脱ステロイド、脱保湿、脱プロトピック療法 を行っている佐藤健二先生のブログ
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脱ステロイド中の喘息への対処

1月 3rd, 2022 | Posted by 佐藤 健二 in 未分類
皆様
今の喘息治療では、ステロイドを使用できない患者さんの場合は、ロイコトリエン受容体拮抗薬とテオフィリン徐放剤の使用と、発作時には短時間作用型β2刺激薬の使用が勧められています。喘息症状が出れば一般内科や呼吸器内科を受診します。その場合、ステロイド吸入治療がまず勧められます。アトピー性皮膚炎の脱ステロイド治療をしている人は、「ステロイドの吸入をすれば喘息は良くなるし皮疹も良くなると思います。しかし,喘息が良くなってステロイドを止めるときに皮膚が激しく悪化する可能性があります。このため,可能な限りステロイドを使わない喘息治療を希望します。」とお伝えした方がいいと思います。脱ステロイド医としてはこの希望を叶えてくださる内科医の増えることを希望いたします。
私は喘息には詳しくないですが、喘息治療の基本は、①抗炎症薬で気道炎症を抑制することと②気管支拡張薬で症状を改善させることです。①のためにステロイドを使います。②のためには次に述べる色々な薬があります。気管支拡張剤は、1)β2刺激薬として、短時間作用型にはメプチンエアー、サルタノールなど、長時間作用型にはセレベント,オーキシス、オンプレスなど、2)抗コリン薬として、短時間作用型にはアトロベント、長時間作用型にはスピリーバ、シーブリ、エンクラッセ、3)キサンチン誘導体(アミノフィリン)として、テオフィリンなどがあります。4)ロイコトリエン受容体拮抗薬として、オノンなどがあります。最近はジェネリック医薬品が多いので、名前は色々ありますのでご注意ください。
命の危険があるときはステロイドの使用は仕方が無いでしょうね。

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