脱ステロイド、脱保湿、脱プロトピック療法 を行っている佐藤健二先生のブログ
Header

皆様

山中先生は1年間の大阪市立大学病院皮膚科での研修を間もなく終了し、阪南中央病院皮膚科に4月初めから復帰されます。毎日の病棟診察と月曜日木曜日の午前の外来診察と金曜日の手術を担当されます。ご期待ください。

皆様

女性は直ぐ入院可能です。入院のご希望があれば、近医に入院希望の紹介状をいただくか当院を受診して入院を申し込んでください。

皆様

阪南中央病院の成人男女のアトピーベッドは近々退院が多く出る予定です。入院待ちは短くなると思います。入院治療ご希望の方は受診、あるいは近医に紹介してもらってください。皮膚科は火曜日と木曜日が受診日です。午前8:30-11:30にお越しください。近医に入院治療の紹介をいただかれた方は、阪南中央病院の医療連携課にご連絡ください。近医から直接医療連携課にご連絡いただいても結構です。
電話 072-333-2100 (内線285)

以下は5/17に「とまり木」で話した内容を簡潔に纏めてくださったものです。非常に分かり易いので、私のブログに載せさせていただくことにいたしました。なお、大阪弁でしゃべった内容を記したのは掲示板(近畿中央病院・阪南中央病院 アトピー患者の交流の輪を広げよう!!)に出ています。

とまり木まとめ  2019/5/17(金) 19:00~20:00

●本日のテーマ:プロアクティブ治療

・プロアクティブ治療というのは、アトピーが悪くなる前に前もって予防的に薬を塗るという方法。最初の時に毎日かなり強い薬を塗って、炎症を治めてしまい、炎症が治まった段階で、1日おきとか2日おきとかだんだん間を空けていき、順番にずっと減らしていこうというもの。

・ただし、プロアクティブ治療には、いろんな問題点がある。
プロアクティブ治療というものを最初に言い出した人の論文でも、1日ステロイドをやめようとしてやめられ無かった重症の人は除かれている。
いつステロイドを辞めるのかというのがわからない → いつまでも続ける事になる

・プロアクティブ治療とステロイドをやめるための塗り方というものの違いは、皮膚に炎症をおこさせないか、皮膚に炎症を起こさせて、自分の皮膚でステロイドを作るようにさせるかである。

・重要なところは、ステロイドを作る臓器は人間の体の中で、腎臓の上にある副腎と皮膚の2つがあること。
内服・点滴が副腎でステロイドを作るというのを抑制するのと同様に、ステロイドを塗ると皮膚でもステロイドを作らなくなると考えられる。

・塗るのをやめて悪くなるという状態がなかったら、ステロイドを皮膚が作らないようになる。作らなければならない炎症があるからこそステロイドを作っていこうとする。
悪くなることがないと、その皮膚は良くなっていかない。

・ステロイドを塗りながらちょっとずつ減らしていく場合に、絶対必要なのは、必ずある程度悪くさせるということ。

・プロアクティブ治療は炎症を起こさせないようにするから、皮膚が自分でステロイドを作ろうとすることを抑制してしまう。

・自分でステロイド作らせようとしたら、炎症を起こさせんといかんから、いったんは悪くなるくらいまで、間を空けないといけない。皮膚がステロイドを作る能力が出てきたら、何にもなしでもいけるようになる。

【ポイント】

・ステロイドホルモンを作るのは、副腎だけかと考えられていたが、実際は副腎だけじゃなくて皮膚でも作られている。

・皮膚にステロイドを塗ると、皮膚がステロイドを作ることをさぼってしまうので、ステロイドを塗るのをやめたら、どかっと悪くなる。

・皮膚にいったんステロイドを使って、ステロイドを作らなくなっている人に元のステロイドを作らせるためには、皮膚に炎症というストレスを与えてやらないといけない。

皆様

山中先生が4月から1年間大阪市立大学病院で専門医のための研修を始められますので、皮膚科常勤医は佐藤一人になります。色々ご迷惑をおかけするかもしれませんがご理解ください。
外来の診察は、佐藤は火曜日と木曜日の午前と変わりませんが、山中先生は木曜日の午前の外来診察に来てくださいます。大学病院へ帰る必要があり、診察は12時で終わらせていただきます。この点についてもご理解ください。