脱ステロイド、脱保湿、脱プロトピック療法 を行っている佐藤健二先生のブログ
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アトピー性皮膚炎
ステロイドより非ステロイド治療が良さそう!

アトピー性皮膚炎の治療ではステロイド外用治療が第一選択として推奨されています。隠れた炎症を抑えなければならないという理由で皮疹のない部位にまでステロイド外用が勧められていす。しかし、当院も参加した6ヶ月の非ステロイド前向き治療研究の成績は、ステロイド外用治療より良さそうな結果でした。この結果をお示しするとともに非ステロイド治療の理論と実際をお話し致します。

日時:2016年7月30日(土) 14:00から(13:30から受付)
講師:佐藤健二 (皮膚科部長)
場所:阪南中央病院 2階講義室
参加費:無料

皆様

 長野駅へ向かう「しなの3号」が後1時間というときに、激しい雨が降りました。わー大変と思いましたが、長野へ着くと晴れており、少し暑いですが湿気の少ないさわやかな風が吹いていました。幸先がイイナ、と感じました。
 講演会会場は駅から2分ほどで非常に近かったです。おまけに皆さん、Mさんのおかげで、広いすばらしい会場の使用料がタダです(こんなことは初めてです)。子供が泣けば会場の隣に遊ぶ場所があります。至れり尽くせりでした。お世話していただいたMさんに大感謝です。また、朝4時半起床だったので着いたときはお腹がすいており、準備していただいたおいしい昼食を満足して食べさせていただきました。
 12:15に会場を開けると、20名ほどの方が入られました。その後もどんどん増え、50名は超えたのではないかと思います。長野市の人口は38万人ですので、大変多い参加者数です。準備にはMさんをはじめ、成人体験談を話してくださったO様、乳幼児体験談を話して下さったK様などがお手伝いしていただきました。そのほかにもお手伝いしてくださった方がおられましたが、私は把握しておりません。この場をお借りしてお礼申し上げます。いつも通り、遠藤さんの采配は見事なものです。

 アトピックの紹介を遠藤様に行なっていただきました。

 講演内容は、今年の7月4日に掲載になった、演者4人も共著者である論文「6ヶ月間アトピー性皮膚炎患者にステロイド外用剤を用いずに経過観察した前向き研究」を含めて次の演題でした。佐藤健二「入院する赤ちゃんの問題点」(アトピー性皮膚炎のステロイドの副作用を問題にするようになった経緯を紹介)、佐藤美津子「赤ちゃんのアトピーは自然に治ります」(上記論文に含まれる症例で、6ヵ月後に劇的にきれいになった症例の紹介あり)、藤澤重樹先生「子どもの湿疹こそステロイドを使うな」(ご自身で診察された患者さんのステロイドを使用しない治療は、ステロイドを使う治療よりはるかにいいことを分かりやすく説明される)。乳幼児患者向けの講演はここまで。
 乳幼児の体験談はK様の話は感動を誘いました。遠藤様の話はいつも通り分かりやすいです。
 この後で質疑応答に入り、活発な質疑がありました。感染症にかかった場合の外用治療などの質問。

 後半の成人の部では、佐藤健二「治らないアトピーになぜ脱ステロイド・脱保湿?」(成人の重症例で特にステロイドを使わない治療が使う治療より改善率の良いことを説明)、水口聡子先生「ステロイドによるアトピーの経過」(ステロイド離脱の経過の詳しい分類を分かりやすく説明。幼少期に少し外用して皮疹がなくなっても成人して危険なこともあるので注意との警告は重要)。
 O様とM様の体験談を聞きました。大変分かりやすいお話でした。
 質疑応答も活発であった。発汗の痒み対策など。

 以上のように大成功でした。

 講演会の後で、懇親会を開きました。15人ほどの参加です。ワイワイがやがやと楽しく過ごしました。Maさんがわざわざ来てくださって参加されました。2次会は信州そばを食べに行きました。私はまた、たくさん食べてしまいました。長野は比較的涼しくて、リラックスできました。

 皆さん、2016年9月18日(日曜日)に山梨県で第36回のアトピックの講演会を開催いたします。広報よろしくお願いいたします。
 防災新館(やまなしプラザ) オープンスクエア
http://yamanashi-plaza.com/
甲府駅より徒歩5分程。

佐藤健二

この週末、7月17日(日曜日)に長野県の「長野市会館 吉田公民館 多目的ホール」において、アトピックの「アトピー性皮膚炎講演会in長野」が12:30-16:30の時間で開催されます。多数ご参加ください。参加費無料です。詳しくは
http://mixi.jp/view_event.pl?comm_id=1758719&id=79982074
をご覧ください。

アトピー性皮膚炎を考える ~お肌のこと悩んでいませんか?~

趣旨
 ステロイド外用薬(以下、ステロイド)はアトピーの治療薬として標準的に使用されているが、ステロイドの使用を続けてもアトピーが完治せず、むしろ症状が悪化したり深刻な離脱症状が現れるケース(ステロイド皮膚症)がある。深刻な身体症状に加え、外見を過度に気にして人間関係に不安を抱えたり、治療のために休職や離職を余儀なくされるケースもあり、社会生活全般に渡って大きな困難を抱える。
 このような実態は社会的に認識されておらず、東北地方ではアトピー患者の交流やステロイド問題を扱った団体は存在しない。この中で当事者は、治療を続けても一向に回復しない中で不安や悩みを抱え込んでしまったり、周囲から理解されずに孤立する現状があり、本企画を通じて社会的な理解を形成していく。

 また、本企画はカランコロンのキックオフイベントでもあり、サークルで活動するメンバーの募集も同時に行う。

日時:2016年7月3日(日) 14:00~17:30
会場:仙台市市民活動センター 6階 セミナーホール
・JR仙台駅西口から徒歩約15分(約1.1km)
・地下鉄南北線「広瀬通駅」西5番出口すぐ
・地下鉄東西線「青葉通一番町駅」北1番出口徒歩約6分(約450m)
・市営バス「商工会議所前」徒歩3分

参加費:無料

講師:佐藤健二先生(阪南中央病院皮膚科)
(1)ステロイド外用薬を使用した皮膚炎治療について
(2)皮膚科医療を取り巻く環境
(3)佐藤先生自身がどのような経緯で今の治療法を目指してきたか

主催:皮膚炎患者サークル カランコロン
連絡先:calancolon.tohoku@gmail.com(木村)

アトピー性皮膚炎講演会が栃木県宇都宮市で開催されます。
妊婦さんや、乳児湿疹・アトピーのお子様がいるご家族の方、大集合!
奮ってご参加ください。

演者と演題
藤澤 重樹先生
「乳幼児の湿疹・アトピーにステロイドをを使ってはいけない--エビデンス(医学的根拠)が示す、その理由--」
水口 聡子先生
「ステロイドが処方される前に乳児湿疹を治す為には」
「こんなに違う!ステロイドを塗らなかった赤ちゃんと塗った赤ちゃん」
「ステロイドによるアトピーの経過:脱ステロイド・脱保湿療法とは」

開催場所
宇都宮市総合コミュニティーセンター 大集会室1FA・B
〒320-0845 栃木県宇都宮市明保野町7-1
  (宇都宮市文化会館の隣)

交通
無料駐車場有り
JR宇都宮駅を下車、宇都宮市文化会館行きバスまたはタクシーで
東武線南宇都宮駅より徒歩7分

開催日時
2016年5月19日(木)
午前10:00-11:30

参加費
無料 (申し込み不要、先着順、定員100名)

その他
託児あり (2F託児室) 要申込 無料 定員10名
STAFF連絡先 21世紀ひよこの会
   宮田 090-4168-0019 大根田 090-2362-5491

主催
学校法人 宇都宮市さつき幼稚園
協賛
ステロイド依存のアトピーをなくす研究会(代表:水口 聡子)