脱ステロイド、脱保湿、脱プロトピック療法 を行っている佐藤健二先生のブログ
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紹介

1947年大阪に生まれる。

大阪大学医学部卒業。大阪大学医学部附属病院、名古屋市立大学病院、公立学校共済組合近畿中央病院を経て、現在大阪府松原市の阪南中央病院に在職。

日光で皮膚癌を生じる色素性乾皮症の研究に携わり、紫外線対策に取り組み、保育・教育施設への普及に尽力する。

成人アトピー性皮膚炎の治療にもかかわり、一般的な治療法とは異なる脱ステロイド・脱保湿治療に取り組んでいる。

コメント(283)

  • 関水玲奈

    佐藤健二先生
    お返事を頂き、ありがとうございます。
    参考にさせていただき、親子で乗り越えたいと思います。
    お忙しいなか、色々と教えていただき、誠にありがとうございました。
    関水 玲奈

  • 関水玲奈

    佐藤健二先生
    早速、丁寧なお返事を頂き、ありがとうございます。
    先生からのご回答を拝読させていただき、不安が和らぎました。遠方の為、直接受診したくても叶わないため、この様な機会をいただき、アドバイスをいただけたことを、とても有り難く思います。ありがとうございました。

    かならずしもひどくなるとはかぎらない、4才からの脱ステロイドの場合、症状が落ち着いてから徐々に脱保湿をする方法もあると教えていただき、心が救われました。
    これ以上、辛い思いを息子がしなければならないと決めつけず、焦らずに続けていきたいと思います。

    お忙しいところ、申し訳ありません。もう3点教えて頂きたいことがあります。

    一つは、保湿をすぐにやめない場合は、先生はどの様な保湿を勧めておられますか。
    赤ちゃん・子どものアトピー 治療にもあるように、ワセリンが良いのでしょうか。馬油や植物性のオイルなど、自然なものは良いのでしょうか。
    ネットでは、色々な情報があり、ワセリンは皮膚を保護し過ぎてしまい、長期使用で自分の身体から皮脂膜が出なくなる、防腐剤や界面活性剤が入っていて、よくないなどの情報もありました。

    二つめは、保湿の仕方ですが、痒がると、クスリぬって〜!!との息子の訴えに、どこまで応えてやっていいのでしょうか。塗り過ぎも良くないかと思いながらも、気持ちが落ち着くならと、保湿しています。

    三つめは、症状が落ち着いてきてから、徐々に脱保湿を始める場合、どの様な状態を落ち着いたと判断すればよいのでしょうか。

    現在、息子の状態は、ぶつぶつした湿疹はなくなり、全体的に赤く、痒みと乾燥がひどい状態です。
    痒みが出現すると、あちこち掻き始め、傷もあります。痒みが強い前腕やお腹は、傷が多く、深い為、肌は少し腫れています。顔の皮膚は赤く、薄く見えます。
    今まで、滲出液がたくさん出るということはありませんでした。
    素人目線ですが、4月から5月にかけてが、息子が体内からいらないものを排出しようとしていたピークの様に感じています。この時が夜泣きや痒がり方も今よりひどく、半狂乱という状態もあり、辛そうでした。
    今は、佐藤先生からひどくなるとは限らないとのお言葉を頂いたから思えるのですが、残りあと少し出し切りながら、自分の皮膚を強くしていっている様にも見えます。精神的にも落ち着いています。
    脱ステロイドで、皮膚の状態が悪化するまで、皮膚科ではアトピー との診断を受けたことはありませんでした。アトピー っぽいけど、大丈夫など、曖昧な診断で、ステロイドを処方され、それを私も塗っていました。脱ステロイドで、こんなに副作用が出て、大変な事になるとは、思ってもいませんでした。

    現在の治療やスキンケアとしては、皮膚科で教わった手づくりの保湿液、グリセリンと園芸店で購入した尿素を水道水で溶かしたものを使用。痒みがひどい部分に夜間のみ、グリパスを塗る。アレジオンを夜一回服薬。
    入浴は、竹酢液や緑茶を入れるとよいと教わり、実行しています。
    その他、食生活や色々は、佐藤先生の著書を参考にさせていただいています。

    いつでも構いません。お時間の許す時に、教えて頂けますでしょうか。よろしくお願い致します。
    非常に長い文を読んでいただき、ありがとうございました。

    • 佐藤 健二

      1.ワセリンで良い。より純粋なプロペトなどでもよい。馬油、美肌水、入浴に入れているものはすべて禁止です。
      2.外用は1日1回。できればガーゼをうまく使うこと。一度巻けば可能なら1週間は剥がさない。
      3.どのようになれば落ち着いてきたと判断するかはよく観察していれば分かってくるでしょう。ご自分で判断してください。

      滲出液の中には悪いものは含まれてはいません。出ない方がいいのです。皮膚が悪いから出てしまうだけです。

  • 関水玲奈

    はじめまして。関水玲奈と申します。
    もうすぐ4歳の次男のアトピー 治療で、ご相談したく、連絡させていただきました。

    次男は生後5.6ヶ月の頃に、四種混合の予防接種をした後、全身に湿疹が出現し、小児科でプロペトやロコイドを処方され、ステロイドは使いたくないという気持ちはありながら、段々と減らしていけると信じ、それ以後も湿疹が出ると、同じような薬を塗っていました。

    今年の2月に、知識と覚悟はあまりないまま、ステロイドをやめてみたところ、2.3月は乾燥程度で済んでいましたが、4月から強い痒みが出現し、5月に発熱したと同時に熱感をもった赤みと、お腹に赤いぶつぶつした湿疹がみられました。痒みがひどく、4月に入園したばかりの幼稚園生活も辛そうで、かわいそうになり、また私がもうすぐ出産予定である不安から、ステロイドを5月の悪化後に4.5日使用し、症状が落ち着き、やめるとまた5日ほどで悪化してしまい、もう一度1週間ほど使用しました。

    その間に、ステロイドの副作用の怖さや脱ステロイドについて調べ、やはりステロイドはもう使いたくないと、家族にも相談や説明し、ステロイドを中止しました。

    現在は、ステロイドは使用せず、乾燥と痒みがひどい状態です。
    ステロイドを使用しない皮膚科を受診し、手づくりの尿素とグリセリンの入った保湿液の作り方を教わり、それも脱保湿の考えから、あまり使わない方がよいと指導されました。また、グリパスという、グリテールとマクロゴール、サトウザベルべ10、プラスチベースを混ぜた塗り薬をどうしても痒みがひどい部分にといただいています。
    夜間に痒みと不快感、倦怠感を訴え、眠りが浅くて、3回程起きたり、夜泣きみられ、アレジオンも処方してもらいました。

    受診した皮膚科の先生からは、今ですら乾燥して皮がボロボロ落ちる状態ですが、もっと乾燥させて、ひび割れて痛いくらいになって、徐々に治ると言われました。

    今の状態でも次男が辛そうでかわいそうなのに、これ以上乾燥させて、痛い思いをしなければいけないのかと、心が折れそうになりました。先の見えない不安にも押し潰されそうになりながら、きっと良くなる、今は頑張る時と自分に言い聞かせています。

    先生の赤ちゃん・子どものアトピー 治療の本も拝読させていただき、参考にしています。実際に診察してもらわないと難しいかと思いますが、先生の見解やこの後どの様に回復していくのか、今の治療方法に対するご意見をお聞かせいただきたく、ご連絡させていただきました。

    お忙しいところ、お手数をおかけし申し訳ありませんが、アドバイスをいただければ、幸いです。よろしくお願い致します。

    • 佐藤 健二

      関水玲奈様

      1.ステロイドを止めることは良いと思います
      2.4歳頃の脱ステロイドの場合は、直ぐに脱保湿に移らずに、しばらく保湿を続ける方法もあります。ある程度安定すれば保湿も中止します。
      3.アレジオンの内服は良いと思います。
      4.今後の回復の過程は実際に何回か見せていただかないと分かりません。もっとひどくなるとはかならずしも言い切れないと思います。

  • Kohei

    先生、こんにちは。
    1ヶ月ほど前から先生の本を読んで脱ステ脱保湿に取り組んでいます。
    自分で脱ステをしていましたが、自分の皮膚の経過を医師にも見てもらいたかったので
    住んでいるところに近い、ステロイドや保湿剤を使わない医師のところに行きました。
    横浜の吉沢皮膚科というところです。
    そこでの治療ではヒスタグロビンという注射を打たれます。
    質問ですが、先生の本には注射の話はなかったと思いますが、
    ヒスタグロビンはアトピー治療には有効ですか?

  • かず

    佐藤先生こんにちは。
    以前に息子がアトピー治療でお世話になりました。一歳からステロイドを一年使い、脱ステロイドをして二年になります。脱ステロイドが上手くいき、先生には大変感謝しております。今は夜の寝始めに痒がるぐらいで、睡眠もまずまずとれており、日常生活に困ることはほぼなくなっています。
    そこで、先生にご相談です。現在四歳で乾燥肌です。そろそろプールなどの習い事を考えているのですが、乾燥肌で、汗をかくのも少なめの状態では、プールは悪化するのでしょうか?

    • 佐藤 健二

      かずさま

      試してみてください。15分ほどプールに浸かる所から始め、30分、1時間などと増やして悪化がないかどうかを確かめながら行ってください。
      基本的に運動はいいと思います。

      • かず

        ありがとうございます。試してみます。
        全国のアトピーに対するステロイドの使用の考え方が変わるよう、
        先生のご活躍を心より応援致します。

  • Kohei

    ちなみに幼少期にもステロイドや保湿剤を使っていたと思います

  • Kohei

    佐藤先生、はじめまして。
    わたしは現在、大学4年生です。高校生のころまではアトピーの症状が出ていなかったのですが、大学生活を始めたあたりから環境の変化によって症状が出るようになりました。
    症状が出たときはステロイドと保湿剤を塗っていました。それで良くなったり悪くなったりの繰り返しだったのですが、半年ほど前から良くなる時期がだんだんとなくなり、薬があまり効かなくなりました。
    そこでインターネットにて脱ステ脱保湿に出会いました。
    先生の本を購入して読み、脱ステ脱保湿を始めてから2週間ほど経ちました。全身の激しい離脱症状はそこまで起きず、今は首や腕が落屑しているような状態です。
    しかし、足に気になる症状があるので先生にお聞きしたいです。足が少し腫れたような感じで、座っているところから立ち上がるときに痛みを感じます。また、長時間立ちっぱなしのときも痛みを感じます。足はカサカサしていて、滲出液はなく、落屑もほぼしていないような状態です。これは一体どういう状態ですか?このまま自然と治るものですか?
    わたしの読み落としかも知れませんが、先生の本に書いていなかったと思うので教えていただきたいです。
    よろしくお願いします。

    • 佐藤 健二

      よくあるのは、下肢の浮腫あるいは下肢の表面の浅い亀裂による痛みです。下肢を挙上して寝るだけで前者はましになる可能性はあります。後者は待っていれば治ってくるのではないでしょうか。

  • くるみ

    初めまして。
    アトピーに悩んでありまして、こちらにコメントさせていただきます。

    幼少期からアトピーで騙し騙しステロイドで凌いできました。
    出産して劇悪化し、かなり強力なステロイドを使った結果、ステロイド性緑内障になりました。

    そこで、脱ステロイドを余儀なくされ、激しい離脱症状を経て7ヶ月で綺麗になりました。
    その時に漢方薬を処方され、快方に向かってからも予防のためと思って五年間飲み続けていました。
    そして、2016年秋、突然アトピーが再発し、首から上が真っ赤になりました。理由はわかりませんが、前年度に二人目を出産して、寝不足が続いていた時もアトピーは出ていませんでした。何故育児が落ち着いてから悪化したんだろうと不思議でなりません。

    そこで、次に処方されたのが甘草エキスをメインとした生薬でした。即効性がありました。
    ただ、飲まないとすぐ悪くなりました。不思議に思いつつも一年間数日に一回のペースで甘草エキスを飲み続けました。
    少し落ち着き初めて甘草エキスを減らしていた時、また劇悪化しました。
    甘草エキスが私にはステロイドに似てると直感的に思い、調べると作用がにてるとのことでした。

    せっかく五年前に脱ステしたのに…と思い、脱甘草エキスを決心したのが5ヶ月前です。
    それから5ヶ月経ちますが、症状は一進一退、よくなりません。

    自分自身に起きていることがよくわからなくて混乱しています。2年前の劇悪化は脱ステのリバウンドでしょうか?
    甘草エキスを一年間摂取し続けていたことはやはり良くないことだったのでしょうか。

    長文すみません。よろしくお願いします。

    • 佐藤 健二

      2年前の悪化がリバウンドかどうかは分かりません。ただ、ステロイドを止めていい状態になっていても色々なことで悪化することはあります。風邪をひくなどです。しかし、首から上だけの悪化だとその場所への何らかの刺激を考える必要はあるでしょうね。直接診察することが必要でしょうが、それでも一回の診察では分からないこともあります。
      甘草でおっしゃられる症状が起こる可能性は否定できないでしょうね。

  • かず

    私は27歳から5年間毎日顔の頬部にプロトピックを塗っていたのですが32歳の時に効かなくなり脱プロト開始。現在脱プロト2年目になりますがいまだにリバウンドの波があります。
    色々ネットで調べて脱ステを始めてステロイドが体から抜けきる期間は1ヶ月~1年程となっているので脱プロト2年目の私は最初リバウンドではなく別の皮膚炎かとも思いましたが症状が出ている箇所が頬の薬を塗っていた部分だけがまだらに赤くなっているのでやはりプロトピックのリバウンドではないかと思っています。
    また、脱プロト開始直後から塗っていた箇所のみ細かな丘疹ができ2年経った今でも治りません。
    脱保湿も1ヶ月程挑戦してみたのですが私の場合は悪化していくだけで良くならなかったので一月で断念してしまいました。脱保湿のサイトを見てみると大体脱保湿開始して悪化のピークは1週間~2週間程と書かれているのですが私の場合は4週間を過ぎても悪化していく一方でした。
    現在、脱プロトピックのリバウンド症状が出ており再び脱保湿に挑戦しようか悩んでいます。そこで佐藤先生のご意見を参考にさせて頂きたいのですが脱保湿を開始してからどのくらいの期間で赤みや落屑のない肌になりますか?また、プロトピックとステロイドではそのリバウンドの症状や期間に何か違いはあるのでしょうか?

    • 佐藤 健二

      かずさま

      プロトピックを使用した皮膚での脱ステロイドや脱保湿は、プロトピックを使用したことのない皮膚での脱ステロイドや脱保湿に比べてジクジクする程度と期間が長いようです。プロトピックについては「<新版>患者に学んだ成人型アトピー治療、難治化アトピー性皮膚炎の脱ステロイド・脱保湿療法」(つげ書房新社、佐藤健二著)の第5章 免疫抑制剤(プロトピック軟膏とネオーラル)の問題点 をお読みください。

      脱ステや脱保湿を成功させるためには、ステロイドや保湿を止めるだけではなく、水分制限、規則正しい生活、運動、入浴制限、正しい食事、かさぶたを取らないなど、してはいけないことをせず、しなければならないことをする、という条件がなければ旨く行きません。これらを実行すれば脱保湿の離脱症状のピークは離脱後5日程度です。

      これまでの活動についてご検討ください。

  • 脱ステ、脱保湿、脱風呂をしています。
    行事や遊びの中で砂遊び、泥遊び、プールの参加は可能でしょうか?プールは塩素が入っていて泥や砂は傷口からの細菌は大丈夫でしょうか?また保湿行為になりアトピー脱ステの治療に悪影響でしょうか?

    • 佐藤 健二

      子どもさんの全体的な状態が分かりませんので一般的なことしかお答えできません。傷がなかったらできるだけ行事に参加するほうが楽しいと思います。塩素はあまり気にする必要はないでしょう。実際にプールに入って問題が起こるようなら止めてください。

  • みさき

    行ってみましたがこの皮膚状態だとステロイドで皮膚を綺麗にしてからでは無いとアレルギー負荷試験は出来ないと言われました。
    卵、ピーナッツ両方ともレベル6アナフィラキシーは嘔吐や蕁麻疹が起こります。igeは3歳で9500。かなり高いです。ステロイド一旦使用して負荷試験で克服した後、再び脱ステを再びした方が良いのでしょうか

    • 佐藤 健二

      みさきさま

      ①親子二人での入院は、両者が患者として入院する場合は、部屋があれば可能です。部屋代がいるかもしれません。阪南中央病院の医療連携課にお尋ねください。
      ②急いでも食物アレルギーが簡単には約治ることはないでしょう。幼稚園で除去食を食べながら家で食物負荷を試していけばいいと思います。
      ③ステロイドでいったんきれいにする必要はないと思います。それをすればそれまでの苦労がほとんど台無しになるでしょう。

  • みさき

    3歳の子を持つ群馬在住の母です。
    ステロイドは約2年半使用しだんだん効かなくなり脱ステ脱保湿を始めました。脱ステ9ヶ月。脱保湿3ヶ月に突入しましたがで日に日に悪くなり痒がり血だらけになるまでえぐる様に毎日掻きむしる為なかなか綺麗になりません。幼稚園入学にあたり食事アレルギーを克服させようとアレルギー科や大きな病院に

  • みさき

    はじめまして母子で脱ステ
    脱保湿をしていますがなかなか
    よくならず毎日必死に生きています。
    母子での入院は可能でしょうか?

    また3歳の子の症状で腕と足の痒みが強く皮膚がズル剥けで浸出液と血が腕全体にでて真っ赤に染まり乾くとカサブタ(茶色の)になるの繰り返しで、炎症部分に白い膿の持ったニキビのような物がびっしり出来るようになりました。入浴も染みるためか入りたがらないので入れていない状態です。白い膿のニキビのような物が感染症
    なら入浴は無理やりにでも入れさせた方が良いのでしょうか?

  • 松嶋まどか

    お忙しいところすいません。
    5年前に阪南中央病院にて脱ステロイドで入院しておりました松嶋です。
    その節は大変お世話になりました。
    以降ずっと脱ステ・脱保湿に今でも取り組んでいて皮膚は徐々に良くなっています。

    ですが喘息と診断され自宅近くの内科の先生から
    ステロイド吸引を言われたのですが
    またあの頃に戻るかも知れないと思い怖くて断りました。
    大学病院なら新しい薬を処方してくれるとのことですが
    一回あたり保険適用しても10000円ほどかかる薬とのことでした。

    そこで佐藤先生のご意見をお伺いしたいのですが
    ①喘息の治療法としてステロイド吸引は皮膚の状態に影響をまた与えてしまうでしょうか?
    ②新しい薬(ゾレアなどの喘息治療薬)に関しては佐藤先生は良い効果が期待できると思われますか?
    ③まだ息苦しい程度で息が出来なくなるといった程ではない場合は佐藤先生としてはどういった治療をするのがいいと思いますか?

    長々とすいませんがよろしくお願いします!!

    • 佐藤 健二

      ①皮膚に影響を与えます。吸入すると皮疹が良くなり、中止すると離脱症状が出ます。
      ②一時的には効くと思いますが、ゾレアに対する抗体が出てくる可能性があります。
      ③皮疹が悪化しない範囲で水分を少し多く摂る。気管支拡張剤の内服、オノンなどの炎症を抑える薬の内服、抗ヒスタミン剤の内服。これらでかなりしのげます。

      • 松嶋まどか

        お返事いただきありがとうございます!
        むしろこちらの返事が遅れてすいませんでした!

        現状は下記を処方されています
        カルボシステイン
        ツロブテロールテープ
        ユニフィル

        少しは収まったのですがまだ喘息は続いているので
        次の診察時に先生のコメントを参考に直訴してきます!
        ありがとうございます!

  • 阪南とまり木

    2018年1月12日(金)に行われたとまり木の内容をお伝えいたします。

     本日紹介するのは、小児科診療と言う医学雑誌に掲載された金沢大学医学部皮膚科竹原教授の記事である。竹原教授は論文の中で脱ステ療法の位置付けと問題点に対して、一貫して脱ステロイド治療を批判している。

     本論文の中で、脱ステロイドの有効性を科学的に示した原著論文は乏しいと言っている。しかし、ガイドラインで、アトピー性皮膚炎の治療で、有効性と安全性が科学的に十分に検討されている薬剤はステロイド外用剤とプロトピックだと言っているが、その論拠となる論文は提示されていないのである。このことは、標準治療の根拠となる原著論文はないことを示している。脱ステロイド治療の実施者が標準治療のそれに比べて少ないため、脱ステロイドの根拠となる論文が多いと言えないことは事実である。であるにしても、2016年の深谷先生筆頭著者の脱ステロイド治療に関する英語論文などいくつかは存在する。ただ、標準治療を推進する学会のボスたちが無視あるいは隠しているだけである。このような不確実な治療法であるステロイドであるにもかかわらず、基本的治療薬であるステロイドに「依存性」等と言う言葉を貼りつけるのは良くないと根拠もなく言っている。

     佐藤は、「脱ステロイド治療はステロイドの副作用の治療であって、アトピー性皮膚炎の治療ではない。脱ステロイドの後でアトピー性皮膚炎の治療に取り組んでいる」と常日頃から主張しているが、竹原教授は、脱ステロイド治療はアトピー性皮膚炎の治療を放置しており、悪化した状態を自虐的に我慢し続け、自然治癒を果てしなく長く待つ行為である、と批判している。脱ステロイド治療をアトピー性皮膚炎に対する治療と考える間違いをし、その上で脱ステロイドは治療法ではなく単なる「行為」なのであるという嫌味な言い方をしている。他人の主張を捻じ曲げたうえで批判する人はデマを振りまく紳士的でない人の行為である。

     2017年の時点で脱ステロイドを批判するなら、この時点で最も取り組まれいる脱ステロイドの批判をすべきである。しかし、竹原教授は、一昔前に有名であったが既に余り脱ステロイドを言わなくなった医師の行為や論文の批判をしている。今は、もし脱ステロイドの批判をするなら、佐藤が提唱し広範に受け入れられている脱ステロイド・脱保湿療法の批判をすべきである。竹原教授の論文の中には、脱ステロイド治療を推進する医師やそれをサポートし学会に要望書を出したAtopicという団体の活動や主張に関しては一切触れられていない。この様な隠ぺいは、明らかに現在の脱ステロイド治療が広く知れ渡ることが竹原教授やガイドライン作成者にとって脅威であることを示している。

     竹原教授の主張の中で、ステロイド外用剤の副作用である酒皶様皮膚炎がステロイド外用薬中止で治癒すると言っている。長期のステロイド治療で起こる酒皶様皮膚炎を起こす元の疾患や状態は色々ある。では長期にアトピー性皮膚炎にステロイドを塗ってきたアトピー性皮膚炎患者の皮膚で、ステロイドを中止したらステロイドの副作用の症状が消失すると考えるのは間違っているのであろうか。論理もなく脱ステが悪いと思い込んでしまっている石頭には、その発想が出てこない。アトピー性皮膚炎では酒皶様皮膚炎と同じ副作用ができないことを証明すれば私も脱ステロイド治療が間違いであると考えるであろう。しかし、ステロイド治療を推進する竹原医師がステロイド使用を停止したら症状は良くなると言ってしまっていることに気がつかないのである。哀れなものである。

     今回この竹原教授の論文を読んだが、上記の内容も鑑み、標準治療を推進する医師は追いつめられた状況であると考えられる。こういった状況であるからこそ、我々の考えを少しずつ広めていく必要があると感じている。併せて、患者の皆さんには、脱ステロイド治療はステロイドの副作用を治す治療だと認識して頂きたい。

    Q: アルコールは摂取しても問題ないか?摂取するにしても気をつけるべきことはあるか?
    A: アルコールを飲む際には、次の3点の問題点を把握し、自分自身で判断する必要がある。1: 夜の水分摂取となる。2: アルコールそのものは痒みを引き起こす。3: アルコールの摂取は、リラックス効果があり痒みを和らげる効果もある。従って、自分自身でアルコールを摂取してみることで痒みの症状を見て摂取可否を判断するしかない。ただし、痒みが問題なかったとしても、夜に水分摂取をしているという注意点は残る。その際、例えばウイスキー等では水分を少なく、アルコールを摂取することが出来る。痒みの強弱は、お酒の種類は特に関係ない。ビールが飲めないなどの個人のアレルギーに気をつければ良い。加えて、糖質制限は皮膚疾患・ 痒みには関係はない。

    Q: 風邪やインフルエンザにかかった場合は、湿疹にどのような影響があるか?
    A: 風邪やインフルエンザ症状がある場合は、一般的に湿疹は悪くなる傾向がある。また予防接種によっても皮膚炎が悪化する可能性はあるため、注意が必要である。患者が子供の場合で接種を必要とする予防接種には、注意して実施するしかない。

    Q: 初めて湿疹が出た幼児患者や、ステロイド・保湿の使用経験がない患者の皮膚炎にはどのように対応すればよいか?
    A: 「ステロイドにNOを! 赤ちゃん・子どものアトピー治療」に全て詳細は記載している為、そちらを参考されたい。

    Q: アトピー性皮膚炎の原因の一つとして、皮膚表面の黄色ブドウ球菌のバランスが悪い事がネット上に挙げられているが、どのように捉えれば良いか?
    A: 皮膚表面の黄色ブドウ球菌のバランスが原因として言われ始めた同時期に、別の論文で細菌感染を抑える治療は皮膚炎の改善に効果がない事が証明されているので、その情報は間違いと捉えてよい。但し、細菌感染が実際に起こった場合には、細菌感染への対処は必要となる。
    細菌感染していない場合においては、過度な消毒などで無意味に皮膚にダメージを与える必要はない。特に子供患者の場合は、入浴回数を減らす等の方法のほうが症状の改善は早い。

    Q: 細菌感染に気を付けるにあたり、どのような事を考え実施すれば良いか?
    A: 入浴を上手に活用する事が第一に挙げられる。入浴は皮膚表面の細菌量を減少させることが出来るが、過度な入浴や皮膚表面を洗いすぎると皮脂を必要以上に流してしまう為、注意が必要。また、細菌は常に皮膚表面にいるが体内の免疫機能が十分に働いている場合や傷口がない場合は全く問題がない。免疫力を高める方法としては、やはり適度な運動が望ましく、また運動が細菌感染を引き起こすということはない。

    Q: 患者等に話を伺うと、アトピー性皮膚炎患者は手足の冷え症や肩こりの人が多いと思うが、それについてはどうか?
    A: その情報の真偽は明確ではない。また冷え性や肩こりには運動が良いと思われる。

    Q: 退院後に悪化してしまうケースを聞いたことがあるが、どういった人がどれほど悪化する傾向にあるのか?
    A: 入院中に寛解ではなく、ある程度良くなったか程度で退院するが、退院後一時的に悪化する傾向は確かにある。これまでの入院患者で見ると、全体の2/3ぐらいは退院後一時的に悪化するひとがいると思われる。

    Q: 様々な面において運動が症状改善に有効ということは理解したが、どのような運動をするのが良いだろうか?
    A: 重要なのは、脈拍が上がる運動をする事である。例えば太極拳なども効果はあるが、それで十分とは言い切れない。心臓に病気がある人や足に傷がある場合など、運動の仕方を考える必要はある。但し、太極拳等でも何もしないよりは絶対に良い。

    Q: 脱ステ治療後も、花粉の時期は症状が悪化する傾向にあるか?
    A: 目や鼻に痒み等のアレルギー症状が出て、二次的に皮膚炎が悪化する患者はいるが、花粉が直接的に皮膚炎の症状に悪影響を与えるわけではない。抗ヒスタミン剤、特に比較的新しいビラノアという薬、で花粉症にかなり効果がある。抗ヒスタミン剤の中でも、エキソフェナジ ンは眠気は生じないが効果は若干薄く、エピナスチンは眠気は少し生じるがより効果がある。花粉症が起きる前から事前に飲む必要性はあまりなく、花粉症の症状が出始めた頃に抗ヒスタミン剤を摂取する事で十分である。

    Q: 乳酸菌の摂取が花粉に良いという情報があるが、効果があるのか?
    A: 明確な回答は出来ない。試してみてもいいのではと思う。

    Q: 細菌感染を抑えるために抗生物質を摂取すると、腸内細菌も死んでしまうという情報があるがどのようにすれば良いか?
    A: 適切な食事と運動としていれば、特に何も気をつけなくても腸内細菌は通常状態にすぐに戻る。特に意識する必要はない。

    Q: 食事に関して、摂取する油のバランスや過度なタンパク質の摂取は、体に悪影響を及ぼすとの情報があるがどのように考えればよいか?
    A: まず、細胞膜は油分で出来ているため、傷を修復するためにも油の摂取は必須。摂取する油のバランスに関しても、外国人の摂取する油分は偏りすぎている為、そういった情報を得られたのだと思うが、過度に意識しすぎる必要はない。またタンパク質においては、滲出液や落屑で通常より2倍以上摂取する必要がある患者もいるほどである。そこまで過剰摂取に意識する必要はない。また、砂糖は別の名をショ糖ともいい、その成分はブドウ糖と果糖に分けられる。これらは生命活動維持に絶対的に必要なものであり、これが問題であるとするならば、全ての生物に何らかの異常が起きているはずだが、そういった観察は見られない為、糖分の多少の過剰摂取を意識しても意味がない。また、糖分を過剰摂取するとIgEが上昇するとの論文はあるにはあるが、皮膚炎とIgEとの因果関係が逆に考えられているため問題ない。補足すると、皮膚炎の湿疹が軽快した後でIgEが減少し、症状が悪化するとIgEが上昇する。IgEと皮膚炎の因果関係の世間一般の考え方は間違っている。

    Q: 体型や体脂肪率と痒みには何らかの関係があるか?
    A: そのようなデータは見たことはない。但し、アトピーの人は細胞を増殖させるのは得意ではないようで、体重が増加した後に痒みが増したという患者はいる。しかしながら、その一症例で全てが説明つく訳ではもちろんない。補足すると、幼児の湿疹はよく顔に現れるが、これは幼児の成長は頭部が一番早いからだと考えると納得がいく。皮膚炎が現れやすい患者は細胞を作るのがあまり上手でなく時間がかかる為である。幼児患者の成長がある程度進む と、頭部の成長も緩やかになるため、症状は落ち着く。同様に、思春期でも再度成長スピードが増す為、症状が再発するケースが多くある。要は、成長する時期・成長する部位には皮膚炎の症状が出やすいと考えている。

  • ふく

    初めまして。
    私は6年脂漏性皮膚炎にかかっています。皮膚科に行っても悪化の一途で顔全体、頭皮、陰部まで白いフケ、瘡蓋、黄色いフケ、凄まじい抜け毛などに悩んでいます。
    私は現在何もつけない触らないをしていて週1で無添加石鹸で頭皮と顔を洗うのみしています。
    先生は脂漏性皮膚炎に対してどのような治療をされていますか?

    • 佐藤 健二

      顔の脂漏性皮膚炎ならまずはニゾラールクリーム、頭のものならニゾラールローションを使用します。
      脂漏性皮膚炎は、ステロイド治療をしていなければ日常生活を規則正しくし、余計な薬を飲まず健康的な生活をすればゆっくりと良くなっていくと思います。
      過去にステロイドを使用されておられれば脱ステロイド脱保湿が必要となると思います。

      • ふく

        お返事ありがとうございます。
        ニゾラールクリームを毎日塗っていたときもありますが塗るのも大変でかつ洗っても落ちる感覚がなくやめたことがあります。
        他の薬などもそうですが洗っても洗ってもなぜか落ちないのです。
        ニキビダニがいるとも言われたことはありますが…どうすればいいのかもはやわかりません。お手上げです。

      • ふく

        改善への糸口を探し続けています。改善のコツなどあればお聞きしたいです。
        ステロイドは1年以内に使ったことあります。それ以前にも度々使用していました。最長で2週間使用です。
        脱保湿は2ヶ月前くらいからです。
        入院で治るものなら入院したいくらいあります。
        お忙しい中長々とすみません。

        • 佐藤 健二

          皮膚科の場合はやはり診察で実際に見て見ないと何とも判断をしかねる所があります。相談を希望されるならやはり受診していただくしかないと思います。

  • サト

    佐藤先生

    ご返信ありがとうございます。
    先生の本は昨年購入し、色々と勉強させて頂きました。
    先生の仰るとおりベッドに寝てばかりではなく、
    また水分摂取を控える生活となるように
    心掛けたいと思います。
    どうぞ今後ともよろしくお願い致します。
    先生もお身体御自愛下さい。

  • サト

    佐藤先生
    昨年秋頃、病院で診察をして頂きました者です。
    脱ステロイドは約20年ほどしておりますが、
    昨年より悪化し、今はほぼベッドで寝ています。
    なかなか良くならず苦しい毎日です。
    一つ教えて頂きたい事がございまして書き込みさせて
    頂きます。
    デュプルマブという抗体新薬の件ですが
    来年承認されるとウェブで情報を見つけました。
    これは期待出来るものでしょうか?
    お忙しいところ申し訳ありませんが、
    ご教授お願い致します。

    • 佐藤 健二

      デュピルマブ(dupilumab)という薬は、抗IL-4受容体抗体が成分の薬です。サイトカインであるIL-4とIL-13の作用を押さえて、IgE産生を押さえようというものです。現在、ネモリズマブ(nemolizumab)という抗IL-31受容体抗体や抗IL-13抗体、JAK阻害薬、PDE4阻害外用薬、JAK阻害外用薬などの生物学的製剤の開発が進められています。どの薬も、現在のアトピー性皮膚炎の問題が青年期・成人期に増えている原因を正面から考えようとせず、アレルギーで事を濁して薬の開発を製薬企業と一緒になって行っているだけです。薬効的にはプロトピックやネオーラルと同じ運命を辿るようになるでしょうが、眼をむくほど高価なっ薬なのでそう簡単には使用できないでしょう。やはり、今の問題をステロイドや保湿に対する依存と考えるようになってそれへの対応を行わない限り、いつまでたっても治らないことになるでしょう。学会主流派の誠意の見えない治療薬開発だと思います。

      • サト

        佐藤先生
        お忙しいところ早速のご回答ありがとうございました。
        ちょっと期待していただけに残念です。
        先月中旬頃まで少し回復傾向だったアトピーの症状が、
        洗濯機の買い替えで、ちょっと掃除をしただけで
        古い埃を吸引してしまったのか、坂を転がり落ちるように
        悪化しました。
        全身に湿疹が広がり、昨年から我慢を続けてやっと
        買い物くらいは出かけられるようになっていたのに、
        振り出しに戻りました。
        精神的にも落ち込んでいます。
        でも頑張るしかないですね。

        • 佐藤 健二

          ちょっと掃除をしただけでそこまで悪化するようには思えません。何か他の要因を検討ください。

          • サト

            私のアレルギー検査での陽性反応は、埃 ダニ アマルガム
            菊 で、遅延型アレルギー検査では乳製品と出ました。
            確かにこれらを出来るだけ排除してもアトピーの症状が
            なくなる訳ではないので他に重大な原因があるのかも
            しれませんが、この20年間、色々試行錯誤し
            結局わからずじまいです。
            でも埃やダニで症状に多少なりとも影響する事は
            否定出来ません。また、昨年秋頃に虫垂炎の手術
            をしてからアトピーが酷く悪化しているように
            思われます。
            今までならば、一年のうち半年はコントロール出来て
            いたのに、今は酷い状態の中での多少の変化が
            あるだけです。
            埃以外の原因もきっとあるのだと思いますが、
            もう考える術がありません。
            最近は、眠れないストレスと気力の衰えで
            まいってしまっています。
            ダラダラと書き連ねてしまい申し訳ありません。

          • 佐藤 健二

            一日中ベッドに居るのは大変な保湿です。水分も過剰になっていませんか。可能なら私の「<新版>患者に学んだ成人型アトピー治療、難治化アトピー性皮膚炎の脱ステロイド・脱保湿療法」(つげ書房新社、佐藤健二著、2015年)の第1章を読んでみてください。

  • ハヤコ

    佐藤先生、初めまして3歳7ヶ月の娘を持つハヤコです。10日前に脱ステ脱保湿を始めました。ステロイド歴半年です。7日目で白い乾燥が見られ、発熱しました。①発熱は脱ステ脱保湿と関係はありますでしょうか?名古屋に住んでいます。②愛知県に脱ステ脱保湿のお医者さま探しています。脱ステ脱保湿のお医者様がいらっしゃれば教えて頂きたいです!心は決めたものの、湿疹が出始めると不安です。宜しくお願い致します!

    • 佐藤 健二

      ① 分かりません。脱ステ・脱保湿で熱が出ることはありますが、3歳7カ月の子どもさんは色々なことで熱が出ます。
      ② 愛知県にはいません。岐阜には「たらお皮膚科」があります。

  • みずき

    脱ステロイドを始めて半年が経ちました。現在は、赤みだけが残っています。医師からはもうできることはない。血管が拡張してるから再生して治まるのを待つしかないと言われました。年単位でよくなるか見ていき、良くならないなら他の手を考えると言われ不安でいっぱいです。レーザー治療などもあると聞いて気になっています。
    私にできることはないのでしょうか。
    保湿などは一切していません。

  • みずき

    脱ステロイドを始めて半年が経ちました。現在、自然赤みだけが残っていて医師には血管が開いているため再生するのを待つしかないと言われました。年単位で経過を見ていく予定だと言われたのですが、それが最善であり1番早いのでしょうか?レーザー治療などもあると聞いて気になっています。
    今私にできることは何もないのでしょうか?

    • 佐藤 健二

      情報が少なくて何をお答えすればいいか分かりません。脱ステロイド・脱保湿療法は、ステロイドと保湿を止めればあとは何もしなくてもいいという治療法ではありません。私の本「「<新版>患者に学んだ成人型アトピー治療、難治化アトピー性皮膚炎の脱ステロイド・脱保湿療法」(つげ書房新社、佐藤健二著)」を図書館で借りるか購入するかして、「良くなるためにすべきことのうち、何をしていないか」と「悪くならないためにしてはならないことのうち、何かをしていないか」をご検討ください。

  • 佐藤先生
    お忙しい中度々申し訳ございません。今日Spezielklinik Neukirchen病院に連絡したところ、私が最後にこの病院に入院していたのは去年の8月と時間が経っているので(そしてこの病院では退院後に経過をサポートする通院システムや診療システムがなく、入院治療するのみの病院なので今行って診察してもらって紹介状をいただくわけにはいきません)、今回この紹介状を書くのは無理と断られてしまいました。私がベルリンで普段通っている診療所(General Physician)の医者からなら紹介状をいただくことは全く無理ないと思うのですが、それではダメでしょうか?
    お時間のある時にお返事いただけたら幸いです。
    どうぞよろしくお願いいたします。

  • 佐藤先生 初めまして、40歳女性のドイツのベルリンに在住しているものです。子供の頃からアトピーで、気にならないほど良い時とステロイドで症状を抑える時期(主に手に症状が出ていました。あとは腕や膝の裏、たまに額)を交互に過ごしていました。4年弱ほど前の、次男の妊娠出産を機会にアトピーがぐっと悪化して、手にはほとんど毎日のようにステロイドをつける必要がある状態でした。その時に一度、脱ステを試みたのですが一人ではでききらず、一度断念しました。その後去年の2月にものすごいアトピーが悪化して顔が腫れあがり目が開かなくなり、救急病院に駆けつけた時に、プレドニゾロンを処方され始めてステロイドを内服しました。1週間ほどでソフトランディングでやめるという説明を受けていたのですが、結局薬を断つとすぐまた症状がぶり返しになったので、南ドイツにあるステロイドなしでアトピーの治療をおこなう病院Spezielklinik Neukirchenで脱ステしに行きました。2回の病院で、最初の山を越したと思ったのですが、去年の秋にまたすごいリバウンドで全身に症状が広がり、大変に悩まされました。その後11月ほどから一度症状が落ち着いたと思った矢先、また3月からリバウンドで真っ赤なヒリヒリする肌、かゆみ、そしてものすごい落屑に悩まされています。Spezielklinik Neukirchenでは、もっぱら亜鉛華軟膏での手当てを中心としていて、それを家でも続けていたのですが、先生の著書で勉強したりして、脱軟脱保湿の必要をとても感じ、脱軟脱保湿も始めたのですが、体中バリバリに痛く、日常生活非常に困難で、特に顔がひどく家にもこもりっきりで、相談できるお医者さんもない状態で(Spezielklinik Neukirchenは、あくまでアトピーをステロイドなしで治療する病院で、脱ステをサポートする、という病院ではありません。ドイツの普通の皮膚科では、ステロイドを使うのが当たり前、ステロイドを使わないことに理解を示してくれるまれな皮膚科の先生たちも、脱ステに関する知識はなく、全くサポートをエアレれません)、非常に不安です。そこで、ぜひ日本に一時帰国して先生の病院での入院治療を望んでいるのですが、何しろドイツからで、しかも小さな二人の子供を抱えているので色々手配が複雑です。そこで質問なのですが、入院治療を望んでいる場合は、一度病院の外来に伺って(これは普通に外来の時間に受付に行って順番を待つということですよね? )入院治療が必要なことを確認していただかないといけないのですよね?また、入院希望の際に、現在では入院可能になるまでどれくらいの待ち時間があるのでしょうか?また、入院には適さないと判断された場合は、通院という形で、治療をお願いすることはできるのでしょうか?また、これは個人の症状で差があると思うのですが、平均的な入院期間はどれくらいなのでしょうか?今の状態では、とても不安なので、ぜひ一度先生に診ていただけたらと思っております。お忙しいところ恐縮ですが、お時間がある時にお返事をいただければとても嬉しいです。
    どうぞよろしくお願いいたします。

    • 佐藤 健二

      Spezielklinik Neukirchen病院の先生の入院が必要であるという紹介状があれば、入院できます。現在3人ほどの待ちがありますが、今月中に2-3人の人が退院されるので余り長く待つ必要はないと思います。
      紹介状のE-mailを「renkei@hannan-chuo-hsp.or.jp 」ここへ送るか、
      Fax: 81-72-335-2005
      へ送ってください。
      紹介状がなければ、受診していただき、入院の必要があるかどうかを判断させていただきます。入院しなければ勿論通院は可能です。
      子供同伴の入院はできません。
      平均的な入院期間は50日ほどです。

      佐藤健二

      • 佐藤先生
        お忙しい中早速のお返事ありがとうございます。明日早速Spezielklinik Neukirchen病院(私がいたのは別館のRötzで担当の先生はNowrotek先生でした)に問い合わせをして紹介状をいただけるか打診してみます。紹介状は英語でよろしいのでしょうか?またはドイツ語の紹介状で私が和訳をつけるという形でもよろしいでしょうか?
        お忙しい中、質問ばかりで恐縮ですがどうぞよろしくお願いいたします。

  • Y.u

    佐藤先生お忙しい中の返信どうもありがとうございます。
    脱保湿してからそれなりに経っていたので、先生のお言葉を聞いた時またあの悪夢が続くのかと思うとショックでした。
    悲しい事に今の職場はこの治療法を理解してくれず中々傷病扱いにしてくれません。と言うのも俗にいう医学的にに認められた治療法じゃないとダメだと言われました。でも生活もあるので辞めることも出来ないので社会に出ながら出来るだけやって行こうと思うのですが最後に一つ二つ質問がございます。
    個人差があるのは当然なのですがこの一時的に悪化する期間は平均どれ位なのでしょうか?また入院するとなると費用等どれ位かかるのでしょうか?質問ばかりで申し訳ございません。お手隙の時で構いませんので返信のほどよろしく願いいたします。

    • 佐藤 健二

      悪化期間は平均的には2-3ヶ月でしょうか。
      入院費用は、一カ月で20-30万円です。高額医療制度の手続きをすれば税額によって減額されます。

      • Y.u

        佐藤先生お忙しい中返信の方とても感謝致します。
        人生一度きりなので後悔のないように会社の方と相談して入院出来るか確認してみます。

  • Y.u

    佐藤先生はじめまして。33歳東京在中の者です。
    ただいま東京の脱ステ医の元、脱ステ脱保湿して1年8ヶ月が経ちました。
    先生の本も大変参考にしており、時には励みにもなっております。
    佐藤先生の意見を聞きたくメールさせていただきました。
    本に載っていなかったので質問させていただきたいのですが、今現在も激しい乾燥、落屑が起きており、1年8ヶ月経っても現在進行形で範囲か広がってておりとても不安です。
    最初はもみあげから顎のライン→額→耳→首→生え際から側頭部→瞼→頬の順で広がっています。
    今年に入ってからら一日一日落屑を繰り返している状態です。
    またあまり自然に落屑しない日は皮膚がゴワゴワになり顔がものすごく動かしづらい状態になりそれに耐えきれず自分で擦って皮膚を剥がしてしまいます。ダメだと分かっていても自分の皮膚じゃないみたいでとても耐えられません。剥がし終えた皮膚は異常なほどツルツルで次の日にはブヨブヨ→シワシワ→ひび割れて剥がれるという状態です。時にはシワに沿って皮膚が切れます。
    この状況は悪い状態なのでしょうか?
    激しいリバウンドは脱ステ脱保湿開始後2ヶ月目でピークが来ました。痒みは一番酷い時に比べてだいぶ楽になったのですがこの落屑はあまり変わらずむしろ酷くなって行ってる状況です。

    今現在の私の状況です。
    顔の赤みは日によって違い赤い日もあればドス黒い日もあります。
    痒みは主に上半身でシャワー後におきます。週2.3回ほどランニングしており汗掻いた時にまたに湯船に浸かる程度で基本ぬるめのシャワーです。シャンプーは臭った時に毛先に付ける程度です。ボディーソープは固形石鹸で気になるところのみです。洗顔はお湯で流すだけです。
    顔にほぼ痒みはないですがたまに額と眉毛がピリ痒いです。仕事上ダメと分かりながら見た目が良くないので落屑を取ってしまいヒリヒリしてる状況です。浸出液は前からほぼ出ないです。小さい頃にアトピーと診断されて強さは分からないですがステロイド塗っていたようです。
    その後28歳くらいまで季節の変わり目に少し出る程度でにしかアトピーは出なく、転職をきっかけに少し出始め徐々にステロイド治療を始める。
    ステロイドは頭にミドルクラスのローションを約1年体にミドルクラスを約3年、顔にはプロトピックを約1年、毎日ではないですが保湿と同時に塗ってました。
    現在の薬はオロパタジン、シナール、ビオチン散、ミヤBMを服用しております。この前顔のゴワゴワが耐えられなくてオイラックス10%を処方してもらいました。
    食事制限と水分制限は今はしておりませんが甘い物は控えております。睡眠は5.6時間程度。
    お忙しい所恐縮ですがまた、診察しておらず文面だけで判断するのは大変厳しいと思いますが返信いただけると幸いです。

    • 佐藤 健二

      大変しんどい状態を経験されておられるようですね。お見舞い申し上げます。

      現在の状態は脱保湿が終わっていない、終わらせようとされていない状態です。顔の痂皮を取ることを中止しないと現在の状態はずっと続きます。一時的に皮膚が悪くなりますので、接客などの業務があれば休職が必要かと思います。

      「<新版>患者に学んだ成人型アトピー治療、難治化アトピー性皮膚炎の脱ステロイド・脱保湿療法」(つげ書房新社、佐藤健二著)の第1章の3.脱保湿の④と⑤ならびに第10章の痂皮鱗屑をはぎ取る癖をなくすと11章の滲出液を拭き取らない、をお読みください。

  • 中庭真実

    佐藤先生 お忙しい中のご返信ありがとうございます。
    わかりにくい文章で申し訳ありません。「顔を3日洗わずにいたところ悪化した」というのは、
    そのときを境に、最近になって脂漏性皮膚炎と診断された症状がずっと続いているという意味でした。
    擦らず掻かずを実行しても、全体的にベタベタして爛れて土壁のようにボロボロと皮膚が落ちて来ます。
    ご意見伺えて良かったです受診の機会にはよろしくお願いします。

  • 中庭真実

    佐藤先生こんにちは。3年程前に受診させてもらいました。
    私は6年前に医師の元脱ステを行い、1年程で正常な皮膚へと回復しました。
    ところが、そこから1年後程経った頃に頬や頭皮がボロボロになってしまい、その時点で佐藤先生にみていただきましたが、薬の処方などはなく終わりました。その頃は赤みも少なく顔の症状は頬だけでした。
    その後引越しをし大阪から離れ、そちらへ伺うことができなくなりましたが、今は更にひどくなっております。顔全体が真っ赤で毛穴が開きぱなしでベタベタの状態です。
    頭皮は湿度を持ったフケの膜が頭皮全体を覆っている感覚があります。

    その後も皮膚科を点々としましたが、アトピー歴があるとパッとみただけでアトピーと言われ抗アレルギーの飲み薬を出されるも何も変化がなく困り果てていました。
    しかし、最近受診した皮膚科で脂漏性皮膚炎と診断されました。今思い返せば、風邪で寝込み顔も洗えない状態が3日続いた時がありその頃から悪化して行ったことに気がつきました。
    佐藤先生にかかった頃からだと考えると3年以上症状を放置してしまったことになります。
    このような状態でどのように治療して良いのかわかりません。何かアドバイス頂けないでしょうか。宜しくお願いします。

    • 佐藤 健二

      「顔全体が真っ赤で毛穴が開きぱなしでベタベタの状態」は皮脂がたくさん出ている状態なのか擦って滲出液が出ている状態なのか不明です。風邪で3日ほど顔を洗わなくても余り悪化はしません。風邪引きで悪化することが多いです。
       申し訳ないですが、記述されている内容では何をお伝えしていいか判断はつきません。やはり直接診察しないと分からないと思います。できましたら受診をお願いいたします。

  • きなこ

    はじめまして。27歳女性きなこと申します。
    脱ステロイドとは違うのですが質問させてください。
    先生は酒さ(ステロイドを使ってはいません)の治療はされていますか?
    5年ほど前から顔全体がヒリヒリしだし、見た目は特に異変がなくすぐ治るだろうという気持ちであまり気にしていませんでした。たまに皮膚科にも通っていましたが治らず化粧も気にせずしていました。2年前からストレスで急に悪化し暖房が強い部屋に行くと赤くなるようになったり痛みが激しくなります。どんどん広がり今は瞼も痛くて顔面全体ヒリヒリします。涙が出たり目が沁みたりという症状もあります。地元の皮膚科の先生は何もつけない、洗顔も水洗いやまたは洗わないという考えの先生です。私自身も薬を塗ることが怖いし、話も説得力があり信頼できる先生なのですがよくネットなどで見かける酒さの見た目とちょっと違っています。先生には暖房は一時的に悪くはなっても進行することはないよ、長い期間を通してよくなったり悪くなったりはするけれど症状が進行し続けてる人は見たことないと言ってくださるのですが職場(歯医者で働いています)の暖房がとても強くて何もつけなくても本当に進行しないのか、薬品の浮遊や金属の削り粉などで徐々に進行しないのかなど気になってしまいます。
    一度地元の先生と同じような治療方針の先生で酒さに詳しい先生がいらっしゃるなら一度他の先生にも肌を見ていただいてお話を聞いてみたいなという思いがあります。
    佐藤先生は酒さの治療に詳しいでしょうか?
    もし何か先生がご存知のことやアドバイスなどいただけると有難いです。
    長文で申し訳ありませんがよろしくお願い致します。

    • 佐藤 健二

      実際に診察していないので正確なことは言えませんが、印象としては酒皶という診断がそれでいいのかなと不安です。
       私は「酒皶」の治療を少数例行いましたが満足のいく結果は得られませんでした。
       というわけで、あなたに適切な助言をお伝えすることは難しいです。ごめんなさいね。

      • きなこ

        お返事ありがとうございます。
        佐藤先生の感じ方としては酒さではないかもしれないということでしょうか?
        やはりいくつかの病院で診断してもらうことも視野に入れた方がいいかもしれないということでしょうか…

        そうなんですね。
        ありがとうございます。

  • 高橋 優

    佐藤先生、私は22歳の学生でございます。ただいま脱ステ、脱保湿を行って40日あまりがたちましたが強いリバウンドがまだきていませんが首から下にどんどん乾燥が広がり黒くなり、ステロイドを塗っていない部分も黒くなり服があたるだけでも神経が痛い状態です。手や足もステロイドが塗っていない部分が黒くなりどんどん広がっていき鳥肌みたいなものが増えております。佐藤先生の本を読みましたが私の様な脱ステの経過はなかったために今回は質問をさせて頂きました。ステロイドや保湿剤は間欠的使用であまり連用はしていませんでした。今の私の肌状態はどのような状態なのかを知りたいと思い投稿させて頂きました。お忙しいと思いますが返信を宜しくお願い致します。

    • 佐藤 健二

      実際に見ていませんので正確なことはいえませんが、過去の外用が間歇外用であったことが離脱症状としても軽いようになっているのだと思います。ステロイドは、外用していなかったところにも効果があり、離脱時には塗っていなかったところに離脱症状がでることはしばしば観察されます。後しばらく待たれたら、良くなられるのではないかと思います。

  • コハマ

    佐藤先生 リンパ節のことで教えてください

    佐藤先生、以前アトピックでお会いし脱ステに勇気をいただきました。ありがとうございます。

    現在脱ステ2年と10か月、46歳女性コハマと申します
    皮膚の状態は炎症を繰り返し、現在は柔らかい部分が瘡蓋(前腕、下腿、鎖骨下、胸部、腹部など)
    眠る前に痒く、掻き壊しては治ることを繰り返し少しずつ肌が強くなってきているのを感じております

    先日乳がん健診を受けました。
    その際に腋窩リンパ節の腫脹を指摘され再検査となりました(医師も皮膚のせいではないかとは言っておりました)
    自分でも指摘された腫脹は、頚部、腋窩、鼡径のリンパ節で触れることができます。

    今までは、脱ステ中の変化と思い気にしていなかったのですが、
    もしや、抗生剤の使用など考えたほうが良いのでしょうか。
    また、この固いコリコリに対してマッサージなどした方が良いのでしょうか。

    乳がん健診で指摘を受けて少々不安になりました。
    また、同様の方もいらっしゃるのではないかと思いこちらで質問させていただきました。

    お忙しい中恐縮ですが、どうぞよろしくお願い申しあげます

    • 佐藤 健二

      脱ステロイド、脱保湿中はリンパ節は腫れます。気にする必要は無いです。皮膚に感染症が無ければ抗生物質の内服は必要ないです。マッサージは強い掻破行動と同じですので、禁止行為です。

      • コハマ

        佐藤先生 さっそく返信ありがとうございます
        脱ステ中のリンパ節の腫れは気にしないようにしたいのですが、もう少し気になります
        マッサージは強い掻把行為と同じとコメント頂きましたが、ごく弱いリンパを傷めないような皮膚を極力動かさないマッサージではいかがでしょうか?(リンパ節郭清後のリンパ浮腫の方に行うようなマッサージを想定しております)

  • エムアイ

    佐藤先生 
    お忙しい中、さっそくのご返信を頂きありがとうございました。了解致しました!先生の本の該当箇所も拝読致しました。このまま何もつけずにがんばりたいです。ありがとうございました。

  • エムアイ

    佐藤先
    以前、昨年7月3日~皮膚萎縮等で度々、ご相談に乗って頂きましたエムアイと申します。いつも本当にありがとうございます。昨年の8月から体(首や肩のあたりや肘内側など)、9月から顔の脱保湿に取り組んでおり、いったんは乾燥によるつらい症状が続きましたが、徐々に落ちつき、おそらくは、脱ステの後も保湿剤を塗り続けていたことが原因であろう激しい痒みも収まりおかげさまで肌の調子がとてもよく落ち着いていたところ、母親が体の健康のためにと勧めた梅のエキスを飲んでいたところ私の体質に合わなかったらしく、風疹のような湿疹が全身に出て、顔も荒れ、目の周りの皮膚も荒れてひどく目やにもでる状態となってしまいました。
    そこで、佐藤先生に助言を頂ければたいへんうれしいのですが、いったん脱保湿をし、私のようにいったん肌が落ち着いた後、再度肌荒れをした場合、症状がよくなるまでいったん保湿をしてもよいのでしょうか?また、通常脱ステ脱保湿後の保湿剤などの再開はしてもよいものなのでしょうか…?顔の目やにの件で眼科医院で殺菌作用の目薬などを処方されているのですが、洗顔をすると激しい乾燥と鱗屑のため、もうずっと洗顔はしていないのが原因できっと治りが遅いのではないかと不安です。

    • 佐藤 健二

      エムアイさま

      「症状がよくなるまでいったん保湿」をすれば、皮膚はどんどん保湿依存を思い出す方向に行くでしょう。その後のことは、<新版>患者に学んだ成人型アトピー治療、難治化アトピー性皮膚炎の脱ステロイド・脱保湿療法(つげ書房新社、2015年)の「第3章、2.脱ステロイド・脱保湿の完了時期を何時実感しうるか?」(頁75-77)をお読みください。

  • y.h

    横浜在住の者です。
    ステロイドの被害に遭い、半年程自宅で治療(脱ステロイド)をしておりました。治療途中で先生の著書を知り、大変救われました。自分ではどうして良いか判りませんでした。
    たった10日程ステロイドを内服、外用塗布しただけでした。恐らく「とびひ」ではなかったかと思われます。ただ、幼少時より皮膚が弱く、どこかの時点でステロイドを服用したであろう事(無自覚)、大人になってから喘息になり一時吸入薬を使用していた事があります。この度は薬が切れてから症状がおかしい事に気づき、webの情報で何が起こったか解りました。
    入院は時間的にも金銭的にも余裕がなく、先生の著書にある事を実践して頑張りました。本当に辛かったですが、先生の「必ず治る」という言葉は大変心強かったです。今はあの地獄のような日々から抜け出し、ほぼ落ち着いてきました。
    しかし、この度は色々な事を学びました。健康がいかに尊いか、薬を巡る問題や社会構造、皮膚が弱かった原因、自然治癒力の素晴らしさ等々。そして、先生のような誠実な方のお蔭でどれだけの人が救われている事か。この世から恐ろしいステロイドが無くなることを願って止みません。これからは健康(健体康心)に留意して生きていきます。
    一言お礼を申し上げたくご連絡をさせて頂きました。ご活動に陰ながら助力して参ります。

    • 佐藤 健二

      横浜在住の者 様

      わざわざ経過をお知らせいただきありがとうございます。あなたの書き込みを読まれる方は大変勇気をもらわれることと思います。今後も体に気をつけてがんばってください。

  • 唐津絵理

    はじめまして 
    2月23日から脱ステ脱保湿脱風呂を開始したのですが、二日で顔じゅう乾燥で人差し指ほどの大きさの皮むけに
    なりました
    離脱症状の浸出液はでていません
    これからでてくるのでしょうか?でなくて、皮むけ期が来ることもあるのでしょうか?
    一気に劇症化したら治りも早いのでしょうか?
     
    不安でたまりません 回答よろしくお願いします

    • 佐藤 健二

      唐津様

      お仕事をされておられるのでしょうか。もしそうなら大変ですね。
      さて、皮疹の経過は初めからはあまり予測ができません。基本的には実際に診察するのがより確実な情報をお伝えすることができると思います。ご自分で経過を追われるなら、私の本、<新版>患者に学んだ成人型アトピー治療、難治化アトピー性皮膚炎の脱ステロイド・脱保湿療法(つげ書房新社、2015年)の15章、「ステロイドと保湿離脱時の皮疹の経過」 をまずお読みください。一人で脱ステロイドをするのはかなり冒険です。受診されることをお勧めします。

      • 唐津絵理

        お返事ありがとうございます。
        今は4歳ち3ヶ月の子育中で仕事はしていません。
        今は、九州の今山先生のところに行っています。まだ一回しか診察してないのですが、次の診察まで時間があり、たった二日で鱗状になったので不安になりメールしました

        乾燥がひどいほど肌は回復しようとするのでしょうか?

        • 佐藤 健二

          <新版>患者に学んだ成人型アトピー治療、難治化アトピー性皮膚炎の脱ステロイド・脱保湿療法(つげ書房新社、2015年)の第15章、ステロイドと保湿離脱時の皮疹の経過 をじっくり読んでください。

          • 唐津絵理

            佐藤先生こんにちは
            以前相談にのって頂いた唐津絵理と申します。

            今山先生のところにかよい始め3ヶ月が経ちました。
            今の状況は、眉と鼻の下部分の小さめの鱗屑くらいになりました。頬は皮脂がではじめています。
            体は、首と腕の関節に汗をかくとかゆくなり、傷ができる程度です

            あたしは、浸出液がでなかったから治りもはやかったのでしょうか?

            まだ完治には時間がかかりそうですが、普通の生活が、出来てます。
            今は授乳中で、生理が再開したら悪化するのではないかいつか浸出液がでるのではないかと不安です。
            先生の本をよみ日々勉強してます。

            6ヶ月の娘に湿疹が出来始め、小児科医からステロイドを処方されるも、拒否すると嫌な顔をされました。
            ステロイドが、悪とはおもっていません。対処治療じゃなく、根本治癒を目指したいのです。
            ステロイドで抑え日々肌のことで一喜一憂する不安定な人生を娘にはさせたくありません。

            もっとこの治療法が広まって理解してくれる医師が増えることを願っています。

  • エムアイ

    佐藤先生
    この度は、早々にたいへん丁寧な返信を頂き、本当にありがとうございますm(_ _)m。
    納得させられました。私の場合は、本当に就職したければ突き進むしかないと思いました(笑)。
    そうですね、障害者や病人が気兼ねなく働ける社会になるといいですね…。
    私は、早く病人から脱却し就職が成功するように頑張りたいと思います。
    佐藤先生、ありがとうございました。

  • エムアイ

    本来、このページは医師である佐藤先生のページであり医学的な相談や症状についての質問であるべきことは理解しております…。周りにこの件を相談する人物がおらず、差し支えなければ、多くの成人患者も診ておられる佐藤先生にアドバイスを頂ければ嬉しいです。

    • 佐藤 健二

      エムアイさま

      結論だけ言いますと、会社によります。就活者は将来自分が休まなければならなくなることもあることを前もって知っておいたいただくと精神的に楽ですね。しかし、会社は従業員が身体的理由で休むとと予定が立てにくくなるので、そのような可能性のある人の採用を躊躇するでしょう。アトピー性皮膚炎患者さんは障害者に入っていませんので、会社は障害者枠で就職させることもできません。このような問題に対して会社がどのような対応をするかは会社の余裕によるでしょう。障害者や病人が気兼ねなく働ける社会になれば良いですね。

  • エムアイ

    佐藤先生
    以前、今年の7月3日にこのページに皮膚萎縮と脱保湿について質問させて頂きました、エムアイと申します。その節は本当にありがとうございましたm(_ _)m。おかげさまで、今年の8月20日から体中の脱保湿、9月20日頃から顔の脱保湿に着手することができました。今は顔がひどく、毎朝掻いて白い細かな鱗屑がたくさん剥がれ落ち赤みかかったつるつるの肌になるが翌朝にはまた同じの繰り返しです…。
    ですが、長らく休んでいた就職活動を再開したいと思っているのですが、その際会社の面接などで、自分のアトピーのこと、脱保湿中のため、化粧をしたくない旨を話したほうがよいのか、話さないほうがよいのかということをとても悩んでおります…。

  • ムラセ

    43歳女性です。4歳からアトピーを発症、34年間発疹のある度にステロイドを塗り続けていました。
    5年前に先生の著書を拝読し、脱ステロイドを開始、2年後に軽快致しました。3年近く発症しておりませんでしたが、先5月、首元のかゆみを発端に上半身、四肢の内側、おでこ、目下にあっという間にひろがりました。再度脱保湿、ステロイドを実践しておりますが、悪化の一途をたどり現在膠着状態です。先月、先々月共に母の入院や子供達の学校、幼稚園の役員仕事で多忙を極めていたストレスもあるのでしょうか?再発の場合も同様に脱ステロイド、脱保湿で軽快するのだろうかと不安で憂鬱な日々です。ご意見、ご見解下さりますと幸いです。
    また補足として1年前から体調維持の為に針治療に通っております。長年塗り続けた軟膏が皮膚に蓄積されたのか分かりませんが、右肘内側と、右肩甲骨下に脂肪の塊のしこりがあります。

    • 佐藤 健二

      43歳女性さま

       再度脱保湿、脱ステロイドをされておられるとお書きです。今年の5月以降にステロイド外用や保湿をされてということでしょうか。もしそうなら脱ステと脱保湿の再開ですね。されておられなかったらどうするかですが、基本的には同じことです。
       脱ステロイド、脱保湿療法というのは、ステロイドや保湿を止めるだけの治療ではありません。私の初版本では「第14章 脱ステロイド退院後の日常生活上の注意」を中心に再読してください。新版の場合は第1章を熟読してどうすべきかをお考えください。
       再発の場合でも本に従って治療していただくと良くなると思います。ただし、あなたが抱えておられる種々のストレスは悪化要因であり改善遅延要因でしょう。そのストレスは解消する必要があると思います。
       脂肪のしこりはステロイド外用とは無関係と考えます。

      • ムラセ

        佐藤先生 早々にご返信ありがとうございます。改善後にも保湿、ステロイドは行っておりませんでしたので、再度脱保湿というよりはそのまま放置です。ストレスはやはり解消しなくてはならないのですね。ストレスに打ち勝つ体を作るのは難しいのでしょうか。。。
        初版本は拝読しましたが、新版も購入して方法を検討みたいと思います。ありがとうございました。

  • エムアイ

    佐藤先生 
    お忙しい中、たいへん丁寧なご見解を頂き、本当にうれしく思いました。佐藤先生、本当にありがとうございます。首から肩全体、両肘の内側と顔の耳の直前まで、ちょっと触っただけで、鱗屑がパラパラし続けずっと困っておりました。今回、佐藤先生のご見解をお聞きし、すぐに一度に脱保湿をしたい気持ちになりましたが(笑)今は夏なので、先生の本を参考にしながら、一部分ずつ、恐る恐る(笑)脱保湿しようと思っております。

  • エムアイ

    佐藤先生 はじめまして。朝日新聞の本の広告欄にて、先生の本の紹介が目にとまり、さっそく購入し拝読させて頂きました
    。まず、失礼ながら、先生のように脱ステロイド治療を熱心にされていらっしゃる医師がいらっしゃるということを今回この本にておもい知らされ、私にとってはたいへんな喜びを感じました。私は東北地方に住む36歳で、外用ステロイドを7年くらい使用し、その後脱ステロイドを行い今年で4年になります。ただ問題なのは、いまだ脱保湿をすることができず、悩んでおります。今は、皮膚萎縮があり鱗屑がひどく、これは脱保湿をしない為かえって皮膚萎縮が治らず鱗屑がいつまでたっても良くならないのか?と感じておるのですが、誠に恐縮ですが、可能であれば先生の見解をお聞きしたいのです。それからよく皮膚萎縮は難治だと聞きますが、必ず治るものなのでしょうか?

    • 佐藤 健二

      エムアイさま

       ステロイド外用を中止すると、おおむね1ヶ月ほどで皮膚萎縮は消失します。ステロイドをやめて4年たっているとのことでしたらおそらく萎縮はなくなっています。あなたが皮膚萎縮といわれている皮疹は別のものではないかと考えます。
       脱ステロイドをして保湿を続けている場合、症状が良くならなければ保湿依存症になっていると思います。脱保湿が必要と思います。脱保湿をすると一時的には皮疹は悪化しますが、その後で改善に向かっていくと思います。うまく脱保湿されることを祈っております。

  • くみこ

    佐藤先生

    こんにちは。
    2年ほど前に横浜で開催された講演会に母が参加し、先生の著書を読み、1年半前から脱保湿に挑んでおります。
    脱保湿を開始して初となる昨年の夏、左脚(太もも外側、膝下内側、くるぶし)にリンパ液が滲むジュクジュク炎症が現れ、不安になり、阪南病院を訪れました。
    先生からは、水分の摂取量に気を付けるようアドバイスを頂ました。
    依然として、足の症状は乾いたり、ジュクジュクしたりの繰り返しですが、放っておいています。

    さて、今回は先生にお聞きしたい事があり、こちらのサイトを訪れました。
    脱ステを行い10年近くになり、紆余曲折がありながら(未だ苦戦中ですが)皮膚の状態は全体的に“人間の皮膚らしく”なってきております。
    ・・・が、女性として気にせずにはいられないのが、“色素沈着”です。
    こちらも脱ステ直後に比べれば、大分皮膚らしい色にはなりましたが、全体的に肌色、コーヒー牛乳色、小豆色が入り交ざった「まだら」です。今現在炎症が出ている太ももは、赤褐色~ねずみ色と言った具合です。

    この色素沈着を一日も早く取りたいが為に今までにも、代謝を促す事には色々と励んで来ました。
    先日、シミに効くサプリ(正確には″第三種医薬品)を知人から紹介され、検討しています。
    ただ、こちらのサプリの成分表を見たところ、グリチルリチンン酸アンモニウムが含まれています。
    (一日の服用量:10mg)

    グリチルリチンやカンゾウといった成分は、脱ステ経験者が皮膚に使用すると、ステロイド程ではないものの、
    使用を中止した際に炎症が起きると聞いています。
    事実、前出の成分の入った化粧品を使用しており、中止した際に軽い離脱の様な症状がでた経験があります。

    では、服用の場合はいかがでしょうか?
    私の様な脱ステ経験者が上記のサプリを服用すると、服用を止めた時、皮膚に何らかの症状が現れる可能性はございますか?

    一応、上記サプリの成分表のURLを貼っておきます。
    ●ラスミンローヤル 
    http://ainz-tulpe.com/shop/pages/rossmin.html?gclid=CLywg_2P9cQCFUoJvAodqzYATQ

    佐藤先生のお手すきの際にご返信を頂ければ幸いです。
    宜しくお願い致します。

    • 佐藤 健二

      サプリをのんでシミがよくなるとは思えませんので、内服については賛成できません。シミが早く取れる方法は、運動をして代謝を上げるぐらいでしょうか。

  • Mill

    佐藤先生、はじめまして。

    夫が昨年5月から脱ステロイドを始めました。
    夫は生後4ヶ月のころにアトピーが発症し、現在37才になりますが、
    昨年脱ステを始めるまで ずっと定期的に外用ステロイド剤を使用してきた様です。

    現在、香港にすんでおり、香港に脱ステをサポートしてくれるドクターがいないか調べてみたのですが、
    残念ながら見つからず、夫が色々と調べていくいちに、佐藤先生の事が書かれていたサイトがあり、主人はそれを参考に、または先生のブログの内容を私が主人に伝えるなどして(夫は英語圏の人で日本語が読めません)二人で脱ステを行ってきました。

    2度ほど大きなリバウンドもありましたが、なんとか乗り越え、どうにか仕事も続けながら過ごしてこれましたが、ここ2週間ほど前から急に状態が悪化し、毎朝心拍数が早く、見ていてとても心配です。肩から首の辺りの皮膚はじゅくじゅく、かさかさぽろぽろ、またひどい痒みの繰り返しで、顔も腫れ上がり、現在は皮膚が紙っぺらの様でクビを動かすと皮膚が裂けてしまいそうだと言っています。唇も腫れてつっぱっていて、口を大きく動かして話す事が出来ません。
    脱ステと同時に保湿剤も使っておらず、お風呂は3日に一回ぐらいで(ここ数日はとくに状態がひどく気持ち悪いので毎日洗い流していますが)去年は入浴の際に塩、tea tree oilを入れると状態がよかった様です。

    説明が長くなり申訳ございません。
    お聞きしたかったのは、現在とてもひどい状態で見ていてとても心配なのですが、
    特に熱が出たりしていなけでば、このまま放っておいて大丈夫でしょうか。
    こういう状態の時にした方がよい事、または避けた方がよい事、何でも構いませんので
    何か先生からのアイディア、アドバイスを伺えませんでしょうか。
    どうかよろしくお願いいたします。

    • 佐藤 健二

      洗い流しはよくないです。塩やtea tree oilもお勧めできません。<新版>患者に学んだ成人型アトピー治療、難治化アトピー性皮膚炎の脱ステロイド・脱保湿療法(つげ書房新社、2015年)をご購入ください。

  • 青木

    佐藤先生初めまして。

    脱ステ・脱保湿歴5年経ちますが1つだけ未だに悩んでる事があります。
    それは、入浴はした方が良いのか、それともしない方が良いのかです。

    私は脱保湿と一緒に風呂断ちも並行してやってましたが、夏は誰も
    アトピーだとは思われないくらい調子が良いのですが、冬になると
    毎年酷い乾燥肌になり悩んでおります。

    今まで汗を大事にするという考えで、入浴の際は頭・陰部・足の裏など
    部分的に洗うのみで他の部分には一切水を付けないという意識でやってました。

    その汗を流さない風呂断ちという行為が保湿になってて一年中調子の良い肌が
    中々作れないんじゃないかと最近思うようになりました。
    もしくは、冬の酷い乾燥は夏の日焼けのし過ぎかとも思ってます。
    日焼けをすると調子が良いと自分では思ってて夏は真っ黒に日焼けしてます。

    佐藤先生の意見を聞かせて下さい。
    特に乾燥が酷い部位は顔です。

    宜しくお願い致します。

    30歳・男・幼少期から軽いアトピーで、ステロイドを全身に使用。20歳を頃から顔の赤み火照りが酷くなり

    • 佐藤 健二

      風呂断ちが保湿になるというのは、皮脂が積もり積もって体全体に脂が覆っている状態をお考えなのでしょうか。入浴は離脱症状の強いときにはうまく利用するのは難しいですが、体が良くなってくると少し減らしぎみにする程度で良いのではないかと思っています。この判断は実際に皮膚を見ないと責任ある判断できません。
      発汗については、発刊が起こるほどの運動をすることが良いと考えています。その汗は自然に乾くようにすると汗の中の保湿成分でしっとりすることはあると思います。
      社会生活をするにあたっては、あまり長期の脱風呂は臭いなどの問題が起こり難しいのではないかと思います。

  • boya

    46歳男です。

    この4月にリバウンドを乗り越え脱プロトピックいたしました。現在皮剥けやかゆみなどはありません。が、赤みがどうしても抜けません。診断では脂漏性皮膚炎でしたが、自分ではステロイド酒さかなと思っております。

    質問ですが、2つあります。

    1)銭湯などに行き、洗面器に張った水にしばらく顔を浸けていると、顔が元通り白くなります。これはどういう現象でしょうか。治る見込みがあると解釈してよろしいのでしょうか。

    2)メトロニダゾールについての先生のご見解はいかがでしょう。評判はいいようなので欲しいのですが、赤みに効きますか。

    • 佐藤 健二

      1. 水で温度が下がり、血管が収縮したか、あるいはそれに加えて皮膚がふやけて白く見えているだけでしょう。治る見込みとは全然関係のない現象でしょう。
      2.メトロニダゾールが良いという噂は、聞いたことがありません。内服で効くとは思われませんし、外用では保湿になるので皮疹を悪化させるでしょう。

  • 黒瀬 麻里子

    佐藤先生
    脱ステロイド、脱保湿を行っている39歳女性です。
    先週木曜日にカポジ水痘様発疹になり、
    薬を飲んで良くなったのですが、今週月曜日から
    また高熱が出たと思ったら、血圧が60まで下がり、
    敗血症性ショックで緊急入院することになりました。

    総合内科に入院しているのですが、原因は皮膚から
    血液にバイ菌が入ってしまった為とのこと。

    まだ入院中なのですが、皮膚科に回され、
    とりあえずステロイドでキレイにバリアを
    作るように言われましたが、塗っていません。
    抗生剤の点滴のせいか、痒みはほとんどないからです。

    このままいくと、来週末あたりで退院できるのですが、
    またアトピーの傷からバイ菌が入ってしまわないか
    とても心配です。

    子どももまだ小さく、もう入院することはできません。

    やはり、保湿するのはやめておいたほうがよいでしょうか。
    自分の免疫力と肌の具合に自信がもてず
    悩んでおります。

    長文で申し訳ございません。
    アドバイスをお願い致します。

    • 佐藤 健二

      黒瀬麻里子様

      余り明瞭なご返事ができなくて申し訳ありません。
      1.血液培養をしても、湿疹のある位置から採血をすると、皮膚にあるバイ菌を血液に中に入れ、そのバイ菌があたかも血液の中にあったかのごとき評価を受けることがたびたびです。本当に血液にあったかどうかは判断は不可能です。お書きの情報からではショックもなぜおかったかは分かりません。
      2.現在熱も収まり皮疹も安定しているなら積極的にステロイドを使う根拠はないように思います。しかし、再び細菌感染が起こらないとは言えません。全身状態をよくする工夫が必要でしょう。
      3.保湿をすべきかどうかについては実際に皮膚を診察しないと判断ができません。
      確実なことを言うためには入院する前からの非常に詳しい経過が必要です。それに診察が不可欠です。申し訳ないですがこれ以上のことは言えません。

  • kumiko

    初めまして。
    次の講演は滋賀県で開催されると記載されておられましたが、詳しい情報を
    教えていただけないでしょうか?

    よろしくお願いいたします。

  • NSATO

    はじめまして。去年、佐藤先生方の新宿の脱ステロイドの講演会を拝聴したものです。八歳の息子の慢性鼻炎で、相談です(アレルギー検査で、ハウスダストとダニが、陽性です。)
     
    先日、鼻専門医院で受診した結果以下の診断が出ました。
    ①鼻の内部カメラの検査及びCTの結果
    ・慢性鼻炎。鼻粘膜(色の変色)の炎症、組織の破壊
    ・睡眠時に口を空けているので、子供にとっては良い状況では無い。発達障害が出る可能性有り。
    ②治療方針
    ・薬物治療と手術の併用
    ・鼻の腫れ、炎症を抑える為に、鼻洗浄及びステロイド剤を一ヶ月続ける。改善されなければ、手術といわれました。
    ・手術の目的は、副交換神経の切除。又は鼻骨の矯正。
    ・最初からステロイドの選択肢を無くすのは、治療には難しい。手術だけでは、症状の完全な改善は難しい。併用で気長に疾病と向き合う必要有り。

    以上の診断等から「アトピー性皮膚炎の脱ステロイド及び脱保湿の治療法」と「鼻炎、気管支喘息、外科治療の処置等に使用するステロイドの治療法」の考え方から、点鼻のステロイドは、安全なのか、教えてください。鼻炎治療におけるリスクとベネフィットで使用するか悩んでいます。

    既往歴
    ・二歳急性気管支炎で入院し、ステロイドと気管支拡張剤の点滴
    ・三歳からフルタイド吸入50が始まりました。
    ・鼻炎症状のときには、リノコートパウダースプレー点鼻薬(ステロイド)や咳には、気管支拡張剤のベネトリン液吸入や内服
    ・三歳から六歳:長期管理薬として、フルタイド吸入をしていましたが、よくもならず、疑問を感じやめました。現在、喘息の発作はありません。
    ・アレルギーの環境整備は、ほどほどにしています。
    ・現在ステロイドをやめ、1年7ヶ月たちますが、背も伸び、もやし体型からやや肥満児になり、急激な変貌ぶりに、周りも驚くほどです。

    先に述べた鼻専門医では、鼻炎により口呼吸、睡眠障害は、脳や発育にも悪影響するといわれました。点鼻のステロイドは、安全といわれました。息子は、フルタイドを吸ったりしていたので、鼻に悪影響しているのではと、家族や耳鼻科の先生に話してもあいてにされず。また、ステロイド使用の既往のあるものにとって、サジテント点鼻や鼻洗い、超音波式鼻吸入や、メプチン液吸入は、脱保湿の考えからは、鼻の粘膜にはかえって、悪影響あるのか?悩んでいます

    長文失礼しました。

    • 佐藤 健二

      NSATO様

      1.ステロイドの点鼻は皮膚への影響は有ることがあります。全く影響が無いとは言えないと思います。
      2.受診された医療機関は開業医でしょうか。一度セカンドオピニオンを聞くために別の医療機関、できれば大きな病院がいいと思います、を受診されて詳しくお話を聞かれてはいかがでしょう。

      佐藤健二

  • ami

    佐藤先生、こんにちは。

    脱ステロイドで、ステロイド依存性が良くなられる方が
    いらっしゃるのは、素晴らしいことだと思います。

    そこで、お伺いしたいのですが、

    「私はこれまで一度としてストロイドを止めてアトピーが治ると言っていません、
    ステロイド依存性が治ると言っています、どちらかと言えば逆に、
    ステロイド依存性が治ればアトピーは出てくる、と言っているのです」

    ということは、
    ステロイド依存性が良くなったあとの治療としては、
    どういうことをなさっているのでしょうか。
    それに関する論文等々をお教え頂ければ幸いです。

    アマゾンで検索したところ、
    その点をご指摘されてる方もいらっしゃいました。
    よろしくお願い致します。

    • 佐藤 健二

      以下の文献を参照してください。
      「患者に学んだ成人型アトピー治療、脱ステロイド・脱保湿療法」(つげ書房新社、佐藤健二著)の14章、22章、27章と「ステロイドにNo!を 赤ちゃん・子どものアトピー治療」(佐藤健二・佐藤美津子著、子どもの未来社、2010年)の1章の12 治療などをお読みください。両方の書物にはまとめて書いていないきらいはありますが、全体を読んでいただくと部分的に書いているところがあります。

    • 佐藤 健二

      ami様

      基本的には、健康人の普通の生活をすればいいということです。自然治癒を期待するのですから、自然治癒を起こしやすくするためには健康的な生活をする以外は無いと思います。

      佐藤健二

  • 佐藤先生初めまして。
    hachiと申します。

    私は顔の長年の擦り洗いやスキンケア用品による過剰な保湿、ピーリング等によって酷い脂漏性皮膚炎にかかってしまい、現在は一切何もつけない方法で治療を行っています。

    そんな折、佐藤先生のブログに出会いまして、自分の皮膚炎にも通ずる所があると思い、大変参考にさせて頂いています。

    実は私も皮膚炎の治療過程記録のブログを持っているのですが、どうしても佐藤先生のブログの記事を参考資料として書きたいことがありまして、当ブログにて佐藤先生のブログと記事をご紹介させて頂きました。

    事後報告で大変申し訳ありませんm(_ _)m
    もしご迷惑でしたらすぐに削除致しますのでご遠慮なくお申し付け下さい。

    また今後も治療の参考に読ませて頂きたいと思っていますので、どうぞよろしくお願い致します。
    ありがとうございました。

    • 佐藤 健二

      hachi様
      もしよければ、アトピックのホームページの「フォーラム」の「雑談」にでもご記入ください。

  • 佐久間 優

    56才男性です。幼少のころから顔や体に若干のアトピーと思われる湿疹が出ていて医者から処方されたステロイド塗り薬付けていました。学生時代は特に薬つけるわけでもなく支障なく生活していましたが、仕事のストレスかどうかは分かりませんが、35歳ぐらいに顔湿疹が出てステロイド塗りましたが良くならず、噂に聞いた民間の藪医者(九段にあったクリニック福井)でステロイド(たぶんプレドニン)注射1年近く間をおいてそうとは知らずさせられていました。それ以来注射は無論脱ステで今日まで出たり良くなったりの繰り返しですが、一昨年の冬、顔がムーンフェイス状態とリンパ液が出てやむを得ず医者に行きステロイドを何回か塗りましたが、怖くなり自ら辞め放置していましたところかなり改善しました。春から夏にかけ炎症が治まるのですが、今年の11月ごろからまた額から頬顔全体と首にガサガサかゆみが出てボロボロ皮がむけいる状態です。去年も出ましたが、出方が少しずつ違うような感じがしますが、このままほって脱軟続けて大丈夫でしょうか? 

    • 佐藤 健二

      「患者に学んだ成人型アトピー治療、脱ステロイド・脱保湿療法」(つげ書房新社、佐藤健二、2008年)の「第13章 脱ステロイド・脱保湿時の皮疹の経過」を読んで、どの段階にあるかを判断してください。そして、次に何をすべきかを考えてください。ご質問中に記された内容からだけでは的確なお答えができません。



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