Eczema treatment & TSW

[darcy]

How do you differentiate actual eczema patches during TSW. Also after TSW has been completed what do you do and how do you treat eczema patches that occur on hands, inside elbows, back of knees – how can this be treated without using steroids? Many thanks.

[佐藤健二]

actual eczemaをアトピー性皮膚炎と解釈します。TSWは、皮膚でのステロイド産生低下によって起ります。だから常にアトピー性皮膚炎とTSWは、程度の差はあれ、共存します。皮膚でのステロイド産生が復活するにつれ、TSWによる皮膚の炎症は軽度となり、アトピー性皮膚炎の炎症の程度が強くなります。
TSWが終わったと思っていても、保湿を続けていれば、ほとんどの場合、TSWは終わっていません。保湿離脱が必要です。hands, inside elbows, back of knees には保湿剤を塗らなず、乾燥させるようにします。掻破は行ってもかまいません。掻破予防にガーゼや包帯で皮膚を保護することはあります。その他に水分摂取制限をし、運動を続ける必要があります。シャワーは数日に一回程度に減らす必要があります。英語で書けずに申し訳ないです。「aあ」で英語に翻訳してください。

[darcy]

Thank you so much Dr Sato, your advice is greatly appreciated and in turn I apologise for not being able to write in Japanese. Wishing you the best.

[大島玲子]

佐藤先生、いつも大きな励ましをありがとうございます。先日のDarcyさんの質問に対する回答でわからない点がありましたので質問させてください。
「TSWは、皮膚でのステロイド産生低下によって起ります。だから常にアトピー性皮膚炎とTSWは、程度の差はあれ、共存します。皮膚でのステロイド産生が復活するにつれ、TSWによる皮膚の炎症は軽度となり、アトピー性皮膚炎の炎症の程度が強くなります。」とありますが、私は皮膚でのステロイド産生が復活すればTSWのみならずアトピー性皮膚炎もやがて良くなっていくと理解しているのですが、それで間違いはありませんか。今アトピー好発部位の炎症が強いので心配になりました。

[佐藤健二]

皮膚でのステロイド産生が増えればアトピーが良くなる部分もあると思います。細胞間の接着因子の不十分さは残っていますのでこれへのステロイドの影響は不明です。これは別の修復機構がカバーしてくれると思います。

[大島玲子]

佐藤健二先生、早速のお返事ありがとうございました。先生の著書、１７章を読み直したところです。もともとフィラグリンなどの遺伝子異常があったとしても、表皮細胞の増殖(結着？)機能を修復するために、いろいろな遺伝子がそれをカバーして自然治癒に向かう、ということでしょうか。そしてTSWと元々のアトピーを区別して考えなければならないが、脱保湿のプロトコルを続けていくことによって両方とも治癒に向かうという理解してよろしいですか。

TSWの戦闘モードからアトピー好発部位を含めた長い闘いに移行していくと思うと疲れを感じる時があります。心の持ちようなどアドバイスがありましたら教えていただければありがたいです。

[佐藤健二]

前半はおっしゃると落ちと思います。
後半は難しいですね。フェイスブックの私の記述を最近から少し遡って見ていっていただくと元気の出る記事が載っています。一度お読みになってください。すでに読まれておられるかもしれませんが。

[大島玲子]

お忙しい中何度も質問に答えてくださりありがとうございました。もう一度先生のフェイスブックを読み直して元気に楽しく脱保湿していきたいと思います。