脱ステロイド、脱保湿、脱プロトピック療法 を行っている佐藤健二先生のブログ
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皆様

 遅れましたが、11月23日に行われました第25回アトピー性皮膚炎講演会in伊勢のご報告をさせていただきます。

 開催地におられるY様やA様のお陰で、現地の応援スタッフがたくさん来ていただき、本当に助かった講演会でした。60名前後の方が参加されたのではないかと思います。行きの近鉄電車の窓から見える景色は田んぼばかりで駅の近くになって初めて家ばかりという所でした。人口比から考えるとこの参加人数は大変多いと評価できると思います。再度、Y様、、A様および現地のスタッフの方々ありがとうございました。
 司会のYMさま、ありがとうございます。初めての司会の大役でしたが、大変落ち着かれており会場は少しも混乱しませんでした。K様はアトピックの説明を原稿無しで規定時間内にきっちり収められました。前日午前三時まで寝れなかったとのこと。しっかり準備されたのだと思います。ご苦労様でした。各講演の先生方は少しずつですが講演が上手になられておられます。内容も少しずつより新しいものに変えていただき、いつも新鮮な感じです。ご苦労様でした。患者体験談は、幼小児(Y様、A様)と成人(YB様、N様)ともによく原稿が練られ分かり易くかつ濃い内容のものでした。ありがとうございます。質疑応答は、子どものことに関しては余りありませんでしたが、大人の方ではたくさんあり、時間が足りないくらいでした。質疑応答の進行でE様が上手に行ってくださいました。さすがです。
 懇親会は9名が参加されました。長野県からの参加者もおられました。和気あいあいと、ゆっくり話ができました。翌日にきらきら星がありますので二次会はなく、解散ということになりました。
 講演会の成功を喜んでおります。皆様ご苦労様でした。

第24回アトピック講演会(東京)報告

佐藤健二

 台風18号の日に行われた講演会でしたが、朝からフェイスブックなどで開催の有無の問い合わせが殺到しました。東京の皆さんにはやきもきさせましたが、大阪から参加の菊池代表、佐藤美津子、佐藤健二は40分遅れで会場になんとか到着しました。さすがに第1部の乳幼児編では参加者が少なかったですが、第2部ではかなりの参加があり、結局参加者は230人を超えました。ありがたいと思うと同時に問題の広さと危機感の多さに身が引き締まる思いでした。

 第24回の東京講演会は幾つかの意味で画期的でした。一つは代表が替わり、新しく二人の代表になったことです。お二人は新しい息吹をもたらすことのできる技能をお持ちで、前代表が築き上げられた成果を発展させることのできる能力をいかんなく発揮されたと思います。

 開演は5分遅れましたが、その冒頭に、バックグラウンドミュージックの流れる中、アメリカのITSAN(国際ステロイド外用剤依存ネットワーク:International Topical Steroid Addiction Network)が作り、新代表の訳した字幕が出るステロイド依存とその治療を示すアニメのさわりが映されました。そののち、新代表の挨拶とアトピックについての説明がなされました。子どもたちがステロイドで困らないために使用を控えることと、ステロイド依存の人には脱ステロイド・脱保湿を勧めることが説明されました。これらを実現するために、患者がステロイドや免疫抑制剤を使わない治療を選択できるようにすること、ステロイド・プロトピック・保湿剤に対する「依存症の存在」を認めること、小児の治療において「ステロイド・プロトピック」の使用を極力減らすことを求める署名活動の開始(2013.9.15から2014.9.14まで)を発表されました。

 第1部は藤澤先生(ステロイドはなぜいけないのか?エビデンスから解るその理由)と隅田先生(乳幼児の体重増加とアトピーの治療)、佐藤美津子(赤ちゃんのアトピーは自然に治ります)の講演で、子どもにステロイドを使わない方が早く良くなることが説明されました。お二人の感動的な乳幼児体験談の後、今回の講演会で初めての試みとして、パネルディスカッションが行われました。テーマは自由に掻かせるのが本当に良いのかという問題と食物アレルギー検査陽性の子どもに食物を食べさせることについて話がなされました。講演会中に集めた質問の中から多かったものについての質疑応答が少しありました。

 第2部の初めには再度新代表の挨拶があり、アトピックの目的や署名活動について説明がありました。そして、ISTANのアニメが終わりまで流されました。次に佐藤健二(難治アトピーに脱ステロイド・脱プロトピック・脱保湿)と藤澤先生(ステロイドを止めて自然治癒を得るにはどうするか)、水口先生(ステロイドによるアトピーの経過と問題点一脱ステロイド療法の成功のカギー)の講演があり、わかりやすいが感動的なお二人の成人患者体験談をお聞きした後で、前もって記入いただいた質問票を中心に質疑応答が行われました。質疑応答はポイントが絞られているためわかりやすい内容であったと考えます。

 閉会時にはビデオ画像が映されバックグラウンドミュージックが流れるなかで、幾つかの説明がなされました。11月23日の伊勢(三重)講演会、そして忘年会の開催予告もありました。12月14日(土)に大阪で、12月21日(土)に東京です。

 懇親会では、何人かの人に話していただきましたが、ぜひお知らせしなければならないことは、この講演会に参加するためにわざわざイギリスから来られ、懇親会にも参加された方がおられたことです。この方は佐藤健二の「患者に学んだ成人型アトピー治療、脱ステロイド・脱保湿療法」(つげ書房新社、佐藤健二著)を英語訳してくださる方です。ご自分も脱ステロイドをされ、ITSANに投稿されておられます。その中で、脱ステロイド・脱保湿の話をすると大変興味を持たれる方が多かったので、翻訳しようということになりました。ステロイド依存で困られておられる方は世界中におられます。国際的な活動が行えるならば必ずやアトピックの目的が達成できるだろうと考えます。その目的のため、アトピックのホームページも近々英語版ができることになっています。

 このように、新生アトピックは並々ならぬ決意で自分たちの目的を達成しようと頑張っています。皆様のご支援ご鞭撻があればさらに良い活動ができると考えます。私も一緒に頑張りますので、今後ともよろしくお願いいたします。

皆様

アトピックの第22回山口講演会のご報告をさせていただきます。

今回は大変笑いの多い和やかな講演会で大成功でした。

準備の段階でのTさんのご配慮が大変効果的でした。スクリーンの組み立て設置、場内のマイク、照明などの調整時間の必要など、やはり朝から会場を借りていて正解でした。りっぱなスクリーンについてA様に手配をしていただきましたが、藤澤先生は大満足でした。Eさんの会場設定の慣れたご指示も大変ありがたかったです。Ya様もご苦労様でした。準備の最終段階でお手伝い下さったYoさんも会場に来てくださいました。ありがとうございます。隅田先生もご参加くださいました。嬉しいですね。

アトピック代表のアトピックの説明は15分ほどかかりました。きっちり説明した方がいいと思いますので、時間はちゃんととっておくのがいいのではないでしょうか。

医師の講演は少しずつ良くなってきています。スライドの字が大きいことや話がゆっくりで聴衆は聞きやすくなっていると思います。しかし、話のつながりや内容の区切りが明瞭でない部分がありますので、この点についてもっと改善できるのではないかと思います。内容の重複はかなり減ってきており良い傾向です。笑いの多い講演もありましたが、もう少し笑いを入れるようにした方がいい講演もあるようです。

体験談は大変良かったです。時間は少し長いのがありましたが笑いは大変多かったです。それぞれに特徴のある体験談で、聴衆には大きなインパクトを与えたのではないかと思います。ありがとうございます。

質疑はかなりむつかしい内容のものもありました。聴衆が子ども関係の方が多かったのでこうなったのかもしれません。きっちり応えられるように勉強する必要があるようです。Y大学医学部の学生さんが参加され、アトピーと喘息とステロイド治療について質問してくださったのは大変印象的でした。医学部の学生さんの参加は嬉しいですね。

懇親会は15名で行いました。当日ご参加の方もおられて和やかにできました。入院された患者さんの参加もありました。料理はおいしかったですね。

翌日、A様に萩まで車で連れていっていただきました。A様ありがとうございました。武家屋敷は昔の面影を残していました。松下村塾を初めて見ました。実に小さな塾です。若い勤皇の志士たちが喧々諤々議論している様子を思い浮かべました。萩を去る時、こんな小さな町から明治維新を作り出した人々が多数出てこられたとは到底思えない様な静かな町だなあと感慨深くなるとともに、現代の松下政経塾に群がる二流三流の政治家たちの貧相さを思い出しました。

次は滋賀県での講演会です。頑張りましょう。

佐藤健二

11/3茨城講演会報告

2012年11月05日 | Posted by 佐藤 健二 in 講演会 - (0 Comments)

皆様

茨城講演会のご報告をさせていただきます。

 空気の良い筑波で晴天に恵まれ、講演会日和でした。講演会の前に昼食会で打ち合わせをしました。昼食はおいしかったです。女性だけがデザートと飲み物をもらえたのは「セクシャル差別だー」と言いたかったです。しかし、多くの方がお手伝いに来てくださっていることが分かって大変心強く思いました。

 前半の乳幼児向けの話と後半の成人向けの話で、参加者がいつもより多く入れ替わったようです。合計100名を超える参加者がおられたとのことです。やはり、2部制にするのがいいのかなとの感想です。既にIさんがアンケート調査の整理をしてくださいましたが、アトピックの考えをどんどん拡めていく必要があると再確認できました。

 講演についての私の感想ですが、S先生とM先生の話はゆっくりお話しいただき、内容も十分整理されており、言葉も一般の人に分かり易いように構成されていました。M先生は丁度20分、S先生は15分ほどでした。S先生にはもう少し多くのことをお話ししていただくことができるかと思います。MS先生は話すスピードをもう少しゆっくりとし、内容の区切りごとに緩急をつけてお話しいただくと聞く方は疲れないと思います。KSは、いくつかの異なった内容の繋がりについて分かり易く述べると聞く方は分かり易くなるのではないかと反省しています。F先生には、ご提案したき事があります。今回、私も10分長く話してしまいましたが、F先生は15分長かったです。講演時間についてはもう少し厳格に制限する必要があります。今回は質問が少なかったので何とか講演会の進行について問題は起きませんでしたが、次回からはきっちりとする必要があると思います。

 会場でのスタッフの活動は全く心配の要らないものでした。菊池さんの代表代理も、緊張はされてましたが全く恥じない代理の働きでした。アトピックに入っておられずに手伝ってくださった司会者の働きも落ち着いたものでした。質疑応答でアトピックのメンバーが行った質問内容の振り分けや質問に対する回答も見事なものでした。受付などの仕事をしてくださった人々もテキパキされてました。さすが、慣れた東京の人々、という感じでした。

 懇親会も当日の参加者がかなり来てくださり相当遅くまで一次会が楽しく開かれました。講演会場の周囲は繁華街ではなく、二次会は行うことができませんでした。M代表が来られていたら「けしからん街だ」などとぼやかれてたかもしれません。私は前日2時間半しか眠っていなかったので二次会があっても参加できなかったのではないかと思います。

 翌日、Kさんと私はYさんに筑波山観光に連れて行っていただきました。平野の中に突然ぽこっと突き出た山と言う感じの山です。ロープウェイで行こうとしましたが車の渋滞で乗り場に着けず、ケーブルカーに変えました。しかしここでも渋滞で、偶然小さな駐車場が見つかったので渋滞し始めた所から抜け出して車を止めてケーブルカーの乗り場まで行けました。全くラッキーでした。Yさんは幸運がたくさん付いている人のようです。しかし、ケーブルカー乗り場までと降りてからの山登りでは道が急でした。3人ともせいぜい言いながら登りました。上ると靄は掛かっていましたがかすかに富士山の冠雪が見えました。周囲は見晴らしがよく、風も心地よかったです。3人で記念写真を取って下山いたしました。そしておいしいそばを食べて、コーヒーを飲んで、別れを惜しんで二人はつくばエキスプレスに乗って帰途につきました。

 またまた大成功でした。

皆様
 本日(7/16)午後6時前に無事帰宅しました。私の自家用車で、少しの寄り道は有りましたが、320kmほどの走行距離でした。ちなみに、ガソリン1リットル当たりの走行距離は14kmでした。帰りに阪神高速神戸線で渋滞に会い、少し走行距離が落ちました。
 阪神高速がよく渋滞することがありますので早めに出発しようということで梅田発を午前7:00といたしました。1分遅刻者が一人いましたが順調な出発でした。渋滞は全くなく、淡路島の南の端にある宿泊ホテルに午前9時には着いてしまいました。講演会のお世話をしていただいたN様のお迎えの車に乗るまで、ホテルのロビーでのんびりと朝寝をしていました。お迎えの車に乗って講演会場の前を通過して昼食を食べに行きました。私は一人「牛肉ソバメン(名前を正確に覚えていません)」を食べました。他の人は牛丼です。
 さて、講演会場へ行き、30分前になり会館の人に早く部屋を空けていただき、がらんとした会場に3人座りの机を13台置いて、まああと椅子だけ2列位置いておけばいいかな、といってそれだけ出しました。しかし、受付を始めるとどんどん参加者が増え、結局会場にある椅子を全て出す必要がありました。正確な数は不明ですが、80人分ほどの椅子を出したと思います。話は少し戻りますが、「ここが会場です」と昼食のために通過するときNM様がお教えくださった会場の周囲はかなり水田です。「えっ、ここでするの」と思っていた気持は完全に吹っ飛びました。M様を中心として、講演会を支えてくだったご友人のご努力で非常に多くの方がご参加くださいました。アンケートをちらちら見ても、ご友人やあちこちに置いていただいたチラシのおかげで知ることができて参加された方がかなりの数おられました。元木様、支えてくださった皆様本当にありがとうございました。会場周辺の人口密度からすれば今回の参加者は桁違いに多かったことになります。
 講演会は乳幼児編と成人編に分けて行いました。藤澤先生、水口先生本当にありがとうございます。吉沢先生も参加してくださいました。講演会の内容は大変有意義であるとの評価が圧倒的です。また、質問もたくさん出、非常に活発な質疑応答でした。この点でも良かったと考えております。また、体験談は大変良くもっと聴かせてほしい旨のおほめの言葉がありました。KO様、KI様、NN様、M様ありがとうございました。
 懇親会でも現地で数人の追加のご参加があり、大いに話が盛り上がりました。
 今回の講演会は準備について、患者さんがお一人だけであったにもかかわらずうまくできたことは銘記すべきことと思います。勿論気のあったご友人のご援助があったことが成功を確実にしたことです。このような方法もあるのだなと実感いたしました。
 次回は北海道です。良く似た状況がありますので淡路を参考にして良い講演会ができればと思います。
 帰りの途中で鳴門の渦潮と北淡震災記念公園を見てきました。渦潮は直径10mほどの物が見えました。震災記念公園では野島断層保存館で活断層のすごさを見てきました。大飯原発3号4号機のすぐそばと冷却水注入ルート上に活断層があるとのこと。そんな所で原発を稼働させることを考えるとゾッとしました。
 第19回アトピー講演会 in 淡路の簡単な報告とさせていただきます。