脱ステロイド、脱保湿、脱プロトピック療法 を行っている佐藤健二先生のブログ
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抗アレルギー剤について

3月 3rd, 2009 | Posted by 佐藤 健二 in その他

 抗アレルギーとは銘打っていますが、実際の働きのほとんどは抗ヒスタミン作用で、抗アレルギー作用はほとんどありません。だから、抗アレルギー剤内服でアトピー性皮膚炎が良くなったとすれば、抗ヒスタミン作用で痒みが減り、掻破が減ったために良くなったと考えるべきでしょう。抗アレルギー剤も実際は抗ヒスタミン剤です。抗アレルギー剤でアトピー性皮膚炎が良くなったからアトピー性皮膚炎はアレルギー疾患だとは決して思わない方が賢明です。
 最近では、製薬企業も医師もさすがに恥ずかしいと思ったのか、抗アレルギーと言う名前を使うのに躊躇を感じているみたいです。昔の抗ヒスタミン剤と最近の抗ヒスタミン剤を区別するために第一世代とか第二世代とか名前をつけて区別するようになっています。第二世代の抗ヒスタミン剤の中には眠気の少ないものがあり、使用には重宝するものがあります。第一世代の抗ヒスタミン剤の眠気を利用することもあります。これはねだんが概ね安いということで使いやすいです。

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