脱ステロイド、脱保湿、脱プロトピック療法 を行っている佐藤健二先生のブログ
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kiriさんのmixiへの書き込み

12月 18th, 2010 | Posted by 佐藤 健二 in その他

kiriさんの書き込み(mixi脱ステロイド・脱保湿療法、アトピーに関する一般的な記事、2010.11.27)を紹介します。私の脱ステ本の中で同じようなことが記されてあることが紹介されています。以下のkiriさんの紹介文をじっくりお読みください。
 一般的なニュースかどうか分かりませんが、、9年前の2001年に発行された「アトピーはもう難病じゃない」という元慶応義塾大学医学部皮膚科医医局長・医学博士で現在菊池皮膚科医医院長をされている菊池新先生の本です。
H8年から2年間アメリカの国立衛生研究所でアトピーを主に研究をされてきたみたいで、
標準治療をされている先生の本で日本の医療の問題点を書いてるのが面白いなと思って読んでます。
書かれている文章が本当かどうか不明ですが。
気になった部分です。
P.22
③「悪しき日本のシステム」
 日本の国立がんセンターを、10倍にも20倍にもしたような、とんでもなく大きな研究施設の集合体。それがNIH,アメリカの国立衛生研究所である。
 なにしろ研究施設が、皇居の内堀どころじゃなく、外堀の内側ぐらいの広さを持っている。
その中に、例えばガンの研究所とか、免疫の研究所とか、運動機能の研究所とか、数え切れないぐらい建っているのだ。僕はそこに2年近くいて、免疫とか、アトピー中心の研究をしていたんだけど、その研究費用は湯水のように出してくれる。いくらでも研究してくださいという姿勢なのである。初めにも言ったけど、アメリカの底力、凄いところはそんなところにあるのだと痛感した。
 ところが日本の国はそうした費用をケチるから、大学病院はどうするかというと、製薬会社とつるむしかない。つまり新薬を世に出すために、病院の先生に頼んで「治験」というものをおこなうのだ。新薬を使って治療をし、そのデータを一人分につき数十万円で製薬会社に売るのである。僕も医局長をやっていたから、もちろん治験もやっていた。
 ところが問題なのは、
「新しい薬を使って治験をやりたいんですが、どうします?もちろんまだ認可された薬ではないので、副作用が出る可能性もあります。でも、今まで効かなかった薬よりも効く可能性もあるんです。これは決して強制ではありませんから、よく考えてお決めになってください。」
 と、きちんと説明をしていれば問題は少ない。ところが、中には治験をやるとは言わずに勝手に治療をやってたりする医者がいて、これがアトピー患者をさらに苦しめる原因となっている。なぜなら、強いステロイドのような塗り薬を与え続けていると、最初のうちはきれいに治るんだけど、そのままにしてるとだんだんと効かなくなってきて、経験不足の医者はさらに強い薬を使うようになってしまう。しまいには使う薬がなくなってきて、そうした新薬に手を出すようになり、患者さんの方も藁にもすがる思いで、
「お願いします」
 となってしまうのだ。挙句の果てが、皮膚の至る所から体液が滲み出してくるようなグチャグチャな状態になってしまう。
 そうしたアトピー患者の犠牲の上に、治験というものがおこなわれているのだが、それが新薬のために本当に役立っているならまだいい。日本の医療システムが腐っているというのは、そうしたデータまでが改ざんされているケースも少なくないということなのだ。多額の費用をかけて開発された新薬に、副作用が非常に多いとか、これは効果がないなんて結果が出ると大損になってしまうため、都合の悪いデータを握りつぶすなんてことが、信じられないかもしれないけど、大手を振ってまかり通っているのである。日本の医学研究のほとんどは、製薬会社から金を奪い取ってやっているに等しい。医者と製薬会社のギブ・アンド・テイクで、
「先生、たんまりと払いますから、いいデータ作ってくださいよ」
って暗黙の了解があるわけ。だから、日本で開発された新薬は、そのままじゃアメリカやヨーロッパでは薬として売れない。向こうでもういちど治験をやり直してからじゃないと認可されないのである。日本の医療行政が完全に崩壊しているというのを向こうは知っているから、ぜんぜん信用されていない。日本の治験がどんなにいい加減なものか、もうハナから信用されていないのだ。
 他の病気でも同じこと。たとえば抗癌剤の治験をやっていて、患者さんが死んじゃったなんてことはよくあることなんだけど、そういうのはみんな握りつぶしちゃう。何か他の原因で死んだことにしてしまうのだ。それで、内部告発なんかされて、時たま社会問題化する場合もあるけれど、その内部告発にしたって威張れるものじゃない。中には正義感に駆られてやる人も少しはいるのかも知れないけど、たいていは自分の上にいる人間の足を引っ張るためにやっている。あいつがいなくなったら、次は俺が助教授になれるなんて。
中略
薬全般に対して、だから医者の側にはバイアスがはいっている。特に大学病院なんて、たとえばステロイドの治験をさせていただいて、研究費を何千万円もいただいている製薬会社の悪口は、絶対に言えないようになっているのだ。厚生労働省のお役人だって同じこと。利権や天下り先のことを考えると、とりあえず自分の任期の間は無難に過ごして何も変えまいとする。
 そうしたら正しいと思うことも言えなくなってしまう。薬害エイズの問題だって、根っこは同じ。あれほどひどい薬害じゃなければ、そんなもの今でもいっぱいある。

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