脱ステロイド、脱保湿、脱プロトピック療法 を行っている佐藤健二先生のブログ
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2/22広島での講演会の報告

2月 23rd, 2009 | Posted by 佐藤 健二 in 講演会

 昨日(2/22)の講演会会場は、収容人数は84名(机を入れて椅子に座る)でした。机があって80余人が座れる部屋を取っていただいていて本当に良かったです。講演会前日に西区民センターから直接「講演の問い合わせが非常に多い」と連絡が入りました。参加予想人数が多くなりそうでした。急きょ、当日机をすべて撤去して、椅子だけにしました。130人ほどになりました。しかし、講演開始時間にはすべて埋まってしまい、新たに椅子を出すことになりました。結局、予備の椅子をすべて使い切ってもすべての人には座っていただけず、来場者にお願いしてすべての椅子を前に寄せ、後ろの立見席の場所を広めて頂きました。立見席には30人を超える方が居られました。結局、入場者は200人を越えたとのことです。
 司会者の開会の挨拶、atopic 代表水島様、佐藤小児科からの話の後で私の講演が始まり、ほとんど眠られる方もなくよく聞いていただきました。その後、お二方の患者体験談は、参加者の皆さまは本当に食い入るように聞かれておられました。その後、質疑応答がありこれも時間いっぱいまで多くの質疑がありました。答えの一部を患者の立場として水島様がユーモアを交えて話してくださいました。まじめな先生ではありますが、一人の皮膚科医の質問はアトピー診療の混乱の現実を分かっておられないことを示すもので、皮膚科医として私は少し悲しいものがありました。
 講演会の後は、広島駅のビルで広島の美味しいカキを御馳走になりました。皆様と旧交を温めることができ楽しいひと時を過ごさせていただきました。
 講演会は大変な成功であったと思います。新聞に出たことが大きかったと思います。しかし、少しずつ私達の講演会活動が知れれてきていることもあるのかなという気もします。今後、この活動をひろげステロイドで困っておられる方にそこからの脱出方法をお示しすることに加えて、ステロイドで悩むアトピー性皮膚炎患者さんを作らないようにする活動も重要になってくると思います。
 講演会の簡単な御報告と、お礼を申し上げたいと思います。皆様ありがとうございました。


 

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コメント(1)

  • s.arai

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    先日の広島公演に参加させて頂いた者です。
    佐藤先生のお話、大変参考になりました、ありがとうございます。
    まず、参加された方の人数に驚き、アトピー(ステロイド皮膚炎)に悩んでおられる方の多さを実感致しました。
    自分も治療に疑問を感じつつ普通の皮膚科に通い、ステロイドが効かなくなった時点で(ネットを使って)いろいろ調べていくうちにステロイドの恐さを知り、脱ステに踏み切りました。(現在脱ステ8ヶ月です)
    ネットの情報を参考に2ヶ月はなんとか耐えましたが3ヶ月目に異常な痒みと共に尻から汁が出始めこりゃどうにもならんわ・・ということで、これまたネットで近くに脱ステ医はおらんかと検索した結果、さち皮膚科にたどり着き現在もお世話になっております、最初に話をよく聞いてくれることに驚き、保湿するな、風呂も極力短時間にとにかく乾燥させろという言葉に驚き、絶対直るから!という言葉に癒されました。
    それから3ヶ月ほどはごたぶんに漏れず体全体的な異常な痒み、尻からの大量な浸出液、落屑に悩まされつつも、どうにもならんようになれば、さち先生の所へいけばいいやという安心感も有り、比較的楽に(自分にとって)大きなリバウンドを乗り切ることが出来ました。
    現在、症状も落ち着き、異常な痒みも殆ど無くなり、順調に回復に向かっています。半年前の苦しみがうそのようで、、今は、皮膚に何か塗る(保湿する)のが怖いくらいです(苦笑)
    治すのは患者本人、医者は患者を励まし、バックアップする・・・これが本当の皮膚科医ですよね?
    隅田先生は私にとって初めての手ごたえの有る先生です、ああ、佐藤先生もです(笑)
    ああ、すみません、自分の事を書きすぎました(苦笑)
    本題です
    アトピー(ステロイド皮膚炎)で悩んでいる人がこんなに多いのに何故未だにステロイドが使われているのでしょうか?ということを自分なりに考えてみました。
    ①患者が医者を信頼している(悪い薬は使わないだろう)
    ②患者も医者も痒みが治まり、皮膚が綺麗になれば治ったと思っている(見た目重視)
    ③患者(親も)が皮膚のことを知らなすぎる(教育不足)
    ④患者(医者も?)が薬のことを知らなすぎる(医者が塗り方、安全な使用期間、副作用を教えていない)
    と感じます。
    私自身、子供の頃から、恐らくステロイドだろうと思われる薬を塗っていました。
    これは私の親も皮膚が弱く皮膚科に通っていました、私の皮膚の状態が悪くなる(あせも?)とこれ塗ったら治るよと言って母から薬をもらって塗っていました。
    私は塗れば痒みが納まるので痒み止めとしか思わず塗っていたわけです。
    塗れば治る、しばらく塗らないとそこが酷く痒くなって悪化する・・これは子供ながらに感じておりました。
    今思えばステロイド以外の何物でもないと思います。
    無知というのは恐ろしいことですね(苦笑)
    私のようなパターンでステロイド皮膚炎にはまり込んでいく人も多いのでは?と思うのですがいかがでしょうか?
    ステロイド=痒み止めと思って塗っている人が恐らく大勢いると思います。
    この誤解をなんとかしない限りステロイド皮膚炎がどんどん増えそうな気がしてなりません。
    私も1年ほど前までそう思ってましたから・・・(苦笑)
    それと、実際どうかわかりませんが、保湿剤としてもらった全身用クリームにステロイド剤が入ってるってことは有るのでしょうか?
    私の場合過去に通っていた医者に処方してもらった物で汎用の容器に入っている物ですので薬剤師が調合した物と思いますが、風呂上りと朝塗りなさいと保湿剤としてもらったクリームにどうもステロイドが入っていたような気がしてなりません、そのクリームが無くなってしばらくするとリバウンドのような症状が出たことが有ります、、医者に行くと、塗り続けなきゃダメだよって、、そのときは、ああ、そうですか・・と思いましたが、今考えてみると、、ステロイド中毒にして、、一生通ってもらえれば、、医者は儲かる、、患者はあそこの薬はよく効くわ〜って、、いやいや、こんなことは考えちゃいけないとは思いますが、、患者の立場からするとそう感じざるを得ない部分も有るのです。
    実際、ステロイドをよく使う病院は医療費(薬代含む)高いです月に1万以上掛ってましたから・・・さち先生のところは月2000円ほど、、先生これで儲かるんですか?と聞きたいくらいです(苦笑)
    ガイドラインがこうだからってガイドラインを盾に安易にステロイドを使い続ける医者って、、患者をカモにしてるとしか思えません。
    ステロイドの副作用?そんなの殆ど無いとか言ってる医者・・オトボケもいいところですよね?この情報が氾濫にている時代にステロイドの副作用を把握してないってありえないですよね。
    先日の公演会で質問されていた皮膚科医の人も、私にはオトボケとしか思えません、とぼけて自分を正当化しようという気持ちが見え見えで、、腹立たしくもあり、滑稽でもありました。
    ちょうど私の後ろに立っておられましたので、、あんたが患者に処方している薬を1年間自分に塗ってみろや!って言ってやりたい気分でした。
    と、いうことで
    皮膚科学会のガイドラインを覆すのは容易なことでは無いと思いますが佐藤先生をはじめ、アトピックの今後の活動に期待しております。
    影ながら応援しております。
    また広島にも来てください。
    乱文、雑文失礼致しました。



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