脱ステロイド、脱保湿、脱プロトピック療法 を行っている佐藤健二先生のブログ
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第29回アトピック大分講演会報告

 講演会前は色々と事件が起こりました。まず、大分駅を出たとき、暗い工事中の出口ではなく明るい方へでて、コンパルホールどこですかと尋ねると、そこを出て直ぐ左です、といわれ従いました。何のことはない間違ったホールを教えてくれました。実際は暗いほうの出口を出て行かなければなりませんでした。重たいキャリーバッグを引きずりながら高校生に道を尋ねると、同じ方向へ行くから一緒についていってあげると、自転車に乗っていながら私の歩く速度にあわせて進んでくれました。そこの丸い壁の建物ですと、教えてくれました。大分の人は優しい。感激です。
 講演会場に入ると本日の世話をしてくださる方が全員集まっていて、準備を始めていました。私はコンピューターの係りで、プロジェクターにつないで映像が映るかどうかを調べ始めました。ぜんぜん映りません。コンピューターを替えても映りません。ただ、時々映りますが直ぐに消えます。時間はどんどん進み、開演時間に近づきます。参加者に入場していただきました。参加者の前で、心は「どうしよう」と焦っていましたが、顔には出せずです。結局、プロジェクターにつなぐコネクターの接触が悪いことが分かり、コネクターを替えると映るようになりました。ちょうど開演時間になったときです。 やれやれ。
 講演会は順調に始まりました。参加者は開場とともに席をほぼ埋めるまでにたくさん来てくださり、追加で20脚ほどいすを追加しました。始まりの挨拶に続きアトピックの説明がありました。講演内容は、佐藤健二が「治らないアトピーになぜ脱ステロイド・脱保湿?」を、佐藤美津子が「赤ちゃんのアトピーは自然に治ります」を、水口聡子先生が「ステロイド外用剤によるアトピー性皮膚炎の経過と問題点、成人型アトピーという病名がもたらす、言葉の混乱と整理」を述べました。それぞれゆっくりと話しましたので、よく理解していただけたと思います。
 休憩時には、初めての試みとして、トランペットの演奏をしていただきました。非常に上手でした。良くあれだけ息が続くなと感心しました。
 患者体験談は、まず、大分講演会を計画されすべての準備をした下さったFさんの子どもさんの話です。症状がひどかったときの写真が写されている間は殆ど言葉がなく、会場内がシーンとしていましたが、初節句のときに良くなった写真が出ると、ほっと安堵の声がでました。Eさんの話は多くの患者さんの写真がでました。そして、成人患者さんの子どもさんへの思いをバックグランドミュージックのようにしっとり話されました。成人患者さんの体験談では、Oさんが自分の2回の入院経験で得た対処方法を述べてくださいました。Oさんを見てもアトピー患者さんとはまったく分かりません。最近は少し化粧もしているとのことでした。Iさんの体験談は、かなり詳しい対処方法が紹介されていました。
 質疑応答は二つだけにしました。九州には脱ステ医がいないことが残念な内容として浮かび上がりました。
 今回初めての試みとして、子どもと大人を別にして個別相談をしました。十数人の方が参加されました。あまり時間が無かったため十分な話し合いができなかったのが残念です。
 今回の講演会は地元の方だけ殆ど準備され、時間もあまりなかったにもかかわらず講演会のことを新聞にまで掲載していただけるなど、大成功でした。参加者も非常に多かったです。
 講演会の後、おいしい昭和時代を思わせるたたずまいの居酒屋でおいしい料理をいただきました。感激です。二次会で私は好きなソース焼きそばを二皿平らげました。おいしかったです。O様、最後までお付き合いくださりありがとうございました。
 大分の講演会のお世話をしていただいた方全員にお礼を申し上げます。
2014.11.3 佐藤健二

皆様

2014年冬季のアトピックの講演会を 
11月2日(日)
13:00-16:00 に
JR大分駅近くの コンパルホール 4F・400会議室 
で行います。

多数ご参加ください。

皆様

 福井講演会は大成功でした。現地の方の宣伝活動が功を奏して、多数の親子連れの聴講がありました。都市の人口数からすると本当に大入り満員と言う感じです。席が200もありゆったり座っていただけ、授乳室もあったりで、こられた方には大変満足していただけたのではないかと思います。驚くなかれ、東京からKiさんが応援に来てくださいました。また、私の大失敗がありましたが、Eさんや現地の方のおかげで、私の大失敗をカバーしていただけました。E様、現地の皆様、平伏して感謝、感謝、感謝です。

 北陸地方の豪雨のため、サンダーバードの到着が遅れ、折り返し運転の出発が20分遅れました。敦賀への途中も少し徐行があったために、佐藤二人は敦賀へ30分遅れて到着いたしました。この電車の途中でEさんからメールが入り、私の大失敗が分かりました。心臓はドキドキでしたが、すぐ対策を採っていただけることが分かり、少しだけ安堵しました。
 到着するとすぐに現地の人々との講演準備の確認が始まりました。私たちはお昼弁当を食べていただけですが。司会(Tさん)と成人患者体験談(Koさん)のお二人は、2回目と言うこともありゆったりしておられました。現地の人々はしっかりしておられ、確認作業は簡単に終わり準備に入りました。その途中でKiさんが現れ、色々と手伝ってくださいました。
 到着した当座は聴衆と思しき人はほとんど見当たらず心配していましたが、会場を開放しますと、入るは入るは、すぐに半分くらい埋まってしまった感じでした。親子連れの参加が目立ち、現地の方の広報が幼小児関連施設であったことが非常に効いているなとすぐに感じました。最終的には100人近く参加されたのではないかと思いますが、正確な人数はEさんのほうからご連絡があるかと思います。
 子供向けの1部の司会者は、以前に成人体験談をされておられますので、余裕たっぷりに分かりやすい司会をしてくださいました。
 講演時間にかなり制限があったので、講演内容は少し減らす必要がありました。話すスピードを上げるより、焦点を絞ってゆっくりと分かりやすく話すほうが、初めて聞かれる方にとっては分かりやすいのではないかと思いました。話す内容は、世間で言われていることと大変異なる内容なので、理解する時間的余裕は十分あったほうが良いように思いました。話し残したことがあるのは話す者にとってはつらいことではありますが、質疑応答などで出てくれば話すというようにするしかないと思います。
 子どもの体験談(Mさん、Fさん)は大変説得的でした。また、お話も大変上手でした。写真も説得力がありました。何回か経験されておられと思うほどでした。
 休憩時間にITSANのアニメの日本語版を流しましたが、あまり見ていただけていなかったようです。提案ですが、1.皆さんに注目して聞いていただく時間をとる、2.英語の声を出さずに、日本語を読んで聞いていただく、というのはどうでしょうか。読むだけより内容が良く理解していただけるのではないかと思いました。
 現地の方の司会(Uさん)も大変上手でした。多数回のご経験をお持ちかと思うほどです。体験談(Tさん、Koさん)も分かりやすかったです。ご苦労様です。成人の話だけを聴きにこられた方は少数でしたが、やはりおられました。子ども用と大人用の二部制はやはり続けるべきということでしょう。
 全体をうまくコントロールされるEさんの采配はさすがですね。ご苦労様でした、またありがとうございます。そのほかの現地の方のご努力(上にお名前をお載せした人以外に、Saさん、Seさん。そのほかにお名前が出ていなかったらごめんなさい)があってこのようなすばらしい講演会を開くことができたと感謝しております。ご苦労様でした。
 懇親会も予定より人数が増え、わいわいと楽しく行えました。料理もおいしかったです。話も大変盛り上がっていたようです。

以上、簡単な福井講演会のご報告とさせていただきます。

佐藤健二

皆様

 3月21日の大阪講演会のご報告をさせていただきます。
 当日は、3連休の初日の金曜日ということもあり、超満員とまではいきませんでしたが、120名ほどの参加がありました。子ども編と大人編の2部制にしたので、ゆったりと話を聞いていただけたと思います。可能な限り2部制を続ける方がいいように思います。講演者の前にタイマーがありましたので予定時間はほぼ守られていました。そのため、運営は大変スムーズでした。
 第1部で、藤澤重樹先生は「ステロイドはなぜいけないのか? エビデンスから解るその理由」、佐藤美津子先生は「赤ちゃんのアトピーは自然に治ります」と題して講演した。両者共に、ステロイドを使わない治療をすると、ステロイドを使わなかった子供よりステロイドを使った子どもの方が治癒まで長時間かかると自分のデータで説明がありました。後者の講演の中には、赤ちゃんのアトピーの治療には食事が重要と説明がありました。栄養士の渡辺雅美先生は赤ちゃん用の食事では、バランスの良いことと少しだけ薄味だがおいしい味付けをすることを強調された。
 患者体験談では、ステロイドを止めるといったんひどくなるが必ず良くなるから頑張るように、との呼びかけがありました。また、きらきら星での対話やmixiなどでの励ましあいが大変有効であることを強調されました。会場ではもらい泣きがみられました。
 第2部では。佐藤健二により、アトピー治療について今と昔の比較がされ、ステロイドの無い頃の方が良い治療成績であることが紹介された。今の治療成績の悪化はステロイドの使用によると説明があり、その治療方法である脱ステロイドと脱保湿療法が詳しく説明された。
 成人患者体験談では、ステロイドだけでなく保湿も止めて良くなったこと、いったん脱ステロイド脱保湿で良くなったが、安心して保湿をすると再悪化することが紹介された。また、「ステロイド外用剤を使用しないという選択肢が無いのはおかしい」と今の治療環境の異常さの指摘がありました。
 質疑応答では、余り個人的な質問はなく、講演内容の質問が多かったように思います。大阪では近くに受診できる所があるからでしょうか。
 今回の講演会には東京からIさんとEさんが応援に来てくださいました。遠路はるばるご苦労様です。大阪近郊からは多くの方が応援に駆けつけてくださいました。ありがとうございます。
 懇親会では、多くの方が和気あいあいと話をされていました。二次会で私は少し飲み過ぎて、眼鏡入れを忘れて帰ったようです。眼鏡はポケットに残っていましたが、残念。
 今回も大成功でした。皆様ご苦労様でした。

他所には2013.5.20に報告させていただいたのですが、このブログへのご報告を失念しておりました。滋賀のお世話くださった皆様やその他の皆様、申し訳ございません。遅ればせながらご報告させていただきます。

第 23回アトピック講演会(滋賀2013.5.19開催)報告    
2013.5.20
 5月19日は午後から雨になるかもしれない天候でしたが、100名前後の方が参加してくださいました。事実、夕刻までには雨が降りだしました。しかし、会場は開場前から長蛇の列で、開場時間を早めなければなりませんでした。
  司会のTさんの開会の挨拶からM代表によるアトピックの説明、佐藤健二の前置き的講演、佐藤美津子と藤澤先生の乳幼児向けの説明、H様とN様の幼児の体験談、活発な質疑応答の後休憩をとりました。後半は成人編で水口先生、私の話があり、K様とTN様の体験談、また活発な質疑応答がありました。閉会のあいさつの後、懇親会は20名ほどの参加がありました。懇親会参加者の中にはわざわざ新潟県から講演会に参加したくださった方もおられ、話が弾みました。
 講演会前から広報で色々頑張ってくださった滋賀の方には本当に感謝です。
 準備から当日の司会や患者体験談をしてくださった3人の滋賀在住者の方は、大変上手でした。司会は、普段子どもたちに話をするのと同じような感じで分かり易かったです。体験談も文章が上手で、非常に分かり易かったです。そして、感動的でした。子どもの体験談も説得的でした。
 講演内容は少しずつ洗練されてきていると感じられます。今後もそれを伸ばしていけたらありがたいですね。
 アトピックからは、応援としてY様、K様、N様が来てくださいました。ご苦労様です。会場にはアトピー・フリーコムのE様(貴重なご意見をいただきました)と脱ステどうでしょうのN様(阪南中央病院入院中)が駆けつけてくださいました。ありがたいことです。
 総じて、今回も大成功と言えると思います。皆様ご苦労様でした。まずは簡単なご報告をさせていただきました。