコンセント(2012.7.17版)

患者から提出するアトピー性皮膚炎治療のインフォームドコンセント(2012.7.17版)

この文書は、ステロイドや免疫抑制剤(プロトピックやネオーラル)を使用しないで治療していただくことをお医者様にお願いする時に、前もって印刷して医師にお見せするための原案です。実際にこれを使用される場合は、子供用であるか大人用であるかなどを選択すると共に、自分の状況にあわせて変更して使われるのがよいかと思います。また、一番最後の「Ⅲ.病歴の記載内容」に書いてありますが、可能な限り簡潔に自分の病歴を付け加えるのがお医者様の負担軽減になるのではないかと思います。

印刷はどれか(Ⅰ-1、Ⅰ-2あるいはⅡ)を選んで「インフォームドコンセントのために」から文献の最後の「プロトピックを追加した治療成績を示した論文」までをコピーする。

なお、本文書は、色々なホームページ、サイト、ブログなどで自由に掲示、利用していただいて結構です。また、変更して利用していただいて結構です。

 

Ⅰ-1.大人版

インフォームドコンセントのために

診察していただくお医者様へステロイド不使用治療のお願い

 

私はこれまで(あるいは○○年の間)医師の指示に従ってステロイドやプロトピックやネオーラルの標準的外用治療を行ってきましたが、良くなっていると思えません。どちらかと言えば外用量を増やすことや更に強力なステロイドを外用しなければならなくなっていると思います。もうこれ以上強力なステロイド治療をしたくなくなりました。昔、多くのアトピー性皮膚炎は成人になるまでに自然に消失していたと聞いています。現在のままステロイドやプロトピック等の治療をしておれば自然に消失していくとは思えません。従って、ステロイドやプロトピックを使わない、あるいは少なくとも少しずつでも外用量を減らしていける治療をお願いしたいと思います。なお、ステロイドの内服薬は勿論ですが、点眼薬、点鼻薬、点耳薬、口腔外用薬、喘息用吸入薬、痔疾用外用薬に入っているステロイドは、微量ですが全身の皮膚に影響があるといわれています。これらについても可能な限り使用しないで治療をお願いいたします。民間療法は不安ですので行いたくありません。まことに不躾なお願いですが、よろしくお願いいたします。

なお、最近になって知ったことをお伝えしておきたく思います。2009年版日本皮膚科学会アトピー性皮膚炎診療ガイドラインには、有効性と安全性が科学的に立証されていると言われるステロイド外用薬とプロトピックについてそれらを証明する論文は引用されていません。上記ガイドラインの筆頭著者である古江先生の論文を見ますと、1240名のアトピー性皮膚炎患者に6カ月間のステロイド治療をして、治療前の重症度と治療後の重症度を比べておられます。全体では重症度が改善した率は38%、重症度が変化しなかった率は59%、重症度が悪化した率は3%です。年代別に見ますと、2歳未満の子どもでは、それぞれ順に36%、61%、3%です。2歳から13歳未満の子どもではそれぞれ順に40%、57%、3%です。13歳以上の青年成人ではそれぞれ順に37%、61%、2%です。そして、何れの年代でも治癒者は皆無でした。大まかには、6ヵ月のステロイド治療で1/3の人は改善するが2/3の人は不変か悪化で、何も治療の必要のない治癒は一人もいないということです。このような結果で、アトピー性皮膚炎はステロイドを塗らなければ治らないとお医者さんが言われることには納得がいきません。プロトピックについても問題を感じております。プロトピックを使用するときには発癌性の問題などにつき詳しく説明する必要があるはずですが、ステロイドと違って副作用は無いとの説明をされる先生がほとんどです。また、ステロイドの代わりにプロトピックを使用してもステロイド単独の治療に比べて改善率が少し改善するだけです。

 

文献

1.玉置昭治他、成人型アトピー性皮膚炎の脱ステロイド療法、日皮アレルギー 1993; 1: 230-234

  初めて脱ステロイドを報告した論文

2.藤澤重樹著、アトピー治療革命、永岡書店、2004年

  初めて乾燥ガビガビ療法(脱保湿)を紹介した書物

3.佐藤健二著、患者に学んだ成人型アトピー治療、脱ステロイド・脱保湿療法、つげ書房新社、2008年

  脱ステロイド・脱保湿療法を体系的に述べた書物

4.安藤直子著、アトピー性皮膚炎 患者1000人の証言、子供の未来社、2008年

  患者へのアンケート調査により患者の立場から脱ステロイドの重要性を指摘した書物

5.Kligman AM, Frosch PJ, Steroid addiction, Int J Dermatol 1979; 18: 23-31

  外用によるステロイド嗜癖(依存)は潜行性の副作用で医師の間での認知度は低いことと、外用ステロイド中止で激しい離脱症状が出現することを系統的に解説した総説論文

6.Leung DYM et al, Atopic Dermatitis, in Dermatology in General Medicine, 6th ed, McGRAW-HILL, 2003, p 1193

  昔は成人までに84%は治癒していたが、最近では成人までに20%治り65%は改善している(治らずに皮疹が残っているということ)ということを記述した世界的に有名な皮膚科教科書

7.佐藤健二・佐藤美津子著、ステロイドにNo!を 赤ちゃん・子どものアトピー治療、子どもの未来社、2010年

  赤ちゃんや子どもの非(脱)ステロイド治療の方法を記した書物

8.古江増隆他、アトピー性皮膚炎診療ガイドライン、日皮会誌 2009; 119: 1515-1534

  日本皮膚科学会のガイドライン

9.Furue M et al, Clinical dose and adverse effects of topical steroids in daily management of atopic dermatitis Br J Dermatol 2003; 148: 128-133

  6ヵ月のステロイド治療で1240人の重症度変化を調べた論文

10.古江増隆、アトピー性皮膚炎治療の進歩、ステロイド軟膏適正使用ガイドライン、アレルギー・免疫2004; 11: 16-23

プロトピックを追加した治療成績を示した論文

 

Ⅰ-2.大人版、長期皮疹のなかった人用

インフォームドコンセントのために

診察していただくお医者様へステロイド不使用治療のお願い

 

私は幼少期に湿疹があり外用治療をしていたかもしれません。幼少期以降湿疹は問題にするほどではありませんでした。しかし、最近、皮疹が目立つようになりました。幼少期にステロイド外用をした経験があると、その多少に関わらず成人になってステロイドを外用した場合に成人型の重症アトピー性皮膚炎になることがあると聞いています。だから、ステロイドを使わずに治療していただくようお願いいたします。勿論、ステロイドを使用すれば短期で症状は軽減するでしょうが、多少時間がかかってもステロイド無しで治療していただきたく思います。なお、ステロイドの内服薬は勿論ですが、点眼薬、点鼻薬、点耳薬、口腔外用薬、喘息用吸入薬、痔疾用外用薬に入っているステロイドは、微量ですが全身の皮膚に影響があるといわれています。これらについても可能な限り使用しないで治療をお願いいたします。また、免疫抑制剤のプロトピックやネオーラルも使用したくありません。民間療法は不安ですので行いたくありません。まことに不躾なお願いですが、よろしくお願いいたします。

なお、最近になって知ったことをお伝えしておきたく思います。2009年版日本皮膚科学会アトピー性皮膚炎診療ガイドラインには、有効性と安全性が科学的に立証されていると言われるステロイド外用薬とプロトピックについてそれらを証明する論文は引用されていません。上記ガイドラインの筆頭著者である古江先生の論文を見ますと、1240名のアトピー性皮膚炎患者に6カ月間のステロイド治療をして、治療前の重症度と治療後の重症度を比べておられます。全体では重症度が改善した率は38%、重症度が変化しなかった率は59%、重症度が悪化した率は3%です。年代別に見ますと、2歳未満の子どもでは、それぞれ順に36%、61%、3%です。2歳から13歳未満の子どもではそれぞれ順に40%、57%、3%です。13歳以上の青年成人ではそれぞれ順に37%、61%、2%です。そして、何れの年代でも治癒者は皆無でした。大まかには、6ヵ月のステロイド治療で1/3の人は改善するが2/3の人は不変か悪化で、何も治療の必要のない治癒は一人もいないということです。このような結果で、アトピー性皮膚炎はステロイドを塗らなければ治らないとお医者さんが言われることには納得がいきません。プロトピックについても問題を感じております。プロトピックを使用するときには発癌性の問題などにつき詳しく説明する必要があるはずですが、ステロイドと違って副作用は無いとの説明をされる先生がほとんどです。また、ステロイドの代わりにプロトピックを使用してもステロイド単独の治療に比べて改善率が少し改善するだけです。

 

文献

1.玉置昭治他、成人型アトピー性皮膚炎の脱ステロイド療法、日皮アレルギー 1993; 1: 230-234

  初めて脱ステロイドを報告した論文

2.藤澤重樹著、アトピー治療革命、永岡書店、2004年

  初めて乾燥ガビガビ療法(脱保湿)を紹介した書物

3.佐藤健二著、患者に学んだ成人型アトピー治療、脱ステロイド・脱保湿療法、つげ書房新社、2008年

  脱ステロイド・脱保湿療法を体系的に述べた書物

4.安藤直子著、アトピー性皮膚炎 患者1000人の証言、子供の未来社、2008年

  患者へのアンケート調査により患者の立場から脱ステロイドの重要性を指摘した書物

5.Kligman AM, Frosch PJ, Steroid addiction, Int J Dermatol 1979; 18: 23-31

  外用によるステロイド嗜癖(依存)は潜行性の副作用で医師の間での認知度は低いことと、外用ステロイド中止で激しい離脱症状が出現することを系統的に解説した総説論文

6.Leung DYM et al, Atopic Dermatitis, in Dermatology in General Medicine, 6th ed, McGRAW-HILL, 2003, p 1193

  昔は成人までに84%は治癒していたが、最近では成人までに20%治り65%は改善している(治らずに皮疹が残っているということ)ということを記述した世界的に有名な皮膚科教科書

7.佐藤健二・佐藤美津子著、ステロイドにNo!を 赤ちゃん・子どものアトピー治療、子どもの未来社、2010年

  赤ちゃんや子どもの非(脱)ステロイド治療の方法を記した書物

8.古江増隆他、アトピー性皮膚炎診療ガイドライン、日皮会誌 2009; 119: 1515-1534

  日本皮膚科学会のガイドライン

9.Furue M et al, Clinical dose and adverse effects of topical steroids in daily management of atopic dermatitis Br J Dermatol 2003; 148: 128-133

  6ヵ月のステロイド治療で1240人の重症度変化を調べた論文

10.古江増隆、アトピー性皮膚炎治療の進歩、ステロイド軟膏適正使用ガイドライン、アレルギー・免疫2004; 11: 16-23

プロトピックを追加した治療成績を示した論文

 

Ⅱ.子供版

インフォームドコンセントのために

診察していただくお医者様へステロイド不使用治療のお願い

 

私の子供の湿疹に対して、ステロイドや免疫抑制剤のプロトピックやネオーラルを使用せずに治療してください。理由は、発生率は少ないかもしれませんが成人型のアトピー性皮膚炎になることを予防したいからです。ステロイド外用剤のない頃は、成人になるまでに多くの人が治っていたのに、最近では治らなくなっている人が多くなっており、この原因としてステロイド外用剤の外用が考えられるからです。免疫抑制剤のプロトピックやネオーラルについても使用したくありません。自然にほとんどの患者が治るのに、プロトピックやネオーラルを使用し、免疫を抑え、発癌が起こるという危険を冒したくないからです。ステロイドや免疫抑制剤のプロトピック等を使用しない場合、治療日数が長くなっても上記の危険を防ぐことには代えられないと思います。なお、ステロイドの内服薬は勿論ですが、点眼薬、点鼻薬、点耳薬、口腔外用薬、喘息用吸入薬、痔疾用外用薬に入っているステロイドは、微量ですが全身の皮膚に影響があるといわれています。これらについても可能な限り使用しないで治療をお願いいたします。民間療法は不安ですので行いたくありません。まことに不躾なお願いですが、よろしくお願いいたします。

なお、最近になって知ったことをお伝えしておきたく思います。2009年版日本皮膚科学会アトピー性皮膚炎診療ガイドラインには、有効性と安全性が科学的に立証されていると言われるステロイド外用薬とプロトピックについてそれらを証明する論文は引用されていません。上記ガイドラインの筆頭著者である古江先生の論文を見ますと、1240名のアトピー性皮膚炎患者に6カ月間のステロイド治療をして、治療前の重症度と治療後の重症度を比べておられます。全体では重症度が改善した率は38%、重症度が変化しなかった率は59%、重症度が悪化した率は3%です。年代別に見ますと、2歳未満の子どもでは、それぞれ順に36%、61%、3%です。2歳から13歳未満の子どもではそれぞれ順に40%、57%、3%です。13歳以上の青年成人ではそれぞれ順に37%、61%、2%です。そして、何れの年代でも治癒者は皆無でした。大まかには、6ヵ月のステロイド治療で1/3の人は改善するが2/3の人は不変か悪化で、何も治療の必要のない治癒は一人もいないということです。このような結果で、アトピー性皮膚炎はステロイドを塗らなければ治らないとお医者さんが言われることには納得がいきません。プロトピックについても問題を感じております。プロトピックを使用するときには発癌性の問題などにつき詳しく説明する必要があるはずですが、ステロイドと違って副作用は無いとの説明をされる先生がほとんどです。また、ステロイドの代わりにプロトピックを使用してもステロイド単独の治療に比べて改善率が少し改善するだけです。

 

文献

1.玉置昭治他、成人型アトピー性皮膚炎の脱ステロイド療法、日皮アレルギー 1993; 1: 230-234

  初めて脱ステロイドを報告した論文

2.藤澤重樹著、アトピー治療革命、永岡書店、2004年

  初めて乾燥ガビガビ療法(脱保湿)を紹介した書物

3.佐藤健二著、患者に学んだ成人型アトピー治療、脱ステロイド・脱保湿療法、つげ書房新社、2008年

  脱ステロイド・脱保湿療法を体系的に述べた書物

4.安藤直子著、アトピー性皮膚炎 患者1000人の証言、子供の未来社、2008年

  患者へのアンケート調査により患者の立場から脱ステロイドの重要性を指摘した書物

5.Kligman AM, Frosch PJ, Steroid addiction, Int J Dermatol 1979; 18: 23-31

  外用によるステロイド嗜癖(依存)は潜行性の副作用で医師の間での認知度は低いことと、外用ステロイド中止で激しい離脱症状が出現することを系統的に解説した総説論文

6.Leung DYM et al, Atopic Dermatitis, in Dermatology in General Medicine, 6th ed, McGRAW-HILL, 2003, p 1193

  昔は成人までに84%は治癒していたが、最近では成人までに20%治り65%は改善している(治らずに皮疹が残っているということ)ということを記述した世界的に有名な皮膚科教科書

7.佐藤健二・佐藤美津子著、ステロイドにNo!を 赤ちゃん・子どものアトピー治療、子どもの未来社、2010年

  赤ちゃんや子どもの非(脱)ステロイド治療の方法を記した書物

8.古江増隆他、アトピー性皮膚炎診療ガイドライン、日皮会誌 2009; 119: 1515-1534

  日本皮膚科学会のガイドライン

9.Furue M et al, Clinical dose and adverse effects of topical steroids in daily management of atopic dermatitis Br J Dermatol 2003; 148: 128-133

  6ヵ月のステロイド治療で1240人の重症度変化を調べた論文

10.古江増隆、アトピー性皮膚炎治療の進歩、ステロイド軟膏適正使用ガイドライン、アレルギー・免疫2004; 11: 16-23

プロトピックを追加した治療成績を示した論文

 

Ⅲ.病歴の記載内容

いつからいつまで、体のどこの部位に、どのような皮疹があったか、どのステロイドを(薄めていればどの程度薄めていたか)1日何回外用していたか。皮疹が拡大していけばどの順にどこがひどくなったか。

保湿についても上の質問に対する答えを記述。

ステロイドをやめたくなった理由。

患者本人とその兄弟姉妹および両親について、喘息、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎、じんましん、食物アレルギー、薬疹の有無とできれば症状の存在した期間。

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