皆様
アトピックの第45回アトピー性皮膚炎講演会のご報告をさせていただきます。
佐藤健二
アトピック 第45回アトピー性皮膚炎講演会in神戸の報告
アトピックの第45回アトピー性皮膚炎講演会in神戸が4月28日に神戸市勤労会館で開かれました。少し寒い風が吹いていましたが快晴で、いい天気になりました。会場の予約などを鍼灸師のYさんご家族に大変お世話になりました。また、今回は多くの鍼灸師さんが参加されました。北海道の旭川からもご参加です。驚きと共に大変嬉しいことです。そのほか一般のご参加も多く、第一部の乳幼児編と第二部の成人編の両方で満席の状態でした。まだまだ捨て得ロイドやプロトピックの問題が続いているのだなと分かり残念に思うとともに今後も頑張らなくてはと、心引き締まる思いでした。
アトピックについては代表の菊池さんが話され、新たに世界中に知れ渡った英語版のTokuko’s blogやNo Moisturising Treatment Education group の紹介があった。
今回の講演内容は、第一部で、「リバウンドは皮膚でのステロイド合成障害による(佐藤健二)」、「赤ちゃん・子どものアトピーを治すコツ 自然治癒を妨げない(佐藤美津子)」、「乳幼児湿疹を自然治癒させるとよい理由(藤澤重樹先生)」、「こんなに違う、ステロイドを塗った赤ちゃんんと塗らなかった赤ちゃん 幼児の脱ステの場合は(水口聡子先生)」が話され、第二部では、「再入院しないための脱ステ・脱保湿(佐藤健二)」、「増え続ける成人のアトピーをどう考えるか(藤澤重樹先生)」、「ステロイドによるアトピーの経過~ステロイドの影響は時空を超えて(水口聡子先生)」が話された。講演の内容は少し新しくなり、藤澤先生はデュピルマブについてもはなされた。
患者体験談については、乳幼児編ではY様とM様が発表され、タンパク質を多く摂ることと自由に掻かせることの重要性を指摘された。成人の体験談はS様がはなされた。脱ステ脱保湿の原則をきっちり守ることと友人を作り連帯することの重要性を指摘された。
質疑応答の方法は新しくなった。講演中に質問内容を項目別に記していただき、集め、内容をパワーポイントに入力し、それについて医師などが回答するという方式を取った。これだと、場内の雑音があっても十分情報の相互伝達ができ、有効と思われた。これには多数のスタッフの協力が必要であった。
次回46回は栃木県で7月14日(日)に行われることが報告された。