脱ステロイド、脱保湿、脱プロトピック療法 を行っている佐藤健二先生のブログ
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立て続けに脱ステロイド関連の講演会があります。お忙しいでしょうがご参加ください。受付係が足りません。どなたか応援をお願いできませんでしょうか。当日12:15頃集合です。
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第11回アトピー性皮膚炎に対しステロイドを使わない治療を考える会
謹啓 時下、皆様におかれましては、ご健勝のことと存じます。
 さて、この度「第11回アトピー性皮膚炎に対しステロイドを使わない治療を考える会」を、堂園晴彦先生にお話していただくことになりました。ステロイドを使わない治療で、アトピー性皮膚炎を改善・治癒させるという事を考える、世界で一つしかない会です。堅苦しくない会ですので、是非この機会に、ご出席下さり、質問やご意見を戴ければ、世話人として、望外の喜びでございます。
 アトピー性皮膚炎にステロイドを使わない治療に、関心のあるどなた様でも、お気軽にご参加下されば幸いです。
謹白
代表世話人  守口敬任会病院アレルギー科  木俣 肇
日時・場所:平成21年2月15日(日)    講演会    13:00〜15:00 (淀川キリスト教病院チャペル)
                    情報交換会   15:00〜16:00 (喫茶店「ルル」)
参加費(情報交換会喫茶店「ルル」での料金込みです): 1000円
アクセス:新大阪から西中島南方:地下鉄御堂筋線(なかもず行き)にて2分。
西中島南方から淡路:阪急京都線(高槻市行き)にて4分。
西出口を出て左に曲がり、進路沿いを大阪方面へ戻り、徒歩約7分です。
開会の辞  守口敬任会病院アレルギー科部長  木俣肇 先生
特別講演  
座長  玉置昭治 先生  (尼崎医療生協病院皮膚科)
演者 堂園晴彦 先生 (堂園メディカルハウス 院長)
私のアトピー治療
産婦人科医として、新生児のアトピーを30歳後半からよく診るようになり、母親の妊娠中の食事との関連を研究した。ステロイドの長期使用時の副作用は熟知しており、皮膚科医でなかったため、ステロイドを使用せず「食事療法(ω6系を減らす)+抗酸化ビタミン治療」を考え、効果を得ている。また、日本の医療もリバウンド状態なので、その治療活動に関しても述べたい。
堂園先生は1978年慈恵医大卒業後、国立がんセンター、慈恵医大講師、鹿児島大学医学部講師を経て、1991年に御父上の診療所を継ぎ、クリニックを開業されました。1996年ホスピス機能を有する有床診療所:堂園メディカルハウスを開設しています。アトピー性皮膚炎の専門家ではありませんが、日本の医療の現状の中で現在起きているアトピー性皮膚炎の問題を皮膚科医以外の切り口で語ってくれるのではないかと期待しています。(座長をさせて頂く玉置談)
閉会の辞  守口敬任会病院アレルギー科部長  木俣肇 先生
(講演終了後、情報交換会として、懇親会を予定しておりますので、皆様お気軽にご参加下さい)

皮膚の日講演会、内容

2009年01月24日 | Posted by 佐藤 健二 in 講演会 - (0 Comments)

 大阪で行われた皮膚の日の講演会の内容が、2008年12月31日付の大阪府医師会の新聞「大阪府医ニュース」に出ていました。遅くなりましたが簡単に紹介いたします。
講演者と題は以下の通りです。
堀尾武氏:元関西医大皮膚科教授「アトピー性皮膚炎のウソとホント」理解し克服するために正しい知識
古川福実氏:和歌山県立医大皮膚科教授「ステロイド外用剤のウソとホント」よりよい治療を受けるために
 堀尾氏はアトピー性皮膚炎は今日でも発症メカニズムのすべてが明らかでないことから、民間療法や一部メディアの報道によって混乱が生じるなど根深い問題があると指摘。アトピー性皮膚炎自体は、湿疹の中でもよく見られる疾患と言えるが、治療には経験をつんだ専門医の受診が必要だと話した。
 古川氏はアトピー性皮膚炎の治療、特にステロイド外用剤を用いた治療に対する情報を整理して解説。治療に王道はなく、原因・悪化因子の検索と対策とスキンケア、及び薬物療法がそれぞれ重要であると説明した上で、「ステロイド剤使用では皮膚は黒くならない」「日光の紫外線を浴びることはリラックスするという面で治療にはプラスだが、汗をかくことはマイナス」などと具体的に説明した。
 この新聞記事の題は
「アトピー治療
  ステロイドのことをよく知って
            いいひふ
    大阪皮膚科医会が11月12日講演会」
でした。
 会場の写真が載っていましたが、平日の午後であったせいか、老人の頭が多い様に見えました。実際に話された内容は分かりませんが、記事の内容はどちらかと言うと脱ステロイドをこき下ろすような表現にしないようにしている感じを受けました。
 ステロイド依存症の存在を承認しない医師は、幾らステロイドのことを説明しても外用ステロイドの最も重大な副作用を認めないのですから、「ステロイドのことをよく知って」いるとは言えないのではないでしょうか。

第11回アトピー性皮膚炎に対しステロイドを使わない治療を考える会
謹啓 時下、皆様におかれましては、ご健勝のことと存じます。
 さて、この度「第11回アトピー性皮膚炎に対しステロイドを使わない治療を考える会」を、堂園晴彦先生にお話していただくことになりました。ステロイドを使わない治療で、アトピー性皮膚炎を改善・治癒させるという事を考える、世界で一つしかない会です。堅苦しくない会ですので、是非この機会に、ご出席下さり、質問やご意見を戴ければ、世話人として、望外の喜びでございます。
 アトピー性皮膚炎にステロイドを使わない治療に、関心のあるどなた様でも、お気軽にご参加下されば幸いです。
謹白
代表世話人  守口敬任会病院アレルギー科  木俣 肇
日時・場所:平成21年2月15日(日)    講演会    13:00〜15:00 (淀川キリスト教病院チャペル)
                    情報交換会   15:00〜16:00 (喫茶店「ルル」)
参加費(情報交換会喫茶店「ルル」での料金込みです): 1000円
アクセス:新大阪から西中島南方:地下鉄御堂筋線(なかもず行き)にて2分。
西中島南方から淡路:阪急京都線(高槻市行き)にて4分。
西出口を出て左に曲がり、進路沿いを大阪方面へ戻り、徒歩約7分です。
開会の辞  守口敬任会病院アレルギー科部長  木俣肇 先生
特別講演  
座長  玉置昭治 先生  (尼崎医療生協病院皮膚科)
演者 堂園晴彦 先生 (堂園メディカルハウス 院長)
私のアトピー治療
産婦人科医として、新生児のアトピーを30歳後半からよく診るようになり、母親の妊娠中の食事との関連を研究した。ステロイドの長期使用時の副作用は熟知しており、皮膚科医でなかったため、ステロイドを使用せず「食事療法(ω6系を減らす)+抗酸化ビタミン治療」を考え、効果を得ている。また、日本の医療もリバウンド状態なので、その治療活動に関しても述べたい。
堂園先生は1978年慈恵医大卒業後、国立がんセンター、慈恵医大講師、鹿児島大学医学部講師を経て、1991年に御父上の診療所を継ぎ、クリニックを開業されました。1996年ホスピス機能を有する有床診療所:堂園メディカルハウスを開設しています。アトピー性皮膚炎の専門家ではありませんが、日本の医療の現状の中で現在起きているアトピー性皮膚炎の問題を皮膚科医以外の切り口で語ってくれるのではないかと期待しています。(座長をさせて頂く玉置談)
閉会の辞  守口敬任会病院アレルギー科部長  木俣肇 先生
(講演終了後、情報交換会として、懇親会を予定しておりますので、皆様お気軽にご参加下さい)

第3回アトピー性皮膚炎講演会  参加費無料(誰でも自由に参加できます)
今問題のアトピー性皮膚炎についてもっと知っていただきたいと、この講演会を企画しました。
アトピー性皮膚炎は怖い病気?アレルギー?治療はどうすればいいの?
このようなことを阪南中央病院皮膚科部長 佐藤健二先生が講演してくださいます。
 成人型アトピー性皮膚炎はステロイド依存を伴ったアトピー
     脱ステロイド・脱保湿療法で治そう! 
講師:佐藤健二先生
  プロフィール:1947年大阪に生まれる。大阪大学医学部卒業。大阪大学医学部附属病院、名古屋市立大学病院、公立学校共済組合近畿中央病院を経て、現在大阪府松原市の阪南中央病院に在職。日光で皮膚癌を生じる色素性乾皮症の研究に携わり、紫外線対策に取り組み、保育・教育施設への普及に尽力する。成人アトピー性皮膚炎の治療にもかかわり、一般的な治療法とは異なる脱ステロイド・脱保湿治療に取り組んでいる。著書に「患者に学んだ成人型アトピー治療 脱ステロイド・脱保湿療法」(つげ書房新社、2008年)
2009年2月22日(日)午後2〜4時(開場1時40分)
  2時〜3時:講演 3時〜4時:質疑応答
会場:(広島市)西区民文化センター (定員90人、先着順)
主催:Atopic (治らないアトピー性皮膚炎に対する脱ステロイド・脱プロトピック・脱保湿を広げる会:略称 Atopic) 責任者 水島郷博 
後援:佐藤小児科 大阪府堺市中区堀上町123 ℡:072-281-0215

日本皮膚科学会系のアトピー性皮膚炎に関する講演会です。アトピー性皮膚炎と、ステロイドの使い方とおそらく、免疫抑制剤ネオーラルでのアトピーの治療などが話されると思います。それに関する新聞記事の紹介と、簡単なコメントです。
 10月25日の毎日新聞に縦10cm横11cmの大きさの宣伝記事が出ていました。これで2回目です。定員500人ですが、まだ埋まっていないのでしょう。
「皮膚の日」講演会
日時:11月12日(水)13:30−16:00
会場:大阪市北区梅田3、毎日新聞ビル地下1階オーバルホール
申し込み:葉書に住所、氏名、年齢、職業、電話番号を明記し、〒530-8251 毎日新聞社総合事業局「皮膚の日」係(06-6346-8377)へ。定員500人。聴講券を郵送。参加無料。
主催:大阪皮膚科医会、日本臨床皮膚科医会近畿支部
共催:毎日新聞社
後援:厚生労働省、日本医師会、日本皮膚科学会、日本臨床皮膚科医会、大阪府・府医師会、毎日放送、スポーツニッポン新聞社、NHK
というすごい顔ぶれです。
 講演内容は
堀尾武氏:元関西医大皮膚科教授「アトピー性皮膚炎のウソとホント」理解し克服するために正しい知識
古川福実氏:和歌山県立医大皮膚科教授「ステロイド外用剤のウソとホント」よりよい治療を受けるために
です。堀尾氏は光皮膚科・光皮膚免疫学がご専門、古川氏は膠原病がご専門のようです。
おそらく、全国規模でこの話が行われるのでしょう。九州でも同じような内容で、東京逓信病院皮膚科部長、江藤先生が話されます。これまで「脱ステロイド騒動は終息した」と日本皮膚科学会は言っていましたのにね。「アトピー治療革命」藤澤・安保両氏著、「二人三脚で治すアトピー」玉置氏著、「患者に学んだアトピー治療、脱ステロイド・脱保湿療法」佐藤氏著、「薬のチェックは命のチェック、特集アトピー性皮膚炎」医薬ビジランスセンターの本が立て続けに出たためでしょう。この動きは、侮れない動きと日本皮膚科学会は見ているのでしょう。
話される内容は、ステロイドは問題ない、プロトピックはステロイドの代用として有用、新たに免疫抑制剤(ネオーラル:シクロスポリンの吸収の良いもの)がアトピーに使えるようになるので、更にアトピー治療は発展しましたよ、というようなものでしょう。しかし、ステロイドでよくならないアトピー性皮膚炎患者がいることは誰も否定できませんし、これが脱ステロイド脱保湿でよくなっていくことも否定できません。この学会側の宣伝の間違いを正す必要があると思います。全国規模で、色々なメディアで11月12日の「皮膚の日」講演会の内容の間違いを指摘する必要があるでしょう。口コミ、自分のホームページ、mixi、その他何ででも。脱ステロイド・脱プロトピック・脱保湿でよくなった患者の声を多くメディアに載せ、学会に分かっていただきましょう。そのためにも、何が話されるか、じっくり聞いていただきたいですね。私は仕事で聞きにいけません。
2001年に金沢大学医学部皮膚科教授が日経メディカルに書かかれたものがあります(Nikkei Medical 2001年9月号 p 113-5)。ステロイド外用剤の副作用に対する誤解についてです。その主張とそれに対するゾウケツのコメントを載せます。
1 中止によりリバウンド現象が起こる
   「不適切な時期に治療を中断したために起こったアトピー性皮膚炎の急性増悪である」(教授)
(ステロイドからの離脱現象とアトピー性皮膚炎の増悪は別物。脱ステロイド後、本来のアトピー性皮膚炎が出現します)(ゾウケツ)
2 副腎の萎縮が起こる
   「通常使用量(1日10g以下)では副腎の萎縮は起きない(教授)
(これはほぼ正しい。しかし、皮膚だけでステロイド不足が起こり、結果として強い離脱症状が出ます)(ゾウケツ)
3 全身的副作用が生じる
   「ステロイド内服薬では出現するが外用薬の通常使用では経皮吸収は微量であり起こりえない」(教授)
(副腎不全による全身的副作用しか考えておられない。抗利尿ホルモンの分泌異常、生理不順、発汗異常、乳汁分泌異常などが現れています)(ゾウケツ)
4 ステロイド外用薬に対する治療抵抗性の獲得
   「症状に適した強さのものが使用されていないなどの増悪時の錯覚である」(教授)
(多くの患者がどんどん強いステロイドを使用していかなければ症状が治まらなくならなくなっている事を自覚しています。多くの医師も認めています)(ゾウケツ)
5 ステロイド依存症が生じる
   「インスリン治療中の糖尿病患者をインスリン依存症と表現するのか」(教授)
(膠原病患者さんがステロイドの内服により症状が抑えられても、内服を中止すると膠原病は悪くならずに副腎不全が起こることがあります。病状が治まっても中止できないことがあるのは依存症ではないのでしょうか。)(ゾウケツ)
6 ステロイド外用薬には催奇形性がある
   「ステロイド経口薬においてもほぼ否定されている」(教授)
(ほぼ正しい。「も」と本当に言えるかどうかは疑問。なぜなら、妊娠中の抗利尿ホルモン、レニン、アルドステロンなどの異常の胎児への作用は不明です。)(ゾウケツ)
7 ステロイド外用薬による色素沈着
   「炎症後の色素沈着がステロイド外用薬の副作用と誤解されている」(教授)
(多くは炎症後の色素沈着でしょう。しかし、チリメン皺状の色素沈着の原因としてステロイドの副作用の可能性は残っています。)(ゾウケツ)
#ネオーラルが新たにアトピー性皮膚炎の治療に使用可能となりました。近々大宣伝が起こるでしょう。これについての簡単なコメント。
 ネオーラルは免疫抑制剤シクロスポリンの吸収が良くなった製剤です。成人型アトピー性皮膚炎との関連については、「患者に学んだアトピー治療、脱ステロイド・脱保湿療法」(佐藤著)に、保湿依存症に対しては効果の無いことが記されています。繰り返されてますが、以下にあります。
第1章 成人型アトピー性皮膚炎 3.プロトピックでステロイド離脱は可能か? (1)脱保湿で免疫抑制剤離脱が可能となった例 p.25-26
第3章 脱保湿 7.脱保湿の方法 (6)重症保湿依存症は免疫抑制剤では解決できない p.61