脱ステロイド、脱保湿、脱プロトピック療法 を行っている佐藤健二先生のブログ
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皮膚の日講演会、内容

1月 24th, 2009 | Posted by 佐藤 健二 in 講演会

 大阪で行われた皮膚の日の講演会の内容が、2008年12月31日付の大阪府医師会の新聞「大阪府医ニュース」に出ていました。遅くなりましたが簡単に紹介いたします。
講演者と題は以下の通りです。
堀尾武氏:元関西医大皮膚科教授「アトピー性皮膚炎のウソとホント」理解し克服するために正しい知識
古川福実氏:和歌山県立医大皮膚科教授「ステロイド外用剤のウソとホント」よりよい治療を受けるために
 堀尾氏はアトピー性皮膚炎は今日でも発症メカニズムのすべてが明らかでないことから、民間療法や一部メディアの報道によって混乱が生じるなど根深い問題があると指摘。アトピー性皮膚炎自体は、湿疹の中でもよく見られる疾患と言えるが、治療には経験をつんだ専門医の受診が必要だと話した。
 古川氏はアトピー性皮膚炎の治療、特にステロイド外用剤を用いた治療に対する情報を整理して解説。治療に王道はなく、原因・悪化因子の検索と対策とスキンケア、及び薬物療法がそれぞれ重要であると説明した上で、「ステロイド剤使用では皮膚は黒くならない」「日光の紫外線を浴びることはリラックスするという面で治療にはプラスだが、汗をかくことはマイナス」などと具体的に説明した。
 この新聞記事の題は
「アトピー治療
  ステロイドのことをよく知って
            いいひふ
    大阪皮膚科医会が11月12日講演会」
でした。
 会場の写真が載っていましたが、平日の午後であったせいか、老人の頭が多い様に見えました。実際に話された内容は分かりませんが、記事の内容はどちらかと言うと脱ステロイドをこき下ろすような表現にしないようにしている感じを受けました。
 ステロイド依存症の存在を承認しない医師は、幾らステロイドのことを説明しても外用ステロイドの最も重大な副作用を認めないのですから、「ステロイドのことをよく知って」いるとは言えないのではないでしょうか。

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