脱ステロイド、脱保湿、脱プロトピック療法 を行っている佐藤健二先生のブログ
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11/9 入院患者数報告

2011年11月10日 | Posted by 佐藤 健二 in 入院患者数 - (11/9 入院患者数報告 はコメントを受け付けていません)

2011年11月9日、現在阪南中央病院に入院中の皮膚科患者は14名。アトピー患者は14人(男4、女10;内、小学生3名、中学生1名)です。許可病床(20)。余裕があります。

1.アトピー性皮膚炎で初めて阪南中央病院皮膚科を受診される患者様へのお願い

 阪南中央病院皮膚科の朝の外来終了時間が、遅い場合には午後4時を超えることもあります。このため、診察待ち時間が非常に長くなっております。診療の質を下げずに診察待ち時間を短くするために、阪南中央病院皮膚科を初めて受診されるアトピー性皮膚炎患者様に以下のご協力をお願いいたします。
 お願いの内容:アトピー性皮膚炎の経過をA4判(210 x 297 mm)の紙1枚程度にまとめて書いてきてください。経過の中に含んでいただきたい内容は、時間経過に従って① 時期(3-6歳など)、② 皮疹の場所(顔、首、肩、肘の内側、膝の裏側など)、③ 治療内容(ステロイド、プロトピック、保湿剤などの種類と一日の外用回数など)です。④ その他特に述べたいこと、です。よろしくお願いいたします。

2.高額療養費現物給付制度について

 高額療養費現物給付制度を利用すると、入院費の窓口支払い額が軽減されます。入院前にこの申請手続きを済ませ、認定証を持参いただくと、病院窓口でのお支払は高額療養費の限度額までとなります。以下をご覧ください。
http://www.hannan-chuo-hsp.or.jp/kanja/kougaku_iryohi/index.html

3.阪南中央病院の駐車場料金体系が変わりました。

 タイムズコミュニケーションズが管理します。少し高くなります(社会医療法人は医療以外での収入を上げないようにする行政からの指導があります)。外来での待ち時間がなかなか短くならないので申し訳ないと思っております。できましたらお車での受診を控えていただくようお願いいたします。

4.参考図書について

「患者に学んだ成人型アトピー治療、脱ステロイド・脱保湿療法」つげ書房新社、佐藤健二著と「ステロイドにNo!を 赤ちゃん・子どものアトピー治療」子どもの未来社、佐藤健二・佐藤美津子著は阪南中央病院の外来で手に入ります。近くの本屋に注文してもインターネットでも手に入ります。

          第1回 アトピー勉強会

テーマ: ガイドラインによるステロイド離脱療法について
内容:日本皮膚科学会アトピー性皮膚炎診療ガイドラインによると、アトピー性皮膚炎に対する第一選択治療はステロイド外用薬である。

①このガイドライン治療法に大きな影響を与えた根拠(エビデンス)となる論文のデータを公正に検討する(下記の表)。
②上記ガイドラインがこの論文から受けた歪んだ影響を検証する。
③ガイドラインもステロイド離脱できることを望んでいる。しかし、ステロイドバッシングに影響されて、医師がガイドラインの間違った受け取り方をしていることを明らかにする。
④脱ステロイド・脱プロトピック・脱保湿療法の詳しい説明と今後行いたいと思っておられる方との質疑応答。
⑤ステロイド外用薬使用を望まない治療を一般の医師に実践していただくために何をすべきかを一緒に考える。

講師:阪南中央病院皮膚科 佐藤健二
日時:2011年12月3日(土)、14:00-17:00 途中休憩を入れます
場所:阪南中央病院 講義室(2階)、約50名収容可
最寄駅:近鉄南大阪線 布忍(ぬのせ)駅から徒歩10分
    地下鉄御堂筋線 北花田駅あるいは新金岡駅からタクシーで10分
    http://www.hannan-chuo-hsp.or.jp/access/index.htmlをご覧ください
参加:無料。予約はできません
お問い合わせ先:インターネット(パソコンのみ)で steroid_withdrawal@yahoo.co.jp
        電話で 佐藤小児科 072-281-0215

資料:以下の①②③を使用。できれば前もってお読みください。近々資料を追加。
 ① アトピーガイドライン’ Ⅰ初めに、Ⅱ病態、Ⅴ治療の1と2の(1)と(2)
    http://www.kyudai-derm.org/part/atopy/pdf/atopy2009.pdf#search=’皮膚科学会
 ② 日本皮膚科学会 皮膚科Q&A http://www.dermatol.or.jp/qa/qa1/
    Q10 ステロイド外用薬を止めるときにはどのような注意が必要ですか
    Q13 どうしてもステロイド外用薬をつけるのが怖いのですが? 
 ③ 佐藤のブログhttp://steroidwithdrawal.web.fc2.com/sennseiburogu.htmlの
   2010.12.13、2011.1.24、2011.2.6、2011.2.27の日付のもの。古江論文批判1-4
 ④ 表:古江増隆 アレルギー・免疫 2004;11:16-23の表3を改変
     6か月のステロイド治療。治療前後の重症度の変化(表の見方:乳児期、治療前軽症は83名で、治療後重症1、中等症6、軽症76に変化。治癒者は無し)

  治療前  乳児期       幼小児期        思春期成人期
        最 重 中 軽   最  重  中  軽  最  重  中  軽 
治 最重症              3   2         15  2
療 重症     8     1   5   27  3       6  65  6
後 中等症  2 9  41 6    5  44  155  11   7   58 161   4
  軽症      6  57 76   1   17   141 117   2  21 92  64
  治
  合計    2 23  98 83  14   90  299 128  30  146 259 68

第1回 アトピー勉強会を以下の内容で 2011.12.3(土) に行います。奮ってご参加ください。

テーマ:ガイドラインによるステロイド離脱療法について

内容:日本皮膚科学会アトピー性皮膚炎診療ガイドラインによると、アトピー性皮膚炎に対する第一選択治療はステロイド外用薬である。

①このガイドライン治療法に大きな影響を与えた根拠(エビデンス)となる論文をその中に示されているデータに基づいて公正に検討する(論文1のTable 1と論文2の表3で十分。同じものです)。

②上記ガイドラインがこの論文から受けた歪んだ影響を検証する。

③ガイドラインもステロイド離脱できることを望んでいる。しかし、ステロイドバッシングに影響されて、医師がガイドラインの間違った受け取り方をしていることを明らかにする。

④脱ステロイド・脱プロトピック・脱保湿療法の詳しい説明と今後行いたいと思っておられる方との質疑応答。

⑤ステロイド外用薬使用を望まない治療を一般の医師に実践していただくために何をすべきかを一緒に考える。

講師:阪南中央病院皮膚科 佐藤健二
日時:2011年12月3日(土)、14:00-17:00 途中休憩を入れます
場所:阪南中央病院 講義室(2階)、約50名収容可
最寄駅:近鉄南大阪線 布忍(ぬのせ)駅から徒歩10分
地下鉄御堂筋線 北花田駅あるいは新金岡駅からタクシーで10分
http://www.hannan-chuo-hsp.or.jp/access/index.htmlをご覧ください
参加:無料。予約はできません
お問い合わせ先:インターネット(パソコンのみ)で steroid_withdrawal@yahoo.co.jp
電話で 佐藤小児科 072-281-0215

資料:以下の資料を使用します。できるだけ前もってお読みください。近々まとめの資料を佐藤のブログに載せる予定です。
http://www.kyudai-derm.org/part/atopy/pdf/atopy2009.pdf#search=’皮膚科学会 アトピーガイドライン’ Ⅰ.初めに、Ⅱ.病態、Ⅴ.治療の1.と2.の(1)と(2)(あまり長くないです)

日本皮膚科学会 皮膚科Q&A Q10 ステロイド外用薬を止めるときにはどのような注意が必要ですか http://www.dermatol.or.jp/qa/qa1/q10.html (短い)
日本皮膚科学会 皮膚科Q&A Q13 どうしてもステロイド外用薬をつけるのが怖いのですが? http://www.dermatol.or.jp/qa/qa1/q13.html  (短い)

佐藤のブログhttp://steroidwithdrawal.web.fc2.com/sennseiburogu.html
2010.12.13、2011.1.24、2011.2.6、2011.2.27の日付のもの。古江論文批判1-4。(長い)

論文1 Furue M et al、Clinical dose and adverse effects of topical steroids in daily management of atopic dermatitis、British Journal of Dermatology 2003; 148: 128-133(ダウンロードできません)

論文2 古江増隆、アトピー性皮膚炎治療の進歩 ステロイド軟膏適正使用ガイドライン アレルギー・免疫2004; 11: 16-23(ダウンロードできません)

(今後追加いたします。追加資料必要な方は、インターネットのお問い合わせ先へ「追加資料希望」とお申し込みください)

9/18岡山講演会報告

2011年09月19日 | Posted by 佐藤 健二 in 講演会 - (0 Comments)

皆様

9/18、アトピックの第17回アトピー性皮膚炎講演会(岡山)のご報告をさせていただきます。

ざっと数えると、アンケート用紙は76枚です。実際は100人を超えていたようです。大変な盛況ぶりでした(本当はアトピー治療について悲しいことなのですがね)。講演会を知った理由はインターネットが多いのは普通ですが、今回は新聞が非常に多かったです。また、ラジオ放送というのも5件は超えていたと思います。また、紹介というのが意外と多かったのですが、おそらくYさんご家族のご紹介だろうと思います。また、Yさんにあちこちにおいていただいたパンフレットを見てこられたことも分かります。Yさんご家族様様です。本当にありがとうございます。また、ご苦労様でした。
岡山県とそれ以外から何人かの方が講演会の応援に駆けつけてくださいました。この人々のご努力なしには講演会の運営はけっしてスムーズにいきません。本当にありがとうございます。

今回、講演会は第1部を乳幼児編、第二部を成人編として内容を組みました。時間進行はほとんど予定通りで、全然心配する必要はございませんでした。司会のAYさんありがとうございました。内容的にはアンケートで見る限り高い評価を受けています。しかし、少し改善の余地のあるようなご指摘もあります。私が感じた感想を少しのべます。

①第1部が終わると1-2割の方が退席されました。第1部の後で廊下で乳幼児の個別指導を行いました。これを喜ばれる親御さんもおられるとは思いますが、講演会全員が、情報を共有しようという意味では問題があり、今後検討の余地があると考えられます。例えば、個別指導で強調したい点をスライドの中に上手に入れる工夫をするなどがあると思います。

②これまでも話の内容は講演者がある程度分担してきたのですが、今回の講演会では強調したい点が重複して述べられていました。重複点は前もって相談し、最も分かり易く短時間に説明できるスライドを作って、最も適当な所で話していただく必要があるように思いました。

③私は、今回、スライドを作り終えたのが17日の深夜近くだったので、レジュメを作れませんでした。全講演者の重要な点についてレジュメを出していただき、それ全体をA4版表裏一枚程度にまとめるように努力をするのがいいように思いました。④講演会の医師の講演内容について、もう少し前準備を行った方が講演会としてはよりよくなると思いました。⑤なお、いつも言われることですが、字が小さいと後の人は読めなくなります。よほどのことが無い限り、32ポイント以上の大きさが必要でしょう。また、そうなるとスライド上に「文章」は避けて、「単語」あるいは「句」程度にする必要があると思います。

患者体験談は大変良く練られていて、聞く人の心を揺るがせました。大変上手な発表をありがとうございます。講演会の説明を補完する以上の効果があります。参加者が体験談のお話しを聞かれる時のまなざしは、講演者の話を聞く以上に真剣なまなざしをされておられます。眠る人など全くございませんでした。本当にいつもありがとうございます。

岡山県の皮膚科の先生がお一人、この講演会に参加していただき、質疑応答の時に参考意見を述べてくださいました。また、懇親会にも参加してくださいました。大変嬉しかったです。

19日は日本三大庭園の一つの岡山「後楽園」の散策に行かせていただきました。Yさんの立派な車に乗せていただき快適に連れて行っていただきました。私は後楽園はこれで少なくとも3度目です。一度は学会で、一度は家族ででした。自分の子どもたちが鯉に餌をあげていた情景を思い出します。30年ほど前のことでしょうか。お昼は「焼きそば」が無いので、美味しいお蕎麦屋さんでそばを食べました。おいしかったです。

お天気についてですが、17日には18日の午後あたりから2-3日連続で雨が降るような天気図でした。しかし、驚くなかれ、雨が降ったのは19日の早朝にパラついただけでした。Yさんのご努力とご心配を天の神様が見てくださっていたのでしょう。ついでながら大阪の天気について。19日は午後4時前に帰宅することができました。昨日のアルコールと水を汗と一緒に流してしまおうと思っていつもの運動を始めました。風は涼しかったのですが、少ししんどかったし、美津子から、「ひっくりかえらんといてね」と言われたので緩めの運動から始めました。しかし、結局、ダッシュは13回してしまいました。クールダウンが終わって、自宅近くまで来るとぽつぽつ雨が降り出し、その後、かなり激しく降り出しました。私の運動まで天の神様は見てくださっていたようです。ラッキー。

(8/13に進行順を改定しました。お子様連れの方の負担が少し減ります)
アトピックの第17回アトピー性皮膚炎講演会が岡山で開かれます。多数ご参加ください。

日時:2011年9月18日 午後0:30-4:30
場所:岡山国際交流センター、地下1階レセプションホール(空調あり、ペットボトル持ち込み可)
  JR岡山駅より徒歩2分、駐車場はありません Tel: 086-256-2905
参加費:無料(どなたでも自由に参加していただけます)
定員:80名(現地で先着順、予約はできません)

講師
佐藤健二:成人型アトピーはステロイド依存を伴ったアトピー、脱ステロイド・脱保湿で治そう
佐藤美津子:赤ちゃんのアトピーを治すコツ
隅田さちえ:誰でも出来る皮膚を育てる育児の秘訣
藤澤重樹:赤ちゃんや子どもの時こそステロイドをつかってはいけない、急いで治さないと治らないはウソ

第1部 乳幼児患者編
第2部 成人患者編
※第1部第2部共に講演・患者体験談・質疑応答があります。

講演会終了後、場所を移して懇親会(有料)開催。

お問い合わせ先:steroid_withdrawal@yahoo.co.jp あるいは
        佐藤小児科 Tel: 072-281-0215