脱ステロイド、脱保湿、脱プロトピック療法 を行っている佐藤健二先生のブログ
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<FTU(finger tip unit)について>
ステロイド外用剤塗布の基準としてFTU法が勧められている。大人の人差し指の末節の長さにチューブから出した軟膏(0.5g)を両手の平程度の面積に塗るというものです。両手の平は体表面積全体の50分の1にあたるので、全身に1回塗るとすると50×0.5g=25g必要になる。この量が多いかどうかを九州大学皮膚科古江先生の論文(Br J Dermatol.2003)に記載されている量と比較してみた。論文では、研究した6ヶ月にどれだけの量が外用されているかが推定できるようになっている。その中で最も多く外用していた人は、おそらく紅皮症状態で、全身に外用していたと考えられるが6ヶ月で500gと推定できた。
FUT法に従って全身に6ヶ月間(180日)1日1回外用するとその量は、25g×180日=4750gである。4750g/500g=9.5、すなわちこれまでより概ね10倍の量を外用せよというのがFTU法が言っていることである。重症の最低面積は体表の30%であるので、この場合でも約3倍量を塗ることになる。
古江先生が上記論文を投稿したとき、査読者から外用量が少ないから治療成績が悪いのだと言われていたそうである。論文の中では、ステロイドで良くならない症例もあると言っておきながら、翌年にはFTU法を勧める本を書いている。不定見極まりない。
喜んでいるのは誰か、勿論製薬企業である。10倍の販売量が得られるのだから。医師にも少し利益はおちてくるが。この頃から受診時に袋一杯にステロイド軟膏をもらってくる患者が増えている。皮膚科学会はどうなっているのか。

あとっぷのY氏が 「アトピーで辛い時に読む名言集 2」を出されました。心が落ち着きますよ。一度ご覧ください。URLは以下です。

7月24日から皮膚科外来は、移動します。元内科外来の部分へ移ります。

皆様

生活クラブ生活協同組合埼玉、川口ブロック浦和東支部主催の
「アトピー性皮膚炎」講演会が下記の予定で開催されます。ふるってご参加ください。


日時:2018年7月8日 13:00-16:30
場所:ラフレさいたま 5F桃の間
参加費:200円
講師: 上尾二ツ宮クリニック皮膚科 水口聡子先生
佐藤小児科 佐藤美津子
阪南中央病院皮膚科 佐藤健二
参加方法:6/29までに申し込みが必要

★アトピー講演会チラシ印刷原稿

皆様

2018年7月15日に石川県金沢市でアトピックの講演会を開きます。多数ご参加ください。

ishikawa