脱ステロイド、脱保湿、脱プロトピック療法 を行っている佐藤健二先生のブログ
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35回アトピック講演会in長野、報告

7月 18th, 2016 | Posted by 佐藤 健二 in 講演会

皆様

 長野駅へ向かう「しなの3号」が後1時間というときに、激しい雨が降りました。わー大変と思いましたが、長野へ着くと晴れており、少し暑いですが湿気の少ないさわやかな風が吹いていました。幸先がイイナ、と感じました。
 講演会会場は駅から2分ほどで非常に近かったです。おまけに皆さん、Mさんのおかげで、広いすばらしい会場の使用料がタダです(こんなことは初めてです)。子供が泣けば会場の隣に遊ぶ場所があります。至れり尽くせりでした。お世話していただいたMさんに大感謝です。また、朝4時半起床だったので着いたときはお腹がすいており、準備していただいたおいしい昼食を満足して食べさせていただきました。
 12:15に会場を開けると、20名ほどの方が入られました。その後もどんどん増え、50名は超えたのではないかと思います。長野市の人口は38万人ですので、大変多い参加者数です。準備にはMさんをはじめ、成人体験談を話してくださったO様、乳幼児体験談を話して下さったK様などがお手伝いしていただきました。そのほかにもお手伝いしてくださった方がおられましたが、私は把握しておりません。この場をお借りしてお礼申し上げます。いつも通り、遠藤さんの采配は見事なものです。

 アトピックの紹介を遠藤様に行なっていただきました。

 講演内容は、今年の7月4日に掲載になった、演者4人も共著者である論文「6ヶ月間アトピー性皮膚炎患者にステロイド外用剤を用いずに経過観察した前向き研究」を含めて次の演題でした。佐藤健二「入院する赤ちゃんの問題点」(アトピー性皮膚炎のステロイドの副作用を問題にするようになった経緯を紹介)、佐藤美津子「赤ちゃんのアトピーは自然に治ります」(上記論文に含まれる症例で、6ヵ月後に劇的にきれいになった症例の紹介あり)、藤澤重樹先生「子どもの湿疹こそステロイドを使うな」(ご自身で診察された患者さんのステロイドを使用しない治療は、ステロイドを使う治療よりはるかにいいことを分かりやすく説明される)。乳幼児患者向けの講演はここまで。
 乳幼児の体験談はK様の話は感動を誘いました。遠藤様の話はいつも通り分かりやすいです。
 この後で質疑応答に入り、活発な質疑がありました。感染症にかかった場合の外用治療などの質問。

 後半の成人の部では、佐藤健二「治らないアトピーになぜ脱ステロイド・脱保湿?」(成人の重症例で特にステロイドを使わない治療が使う治療より改善率の良いことを説明)、水口聡子先生「ステロイドによるアトピーの経過」(ステロイド離脱の経過の詳しい分類を分かりやすく説明。幼少期に少し外用して皮疹がなくなっても成人して危険なこともあるので注意との警告は重要)。
 O様とM様の体験談を聞きました。大変分かりやすいお話でした。
 質疑応答も活発であった。発汗の痒み対策など。

 以上のように大成功でした。

 講演会の後で、懇親会を開きました。15人ほどの参加です。ワイワイがやがやと楽しく過ごしました。Maさんがわざわざ来てくださって参加されました。2次会は信州そばを食べに行きました。私はまた、たくさん食べてしまいました。長野は比較的涼しくて、リラックスできました。

 皆さん、2016年9月18日(日曜日)に山梨県で第36回のアトピックの講演会を開催いたします。広報よろしくお願いいたします。
 防災新館(やまなしプラザ) オープンスクエア
http://yamanashi-plaza.com/
甲府駅より徒歩5分程。

佐藤健二

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