脱ステロイド、脱保湿、脱プロトピック療法 を行っている佐藤健二先生のブログ
Header image

IL-31抑制機構とアトピー性皮膚炎の病態

投稿日: 2017年1月10日   カテゴリー: 医学論文 - (1 Comments)

 ついこの間まではIL-17がアトピー性皮膚炎にとって大切なサイトカインと言われていました。今はIL-31です。おそらくそのうちにIL-〇〇が重要ですという話が出てくるでしょう。痒みについての一断面を示しているとは思いますが、アトピー性皮膚炎全体を説明できる研究ではありません。
 アトピー性皮膚炎を説明しようとすれば、多くの赤ちゃんが発症後2年ほどで自然治癒することを説明できる実験が必要でしょう。アトピー性皮膚炎が発症する、あるいは悪化する原因はこれだという研究ではなくて、こういうメカニズムで自然に治るということを示す研究があればそれは本当のアトピー性皮膚炎の研究として検討の意味のあるものでしょう。
 ネズミでは皮疹の悪化は起こっても、自然に治癒するネズミは今まで発見されていません。だから、人間のアトピー性皮膚炎とネズミの湿疹とを同じものとして研究することは研究の方向性としては正しくないと考えます。
 今後も、これでかゆみが起こる、これで湿疹が起こるという実験はいくらでも出てくるでしょう。しかし、人間のアトピー性皮膚炎は自然に治るのだということを示す実験であるかどうかがその実験が本当に価値のある実験であるかどうかを分けることになると思います。この点を注意して評価してみてください。

ステ不使用アトピー治療、講演会1月28日

投稿日: 2016年12月7日   カテゴリー: 講演会 - (3 Comments)

皆様

「社会福祉法人 森の子ども」さんが下記の講演会を企画してくださいました。お誘い合わせのうえぜひご参加ください。

「ステロイドを使わないアトピーの治療」講演会

日時:2017年1月28日 13:30-15:30(30分質疑応答)
場所:鳳こども園(鳳幼稚園・あいあい鳳保育園)2階遊戯室
   JR鳳駅より徒歩5分
   堺市西区鳳中町5-156-3
   Tel 072-262-0039
   駐車場なし、駐輪場あり
講師: 佐藤健二(阪南中央病院 皮膚科部長)
演題:ステロイドを使わないアトピー性皮膚炎の治療
参加方法:申込書に必要事項を記入し、FAXあるいは郵送
     申込用紙は園のほかに、阪南中央病院皮膚科外来、佐藤小児科にもあります
問い合わせと申し込み:
   ①あいあい浜寺中央こども園
        TEL:072-267-7600 FAX:072-267-7606
   ②あいあい鳳保育園
        TEL:072-262-0039 FAX:072-262-0101
参加費:無料
主催:社会福祉法人 森の子ども

皆様

お元気ですか。

2017年2月11日(13:00-16:30)に徳島市のとくぎんトモニプラザ レクリエーションホールで
第37回 アトピー性皮膚炎講演会in徳島
を行います。

演者
藤澤重樹先生
 「赤ちゃん湿疹はステロイドさえ使わなければアトピーにならない」
 「ステロイド使用で難治化した大人のアトピーの治し方」
佐藤美津子
 「赤ちゃんのアトピーは自然に治ります」
佐藤健二
 「入院する赤ちゃんの問題点」
 「治らないアトピーになぜ脱ステロイド・脱保湿?」

とくぎんトモニプラザ
 徳島県徳島市徳島町城内2-1
 JR徳島駅より徒歩10分 駐車場有(有料)

参加費無料
事前申し込みは不要

ご参加いただけると嬉しいです。
また多くの人にお伝えいただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

アトピック2016年忘年会in大阪難波

投稿日: 2016年12月3日   カテゴリー: その他 - (0 Comments)

mixiからコピ-しました。みんなでワイワイガヤガヤ楽しみませんか。

atopic忘年会2016in大阪

12月17日(土)17:30~ キチリ難波店

料金大人3000円 小学生以下は半額、乳児(3歳未満)は無料

https://www.hotpepper.jp/strJ000507772/

もちろん佐藤先生・美津子先生もご参加していただけます。

皆さんのご参加を心よりお待ちしております。

お申込み方法:atopic.info@gmail.com

※メールにて、下記のフォーマットを使用してお送りください。

※表題は必ず「大阪忘年会希望」とご記入ください。

+++++お申込フォーマット+++++

●お名前:           (フリガナ)

※複数名いる場合は、全員のお名前をご記入ください。

●ご希望の参加枠

1次会・2次会・1次会+2次会

※参加したい枠をご選択ください。

●お申込みのきっかけ

atopicHP

facebook

mixi

twitter

講演会

mixiコミュニティ(コミュニティ名:         )

その他:(                     )

※複数ご選択可能です。

※その他の部分はさしつかえない範囲で教えてください。

第36回アトピー性皮膚炎講演会 in 山梨の報告

投稿日: 2016年9月20日   カテゴリー: 講演会 - (2 Comments)

皆様

 今回の講演会は今後の講演会のやり方のお手本のようでした。アトピックとの関係のある患者さんが少ない地方での講演会開催について大変参考になりました。それにつけも現地で一人で頑張って準備してくださったO様に大感謝です。
 また、アトピックの代表の菊池さんが、自分の仕事を減らしてアトピックの活動に再び力をいれてくださることになりました。大変力強い復活です。早速、「アトピックとは」を分かりやすく説明してくださいました。嬉しいですね。

 9月18日当日、朝から大阪でも小降りの雨でした。名古屋で新幹線から中央本線に移ると途中で激しく雨が降ってきました。しかし、塩尻を過ぎると小降りになり、甲府に着くと雨は殆ど降っていませんでした。台風16号の影響を我々の熱意で吹き飛ばしたかのようでした。やまなしプラザのオープンスクエアに着くと、成人体験談を話してくださるOさん、乳幼児体験談を話してくださるDさん、アトピックの代表の遠藤さんの3人が広い会場で机と椅子を準備中でした。ゆったり机と椅子を置け、スクリーンも大変大きく高い位置にありました。しかし、私のコンピューターがうまく動かず困りました。その時、成人体験談を話してくださるMさんとお子さん二人がこられ、中3のお兄ちゃんが直してくださいました。感謝感謝(説明を受けたけど健二は余り分かっていないと思います)。

 開場前から多くの方が来場されてました。今の時点では何人参加かは分かっていませんが、少なくとも50-60人の参加はあったのではないかと思っています。
 まず、菊池さんが「アトピックとは」を説明してくださいました。

 乳幼児患者編の講演はいつもの通りで、佐藤健二が「入院する赤ちゃんの問題点」、佐藤美津子が「赤ちゃんのアトピーは自然に治ります」、水口聡子先生が「こんなに違う!ステロイドを塗らなかった赤ちゃんと塗った赤ちゃん」です。

 Dさんの体験談:疑問に思いつつもステロイドを使い、使っている途中でやはり良くないと思い脱ステロイドをされた。途中で迷うこともあったが、水口先生とアトピーっ子育児の会の励ましで脱ステロイドに成功した。息子さんがアトピーになり、テレビのNHKも新聞の情報もすべてが正しいわけではないことを学んだそうです。遠藤さん:御自分の娘さんの脱ステロイドの経過を話され、娘さん以外にも多くのよくなられた方の紹介と脱ステロイドをされた先輩からの助言を話されました。

 質疑応答では、現在入院中の赤ちゃんのことで切実な質問がありました。低アルブミン血症があるにもかかわらず、カポジ水痘様発疹症と伝染性膿痂疹のある皮疹を石鹸で洗って余分な蛋白漏出を起こさせているが、どうしたらよいか、という内容です。生活環境を含めた病態の把握の不十分さによる問題のある局所治療で困っておられる実態が明らかになりました。もう一つは、精神発達の遅れのある子どもさんの脱ステをしたが、学校での問題でステロイドを再開せざるを得なかったが今後どうすればよいかという質問であった。本人が脱ステロイドの根拠を理解できないため、ゆっくりとステロイドを減らしていく治療をするしかないと説明がありました。

 成人患者編では、佐藤健二が「治らないアトピーになぜ脱ステロイド・脱保湿?」、水口先生が「ステロイドによるアトピーの経過」の講演がありました。

 Oさんが、御自分の壮絶な離脱経過の説明をしてくださいました。そして、「最後に、脱ステしてよかったかですが、正直ここまで来るには一筋縄ではいかない事ばかりでした。

仕事面でも私生活でも周りに沢山迷惑をかけ、諦める事も沢山ありました。しかし、ここまで良くなることで初めて脱ステして良かったと思えます。 」と締めくくられました。M様は、2回の入院経験で、ステロイド・免疫抑制剤・保湿剤をつかわなくても、アトピー症状は生活に差しさわりの無い程度に軽減できることと、それを実現するには体調管理と有酸素運動の重要性を指摘されました。

 質疑応答では、アトピー性皮膚炎は、幼児期には無くて少年や青年になってから発症することはあるのか、日焼けをしてはいけないのか、塩素の入っているプールに入るのは良くないのかなどの質問があった。幼少期に皮疹が無くても、大きくなってから始めて発症する人もいること、日焼けは全く良くないわけではなく少しずつ日焼けすれば抵抗力もつくこと、プールに入って皮疹が悪くなれば止めるべきことなどが説明された。

 部屋の整理中も何人かの患者さんが質問されていた。

 今回の講演会は、場所も準備も内容も大変良かったように思います。講演会の後、9人が懇親会に参加し話が弾みました。大変有意義な講演会と懇親会でした。

 ついでながら、9月19日に行なわれた東京交流会は、140名にも及ぶ参加があり大盛況でした。皆さん非常に楽しそうに歓談されておられました。何人かの患者さんは医師に相談をしておられました。大変良い会でした。遠藤様、御苦労様です。